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ねこかぶり帽


0.はじめに

少し寒い地方に住む友だちに、冬のあたたかい帽子を作ろう!とまだ暑いさなかに編み始める。
かなり昔にフワフワの並太毛糸で編んだことのある猫型帽子の話を、先日友だちへの手紙に書いて、またできたら編むよ!と言ったら思いのほか楽しみにしてくれているようなので。

1.ちょうどいい毛糸がセリアにあった

その名もNewドリームキャット。色も猫の毛みたいなものがあって、グレイの混色のものを適当に6玉、少し色の薄いベージュ系混色のものを2玉ほど買う。

ふわっふわのつるっつる

じゃっかんひと玉のボリュームが少ないな…と思いながら編み始める。
それが後になかなか困ったことになるとは。

2.頭部分を編む

ベースは濃いグレーの混色糸で編み、鼻のあたりは白っぽい糸に替えて、ハチワレ的な柄にしよう、と編み始める。
増やし目や減らし目は本当に適当。編んではほどき、を繰り返す。

ハチワレにすべく真ん中に空きを作っている最中

白い糸は並太で毛羽のないタイプの余り糸を使う。耳はこま編みで後からつけた。形が気に入らず、つけてから少し編み足す。

最初にできた感じの頭

中には綿を詰める。

3.胴部分をつくるのと頭部修正

ロシア人が冬にかぶるような円筒状の、もう少しボリュームがない前後に長い感じをイメージしながら、最初に天井部分から細長い楕円形に編み始める。じきに毛足の長さで訳が分からなくなって、それでもなんとか丸まってくる。途中で飽きてしまい、モチベを保つために頭を先につけてみた。

胴の途中で頭をつける

顔の白い所が凹んでいる感じが気になって、少し悩んでから白い同じ毛足の長いやつで上からかぶせるように編むことにした。
おっと白は買ってなかった。それに最初の心配通り、ひと玉がすぐ終わってしまうのでグレーも無くなってきた。すぐさまセリアに向かう。

4.毛糸の在庫がない! 放浪と買占め、そして胴体完成

最初に毛糸を買った近隣のセリアでは、すでにグレー混色は在庫がなく、グレー単色しかなかった。白単色を買うついでにグレー単色やベージュ混色など使うかも知れない近辺をまとめて10ほど買う。

しかし基本の色が足りなければどうにもならない。
ということで少し離れた店舗に向かう。と、そこにはグレー混色がまだ6玉くらい残っているでは! 全部買う。それでも足りるか少し心もとない。

帰ってからすぐ、顔の修正。かぎ針で上からかぶせるように編み留める。

顔を編み足して直す

おお、それなりにさまになっているでは。
毛糸も補充できたので心置きなく胴体を編む。それでも手足を編む時に足りなくなっても困るので、胸元を白い糸で編んでみる。

ついでに尻尾も編んでとりつけてみる。
ネコ感が増した。

頭と尻尾のついた猫かぶり帽子

なんかこれだけでもう完成でも良いのでは? と少し思ったが一応手足もつけてみよう。

5.手足を編んで本体に留める

こんな感じでつけてみよう、とまずはイメージ画を。

ざっくりとイメージした手足

手足は平たい板のように長編みで長さをつくっていく。幅は6目くらいで長さは適当。ひらひらした感じでとりつけるが、イカみたいな感じになったので、脇近くから足先近くまで筒状に留めていった。足先は少し広めになっていた方が可愛いかと敢えて筒にせず少し開放する。

手足の作り方 ぞんざいな図解

そしてひととおり完成!
なんか、手足が長い…特に前脚が異様に長い。そして微妙に足先の開放部(裏側)が上を向いてしまう。
帽子としてかぶるとしても、邪魔な感じだね。

スマートな猫帽子

6.前足をいったん切り離し編み直して本体に留め直し完成

ハサミで根元あたりから両前脚を切り離し、切りくずの糸を取り除いて前脚の切り口を整え、少しほどいてから本体に付け直す。
裏側が見えにくいように気をつけながらつけていく。
口で言うのは簡単だが、これをレクチャーしてくれ、と言われたら多分無理。
ちなみに足先はすべて白またはベージュからの白とする。直しとかが発生した場合の予備のグレー混色を温存するため。

できました!

猫かぶり帽完成

モデルさんにかぶっていただいた。

後姿のみ

いかがでしょう? と聞いてみたら、前脚がジャマだ、と。
腕組みをするように前でしばるとあんがい良い感じになった。

腕組みのようす

反省点など、あれば

ただの置物としてもネコ感があって良し、胸元に抱くとすべすべフワフワもこもこで少し癒される、かも。
かぶった時に急にワガママボディの猫ちゃんになるところもまあ、ご愛敬かな。明日にでも友だちに発送しよう。

セリアに問い合わせをしたら、店頭で注文ができると判ったので早速本日、近くのセリアに行って、棚に目的の色がないのを確認してから、店員さんに注文をお願いしてみた。もう一匹グレイ系の猫を編もうと思ったので。
しかしタブレットで見てもらったら、欠品だとのこと。
そして、店ごとの在庫管理はAIがやっているので不足しても入荷があるとは限らない、とのこと。
便利なような不便なような世の中だね。
とにかく、気になった糸はすぐにできるだけ手に入れておいた方がいいのかな。安くて使い勝手のよい毛糸は特に。

結果的にグレイ混色を10玉以上、白とベージュを2玉以上は使った気がしますが、記憶がすでにスベッスベで……もう少し使っているかもです。

おしまい