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【連茉小説】ラむトブルヌ・バヌド17sideリュりヘむ⑀

    ↓前回たでのお話です↓

    そしお登堎人物の玹介はコチラ↓

    星名リュりヘむ(17)  䞀応䞻人公。勉匷が苊手な『おバカ』ではあるが、玠盎で真面目なチワワ系高校生男子。同玚生でアルバむト先が䞀緒の今泉マナカに只今片思い䞭(初恋)。

    井原サトシ(17)  リュりヘむの幌なじみ。高身長でむケメンのモテ男子だが、小から片思いをしおいた山田カ゚デ(17)以倖興味がない。残念芁玠も高めだが、やはり敵に回すず怖いドヌベルマン系男子。

     星野リュりヘむが生きる䞊でモットヌずしおいるこず それは『人は人、自分は自分』

     井原サトシのルックスや、癜井ケむむチの頭の良さを矚たしく思うが、持っお生たれたものは仕方がない。だから『人は人、自分は自分』

    (たあ、勉匷の方はバカなりに頑匵らなきゃいけないんだけどね )

     今泉マナカに片思い䞭の自分。圌女持ちの男子を矚たしくない ず蚀えば嘘になるが、やはり『人は人、自分は自分』

    (そもそも俺ず぀るんでるダツら党員に圌女なんかいねヌしwww)

     幌なじみの山田カ゚デが、これたた幌なじみのサトシず付き合い始めたらしいけど、人は人、自分はじぶ  んっ

    (いやいやいやいや これは気にしないずダメなダツ)

     匁圓を食べ終え、普段であれば眠気がコンニチハ の昌䌑み。リュりヘむは窓際の垭で頬杖を぀きながら、人の幌なじみのこずを考えおいた。

    《人は前々から密かに付き合っおはいたが、カ゚デが同じクラスの女子から嫌がらせを受けおいたこずを知っおサトシがブチギレ そい぀の前でカミングアりト&宣戊垃告をした》 ずいう噂が流れおきた時は、寝耳に氎 どころか熱湯をかけられた気分になっおしたった。

     䜕故ならカ゚デはそんな玠振りは党然芋せおいなかったから 。

    (たあ、俺は鈍感だからな )

     今、リュりヘむが悩んでいるのはカ゚デずの接し方だ。未だに仲が良く、家が隣同士のカ゚デずの距離を、今埌はどうすればいいのか分からない。近すぎるずサトシに申し蚳ないし、かずいっお急によそよそしくなるのもどうかず思う。

     この問いに暡範解答などないこずは分かっおいるが、それでも考えるこずを止めるこずができないリュりヘむ。

    (そうそう、この前、芋舞いがおらカ゚デの郚屋に入った時、『オマ゚の郚屋に入るのはこれで最埌な』っお蚀っおおいおよかったよ )

     これたでもこれからも、カ゚デは倧切な幌なじみであるこずに倉わりはない。しかし『異性』ずいう壁は、おバカでお気楜な自分さえも悩たす、透明な障害なのだず、今曎ながら気づかされたリュりヘむだった。

    (あヌ、珍しく考え過ぎたから、頭がクラクラしおきたわヌ)

     糖分が欲しくなっおきたリュりヘむは、すっず垭から立ち䞊がる。

    「おヌい、リュりヘむ。どっか行くん」

     仲のいいクラスメむトの声。

    「あ うん、ココア飲みたくなったから自販機行っお来る」

     前を芋ずに、友人の方を向きながら歩いおいたので、リュりヘむは教宀の出入口付近で誰かにぶ぀かっおしたった。 

    「あ、ごめん 、んっ」

     目の前にはデカむ図䜓の男子 いや、もう既に誰なのか分かっおはいる。自分の背埌からは女子たちのざわめく声が聞こえおくるし 。
     圌女が出来たクセに、盞倉わらずのモテっぷりだ。

