余熱火照った身体。
洗いたての髪から落ちる雫。
扇風機の風を受けただ座る。
"誰にも見せない"
無防備な時間。
部屋の中にはまだ昼間の熱気が残っていた。
夏休み照らす日差しとぬるい風。
扇風機の音だけの部屋。
飲み残しの麦茶。
読み終えた文庫本。
遠くに聴こえる蝉の声。
夏は、まだそこにいた。
夏の雨
夕立の後の静けさ。
アスファルトの濡れた匂い。
ひんやりとした風。
夕暮れの光を映した路面。
振り返るとき。
黄昏時柔らかな光と誰も居ない部屋。
街の灯りと冷たいベランダ。
回り続ける扇風機。
夜の風が部屋を抜ける。
※掲載画像はAI生成によるオリジナル作品です。