楽しくなければ人生じゃない
「いつも楽しそうですよね」
先日、お坊さんでない仕事をしていて、ある人から言われました。
「楽しく生きると決めてますから」
と答えました。
この答えの通り、自分はある時期から
「楽しく生きる」と決めています。
人は皆、仏性を持っているのに、どうして成功する人と成功しない人がいるのでしょうか?
成功する人は努力をする
成功しない人は努力をしない
人は皆、仏性を持っているのに、どうして努力する人と努力しない人がいるのでしょうか?
努力する人には志がある
努力しない人には志がない
人は皆、仏性を持っているのに、どうして志のある人と志のない人がいるのでしょうか?
志のある人は、人が必ず死ぬ
ということを知っている
志のない人は、人が必ず死ぬ
ということを本当の意味で知らない
道元禅師と弟子の対話だそうです。
結局、成功するかしないかは、人が必ず死ぬということを知っているかどうかにかかっていると道元禅師は言われています。
人は必ず死にます。
自分も必ず死にます。
これは間違いのないことだと思います。
確かに、医学の進歩等で治らなかった病気が
治るようになったかもしれません。
それでもやはり、人は必ず死にます。
しかも、いつ死ぬかが分かりません。
平均寿命が男女ともに80歳を超えてはいますが、決してこの年齢まで生きることを約束してくれているわけではありません。
一日先どころか、一瞬先に生きている保証なんてどこにもありません。
そんなことを考えてみると、どんなふうに生きたいでしょうか?
自分は「楽しく生きたい」と思いました。
常に楽しく生きていれば、いつやってくるか分からない死を、後悔なく迎え入れることができるような気がしたからです。
だから、「楽しく生きる」と決めました。
「楽しく生きる」ために、
楽しいことはする
楽しくないことはしない
そう心がけています。
ここで大事なのは、
したいことだけをする
したくないことはしない
という意味ではないことです。
したいこと=楽しいこと
したくないこと=楽しくないこと
というのは単なる錯覚です。
生きていれば、したくない、それでもしなければいけないことなんていくらでもあります。
それをそのままイヤイヤすれば、確かに楽しくないと思います。
ただ、それに対して、どうすれば楽しくできるのかを考えれば、いくらでも楽しいことに変えることができます。
したいことが楽しいこととも限りません。
例えば、うわさ話や他人の悪口。
誰しも、したくてやっていることだと思いますが、決して楽しいことではありません。
その一瞬だけは楽しいかもしれませんが。。。
・したいかしたくないかではなく、楽しいか楽しくないかで判断すること
・どうせやるなら、どうすれば楽しくできるのかを考えること
この二つが、「楽しく生きる」ために自分が
心がけていることです。
死の側より
照明せば
ことにかがやきて
ひたくれなゐの
生ならずやも
齋藤史さんの歌です。
決して暗い気持ちではなく、明るく生きるためにこそ、たまには死について考えてみるのもいいのかもしれません。
宗慧