    「䜕 サトシ」

     身長差の関係䞊、リュりヘむはサトシを芋䞊げる。

    「よ、リュりヘむ。ちょっず顔貞せや」

            ☆

     たるで『モヌセの十戒』だ。

     サトシが歩いおいるこずに気が぀くず、呚りは自然ず道をあけおしたう。180センチ越えむケメンのパワヌ恐るべし ずいったずころか 。

    「サトシ、オマ゚っお廊䞋を歩くずい぀も、こんな颚なの」

    「あっ」

    「みんなが道をあけるわ、キャヌキャヌ蚀われるわ 」

    「ん 呚りが勝手にやっおいるこずなんか知らん。でも俺の耳には『可愛い』っお声も聞こえたけどな。アレ、オマ゚のこずじゃね」

    「嬉しくねヌよ」

    「でもよ 」

    「ん」

    「 今日は 䜕だかい぀もより倖野がうるせヌ気はする。オマ゚のせいか」

     そう蚀っお、眉間にシワをよせるサトシ 。
     
    「知らねヌよ。 で、俺はどこたで連れお行かれるの」

    「自販機ですが䜕か 元々行く぀もりだった堎所だろ」

    「あ、 うん」

    (それにしおも 俺に䜕の甚なんだ)

     リュりヘむは久しぶりに暪䞊びで歩く幌なじみの暪顔を芋぀めた。小孊生時代、自分に次ぐチビだったサトシ。今の圌を芋るず、そんな過去はなかったこずのように感じる。

    「䜕」

    「あ、サトシ倧きくなったなぁ っお思っおた」

    「オマ゚は芪戚のオバサンか」

    「ハハハ 。っおか『䜕』っお蚀いたいのは俺の方 䞀䜓䜕なんだよ 『顔貞せ』っお」

    「カ゚デの件ですが䜕か」

    (く、苊情)

     やたしいこずは䜕もないのに、思わず背筋をピンず䌞ばしおしたったリュりヘむだった。

            ☆

     屋倖に蚭眮されおいる自販機に着くず、サトシは䜕も蚀わずに猶ココアを賌入し、リュりヘむに向かっおヒョむッず投げた。

    「奢る」

    「さ、サンキュヌ。絊料前だから、正盎助かった」

     キャッチしたリュりヘむは、タブを指にかける。

    「悪いけど、俺、スティックシュガヌは持っおねヌぞ」

    「いや、無くおも飲めるからっ」

     サトシは猶コヌヒのボタンを抌し、商品を手に取るず、そのたた偎にあるベンチに座った。リュりヘむも぀られお暪に腰を降ろす。

    「 話っお」ず蚀いかけたリュりヘむだったが、急に倩啓にうたれたような顔になり、「分かったぁ」ず蚀っお人差し指を立おた。

    「はっ」

    「サトシぃ、カ゚デから聞いたんだろ 
    オマ゚にずっおは苊情かもしんねヌけど、俺はあの時、オマ゚らが付き合っおいるなんお知らなかったんだよ。そもそもアレはカ゚デの担任から頌たれたからだし、郚屋に入ったこずだっお、カ゚デのカヌチャンが『いいからいいから 』っお 。そりゃ俺がオマ゚の立堎だったら面癜くねヌずは思うよ。自分の圌女の寝顔なんか芋られたら 」

    「おいっ」

    「 ぞっ」

    「䜕のこず なぁ『アレ』っお䜕のこずなの」

    「あ、あれっ 違うの カ゚デが䜓調厩しお、俺が芋舞いに行った話じゃ 」

    「䜕蚀っおるのか分っかんねヌよ リュりヘむ、盞倉わらずバカだなオマ゚ 」

     ため息を぀いたサトシに向かっお、リュりヘむは口を尖らせる。

    「じゃあ『カ゚デの話』っお䜕なんだよ」

    「 その感じなら、オマ゚はカ゚デから䜕も聞いおねヌな 『リュりヘむにはちゃんず説明しおおけ』っお、アむツに釘刺しおおいたのに 」

    「」

    「あのな、俺らは付き合っおねヌから」

    「はっ どうゆう意味」

    「そのたただよ。俺は『嘘カレ』でアむツは『嘘カノ』」

    「蚀っおるこずは分かるけど、色々意味が分からねヌ」

    「『板倉ナナ゚』 知っおるだろ」

    「あ、うん」

    「アむツらがカ゚デをタヌゲットにしおむゞメが始たったから、『圌氏』だっお嘘぀いお嚁嚇しおやった。あのオンナ、俺に気があるのは知っおいたし、ああゆう『匱いダツに匷く、匷いダツに匱い』タむプには有効だず思ったからな 」

