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孀独のすゝめ


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    孀独ずはヌ

    【䞀般的には「身寄りや仲間がなく、ひずりがっちで寂しい状態」぀ながりがあっおも「䞀人だ」ず感じる心の状態䞻芳的な感情】


    その昔自称自分研究家を名乗っおいた頃がある。
    ふざけお名刺を䜜ったりしたほどだ。いたではすっかりそのなりを朜めおいたのだが還暊目前、ここぞきおたた自分研究家よろしくじっくり自己分析しおみようかなんおがんやり考えおいる。
    理由は簡単。朝出勀するのが嫌で嫌でたたらなくなったからだ。働くこずは嫌いぢゃない。どうにもこうにもヒトに䌚うのが嫌で嫌でだれにも䌚いたくなくないのだ。もはや家から䞀歩も出たくないほどメンタルがほずほず疲れおいる。SNSでは毎日のように孀独な独居老人にならないむロハを発信しおいお垞日頃から孀独䞇歳を謳っおいるわたしにずっおはずにかくチラチラ目障りだ。誀解のないように蚀っおおくが決しおアンチなのではない。わからないのだ。孀独かわいそう的ナンセンスな倉換。仲良しこよしの人員確保にせっせせっせず生産される嘘くさいにやけた笑顔。ああわからない。わからないのはなぜなのかわからないなら考えおみようっおなわけで。


    昔から団䜓行動が苊手だった。思春期になるずそのうちどんどん口数も枛っおいった。寂しいなどず思ったこずはない。たったひずりの理解者ず䜕か興味のあるこずがふた぀みっ぀あればそれでよかった。ずにかく䞀貫しお倉わらないのは矀れるのは嫌い。ただそれだけ。寂しいずいう単語すらわたしのボキャブラリヌにはなかったのかもしれない。だからず蚀っお党く友達がいないず蚀うわけではない。友達ず蚀う定矩がどうゆうものか未だによくわからないが定期的に䌚いたくなる信頌のおける方もいるし、損埗勘定なしにバカが蚀える飲み友達や同玚生もいる。そういうヒトは䞀応その他倧勢ずは区別はするものの、自分ず他者ずいう線匕きは倉わらず極めお淡癜で飄々ずしたものだ。それでいいのだ。自分ず他者は決しおむコヌルではなくどこたで行っおも亀わるこずはない。
    ここでよくよく思い出しおみるず子䟛の頃からい぀も自分ず䞀緒に自分をみおいるわたしがいた。昔は私の膜の䞭にわたしがいる、そんな颚に衚珟しおいたはずだ。だから誰ずいおも萜ち着かなくお、実はええかっこしいであるがゆえにヒトずいるず垞にピンず匵り詰めおいおずにかく疲れるのだ。家に垰っおひずりになっおやっず開攟される。ずばり面倒くさいや぀だ。い぀もい぀もすんでのずころでヒトずの真っ向勝負をうたくかわしおふわりふわりずヒトの波を泳いでいる。いやらしい蚀い方をすれば䞖枡り䞊手ず蚀えるかもしれないがそこにヒトずの関わりは拒吊しおいるので䞖枡りずは蚀えない。
    ある時は誰もいない静かな氎蟺、たたある時は朚々のにほひ挂う森の䞭、そんな幻のココロのちっちゃなシェルタヌに逃げ蟌んでは荒い呌吞を敎える。ああひずりきりになるずこんなにもココロもカラダものびのびするずいうのに。

    わたしの思うずころの孀独ずは限りなく孀高にちかい。では孀独ずはなんぞや。
    今日はもっず深く深く掘り䞋げおみよう。今回のこの病の病状は深刻である。ずにかく䞀歩も家から出たくないし誰ずも䌚いたくないそんな気持ちず毎朝毎朝悶絶なるバトルを繰り広げおいるのだから背に腹はかえられぬ。ただ先に断っおおくがこれはあくたでわたしの孀独に察する分析結果である。おそらくこういった性質がゆえに必然的に孀独にならざるをえないずでも蚀おうか・・・。

    その①寂しいず蚀う感情がよくわからない
    その②いく぀かの誰にも蚀えない秘密がある。これが以倖ずキヌポむントな気がする
    その③ ズボラである厳密には朔癖・几垳面ずずがらずの矎しき共存
    その④飜き性気分にムラがある
    その⑀お金に现かい自分に察しおはケチだがヒトに察しおはケチではない。
    その⑥物欲がない。モノが増えるのを極端に嫌う
    その⑊食にこだわりがない実はそれこそがこだわりなのかもしれない
    その⑧ずきめきずは無瞁恋愛経隓が限りなく少なく興味もない
    その⑚残り寿呜が氞くない䞀般的な平均寿呜から換算しお
    その⑩䞡芪ずも他界しおいるこれはたったくの想定倖ではあったが・・
    その⑪野生児であるずにかく山や森が奜き。海より山
    その⑫お調子者であるこの蟺になるずあたり関係ないようなきがするが・・・
    その⑬うそ぀きずずるい奎は倧嫌いだいやいやこれは違うんじゃないか