    「   」

    「俺らの『契玄』期間は孊校を卒業するたで。他のダツラは隙し通す぀もりだけど、オマ゚ず今泉だけには本圓のこずを話した。だからリュりヘむは今たで通りカ゚デず仲良くしおろ。 ず、いうこずで甚件終了。じゃヌな」

     そう蚀っおコヌヒヌを飲み干したサトシは、立ち䞊がっお歩き出そうずした。

    「いやいやいやいや サトシ、ちょっず埅っお」

     そんなサトシの腕をリュりヘむはぎゅっず掎んだ。

    「䜕だよリュりヘむ これ以䞊の説明いるか」

    「俺がバカなの分かっおるだろ 頭ン䞭敎理するたでここにいおよ」

    「しょヌがねヌな」

     再びため息を぀くず、サトシはベンチに座り盎した。

    「なあ、サトシ」

    「あっ」

    「䜕で俺ず 今泉さんなの そのぉ、『ネタばらし』の盞手が 」

    「あヌ、なるほどね。今泉のこずが気になったっおこずか」

    「いやいやいやいや そうじゃなくおっ」

    「隠すなバヌカ。顔に曞いおあるぞ。『奜き』だっお 」

     そう蚀いながらサトシはリュりヘむの頬を぀ねる。

    「い、いおヌよっ サトシっ」

     顔が熱い。サトシたで知っおいた なんお䜕ずいう倱態 リュりヘむは頭を抱え蟌んだ。
     
    「今泉本人にはバレおいないず思うから安心しろ。あ、さっきの質問には答えおやるよ。俺ず今泉はトモダチっおいうよりは『同志』。だから本圓のこずを蚀った」

    「『どうし』」

    「お互いが、想っおいおも叶わない盞手に片思いしおいるっおいうこずで『同志』。悩んだ時は、色々盞談し合っおいた」

    「今泉さんの『叶わない』盞手っお、『荒川さん』のこずだよね」

    「リュりヘむ、やっぱり知っおたのか」

    「うん。でも、俺が知っおいるこずを今泉さんは知らない」

    「   ふん」

     人は同時に冬の空を芋䞊げた。

    「なあリュりヘむ、今泉に告んねヌのか」

     空に芖線を固定させたたた、サトシが口を開く。

    「告らない」

    「秒で答えたな。䜕でだ」

    「困らせたくない。それに 」

    「それに」

    「女の子は、自分の奜きな人ず付き合った方がいいず思っおいる。たあ、『荒川さん』には圌女がいるから、難しいずは思うけど 」

     サトシは驚いた顔で、幌なじみの暪顔に芖線を移す。そしお「それを オマ゚が蚀うのか 」ず呟いた。

    「䜕か蚀った」

    「なんでもねぇよ」

    「で、サトシの方は誰に『叶わない』恋をしおいるワケ」

    「蚀えるかバカ」

    「案倖カ゚デなんじゃねヌの」

    「はああぁぁぁぁぁああ」

     ベンチからずり萜ちそうになったサトシに向かっお、リュりヘむはニダっずする。

    「さっきのお返しだよ。どうやら図星なんだね」

    「はぁ 䜕なの 鈍感の代名詞のようなオマ゚が」

    「本圓に奜きじゃなきゃ、『あの』井原サトシがここたで行動できるワケねヌだろ 俺でも分かるわっ たあ、俺も初めお女の子奜きになっお、ちょっずだけ芖野が広くなったから、気が぀いたのかもしんねヌけど 」

    「   」

    「それで む゚スなの ノヌなの  たあ、あれだけのリアクションしおおいお、『ノヌですが䜕か』なんお蚀っおも信じねヌけど」

    「ハむハむ奜きですよ 小の頃から奜きでしたっ これで文句ねヌだろっうわぁ、䜕か面癜くねぇ」

     しかめっ面をするサトシ。そんな圌の衚情に小孊生時代の面圱を感じたリュりヘむはクスッず笑った。

    「でも カ゚デは他に奜きなダツいるんだ」

    「 たあな」

    「誰なんだろうな」

    「党くだ」

     サトシが指をポキッず鳎らしたこずにリュりヘむは気が぀かない。

    「サトシ ありがずうな」

    「はっ」

    「カ゚デのこずを守っおくれお。正盎、俺はもう打぀手ナシだった。どうしおいいか分からなかった。本圓に 本圓にありがずう」

    「オマ゚に蚀われおもなぁ 」

    「でも ありがずう」

    「ケッ 、バヌカ」

     照れた衚情を隠すために、サトシはもう䞀床しかめっ面をしようず詊みたが、衚情筋を䞊手くコントロヌルできない。

    「サトシ、本圓にカッコいいよ」

    「だから、もういいっお」

    「なんか『映画版ゞャむアン』みたいで 」

    「    」

     目が点になるサトシ。

    「どうしたの サトシ」

    「なあ 、それっお 耒め蚀葉」

    「うん」

     どや顔で芪指を立おるリュりヘむにサトシは苊笑いをした。

    「バヌカ」

    「サトシ、今日は䜕回俺にバカバカ蚀っおんだよ バカっおいうダツの方がバカなんだからなっ」

    「『バカっお蚀うダツがバカ』っお蚀うダツがバカ」

    「バカっお蚀うダツがバカっお蚀うや぀がバカ  あヌ もぉ分かんなくなっおきたぁぁ」

    「俺の勝ち」

    「えっ 勝ち負けあんの」

     その瞬間人は目が合い、同時に吹き出しお、そのたた倧笑いした。なんかこの流れ、挫画でよくあるシヌンのようだ。

     こんな颚に、たたサトシず倧笑いできるなんお思っおもみなかった。
     小䞭孊生時代、ちょっずしたこずから友人ずの関係が倉わっおしたうのは仕方がないこずだず思っおいたから 。

     冬の冷たい空気の䞭で人の笑い声が枩かく響いた。

    「カ゚デにも、こんな颚に笑っおほしいず思っおる。 昔みたいに」

     サトシが独り蚀のように呟く。

    「うん、そうだね」

    「 ずころでリュりヘむ」

    「んっ」

    「 萜ち着いたずころで、聞かせおもらおうか なあ、誰がカ゚デの郚屋に入っお、誰がカ゚デの寝顔芋たっおぇぇぇ 返答によっおはリュりヘむ、オマ゚の身の安党は保蚌できねヌからな」

     サトシは笑顔をキヌプしおはいるが、指をポキポキポキポキ鳎らしおいる。

    「えヌっ それやっぱり蒞し返す」

     圓然ながら青ざめるリュりヘむ。

    「圓たり前だろ」

    「だっおオマ゚らは『嘘カレ』『嘘カノ』じゃねヌか」

    「うるせぇ 『嘘カレ』でも圌氏は圌氏だよ。オマ゚が䜙蚈なこずに気づかなければ、スルヌしおやったのによ。ほら党郚癜状しろぉぉぉ リュりヘむのクセに生意気なんだよっ」

     リュりヘむの「や、やっぱりオマ゚なんか、ただの『TV版ゞャむアン』だぁ」ずいう声が冬の空にむなしく響いたが、そんな2人の様子は、チワワずドヌベルマンが、ただただじゃれ合っおいるようにしか芋えなかったらしい ずか。

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      〈18〉↓に続きたす。


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    意識䜎めのアラフィフnoter。䞀人サヌクルずなった䞉玡灯文舎メンバヌずしお、次なる目暙に向かっおがちがち考え䞭🐢✚ 来幎あたりの文孊フリマに参加できたらいいのですが😅

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