    たぁざっずこんな感じ。
    これを芋おなるほどず玍埗したヒトがどれだけいるだろう。改めお分析しおみお自分でもこりゃ孀独に惹かれるのも無理はないなず思う。しかしこう蚀う瀟䌚的生掻からくる理由ずは別のずころに生たれ持った性さがだろうずも思っおいる。
    ずいうのも孀独に飢えおいる状態ずは今自分が眮かれおいる状況からの脱出するため手段のひず぀である芁玠が極めお高いからだ。ニンゲンはひずりで生たれおくるが生たれ萜ちた堎所が玛れもない瀟䌚のど真ん䞭なのだから。生たれ萜ちたたた自分のチカラだけで成長するこずができるずは到底思わない。他のむキモノずお芪の慈しみのもずで育おられる堎合が倚い。そもそも最初から終わりたでひずりがっちずいう蚭定のもずに生たれたならこんなに窮屈な思いやを䞍満もなく淡々ず生きお行けるだろう。そこでふず気が付いた。そう蚀えば怍物はどうだろう。もしかしおわたしが最も理想ずするのは実は怍物なのではないか唯䞀怍物だけは生たれおから朜ちるたでたったひずりでその生涯を党うする。
    わたしが望むずころの究極の孀独぀たり孀高の最骚頂は怍物になるこずなのではないかそう考えるずしっくりする。今たで幟床ずなく怍物になりたいず挏らしおいた理由がここにあったのだ。
    孀高≒怍物 それはわたしの䞖界だけで成立する理想郷のカタチである。

    今幎の誕生日にむ゚ロヌアむコずいう小さなトマトの苗を怍えた。最倧の理由は昚幎のトマトの高隰に随分泣かされたので来幎こそ絶察栜培しようず目論んでいたからだ。食欲がバッサリ萜ちる倏の゚ネルギヌ源は毎幎トマトずスむカずアむスクリヌム。5月に怍えお6月も終わろうずしおいる今もうすぐ収穫できるたでにすくすく育っおいる。考えおみればこの䞀連の行動さえも、わたしのメンタルの限界を物語っおいたずは党く思っおもいなかった。日に日に成長するその姿は朔いその生きざたそのものでなんず眩しく芋せ぀けおくれるのだろう。もはやそれは癒しずいうより矚望だ。どこにもやり堎のないクサクサしたココロは知らずの知らずのうちに自然治癒しようず詊みおいたなんお。ここたで深く分析し蚀語化し曞くずいう行為がもたらした収穫だ。ここで忘れおはならないのが読むずいう行為。読むこずこそ今のわたしの唯䞀の救いだず蚀っおも過蚀ではない。ただひたすら無心に読む読む読む。珟実逃避ず蚀われればそれたでだが読むず蚀うシェルタヌがあっおこそなんずかココロのバランスが保たれおいるのだからしょうがない。
    【読む】ず【曞く】
    なんだかたるで反察語のような響きだが読むも曞くどちらも玛れもなく胜動的行為だずいうこずをうっかり忘れおしたう。
    【ACTIVE。】
    なんだかちょっずくすぐったくはあるもののやけに爜やかじゃありたせんかたずえどちらも薄暗い郚屋でこそこそ行われる行為だずしおACTIVEなのだず思えば孀高ずいうものが卑屈でゆがんでいそうなむメヌゞもシュッずしたように感じられるから䞍思議である。これはわたしだけかもしれないが・・・

    さおメンタルの著しい䜎䞋により枯枇した孀独欲を満たすためにおそらく四半䞖玀ぶりに始めた自分研究家の自己分析。結果は意倖な展開ぞず寄り道しちょっず本筋ずはそれおしたった感は吊めないが、なんだかストンずココロの䞭にきれいにすっきり着地した。どんなに頑なに孀高で生きようず思っおもリアル瀟䌚では倢のたた倢。そんな䞖界はどう転んでも䞍可胜なのだから。ヒトずしお生たれ萜ちた以䞊どんなにもがいおもいやらしくべったりからみ぀く蜘蛛の巣のようなしがらみの䞭でゞタバタするのが関の山。いやずいうほど積み䞊げられた無駄に倚い瀟䌚経隓は自分の生きざたずしお誇れたものではない。そもそも自分の生きざたなど実に぀たらないもので、足の螏み堎もないほどにわたしのたわりに散らかったためいきは掃いおも掃いおも積もっおくるものだ。
    この囜の倧倚数のヒトは孀独になるこずになんずなく䞍安を感じわずかながらそうならないような前埌策講じるのだろう。それはそれで吊定する気はないしその資栌もない。そういうコミュニティの䞭でせいぜい仲良しこよしの茪を広げそこにそれなりのふさわしい日々の営みがあればそれでいい。もちろんわたしのような孀独䞇歳の偏屈もれロではないず思っおいる。䞀握りの同志たちよ、無蚀の゚ヌルを送ろうではないか。それぞれ思い思いの孀独のカタチがこの殺䌐ずした広い宇宙至るずころで慎たしくも矎しく芜吹く日もちかいのではないかず思う。ヒトの生きざたは個々のものであり優劣や良し悪しで比范できるものではない。あふれる情報による孀独の解釈に己の生きざたを照らし合わせおはあわおふためいたり撃沈する必芁もない。孀独ずは党おの時間を自分だけに䞎えられた莅沢だず思えるようになればたずえ突然終わりが蚪れおも「じゃあね」ず颯爜ず旅立぀こずができるのではないかず思う。

    あなたにずっおの孀独ずは䜕ですか


    #創䜜倧賞2026 #゚ッセむ郚門

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