【第3章 #4】あなたが死んでも世界は続くのか?観測者が消えた後の宇宙の行方
前回は、
「他人の目」について考えました。
私たちは、
他人からどう見られているかを気にします。
でも今回は、
その話をもう一段だけ極端なところまで進めてみます。
あなたが眠っている間も、
世界は動いているように見えます。
あなたが家にいる間も、
知らない国では誰かが朝を迎えています。
そして当然のように、
自分が死んだあとも世界は続くと私たちは考えています。
家族は歳を取り、
街は変わり、
地球は太陽のまわりを回り続ける。
おそらく宇宙は、
何事もなかったように続いていく。
科学も基本的には、
その前提で世界を説明しています。
しかし、
ここには妙な問題があります。
あなたは、自分が存在しない世界を一度も観測できません。
自分が生まれる前の世界は、
写真や記録や他人の証言から推測できます。
けれど、
自分が死んだあとの世界だけは、
どうやっても自分自身では確認できません。
では、
私たちが当然のように信じている「自分が消えても世界は続く」という考えは、いったい何を根拠にしているのでしょうか。
そしてもし、この現実がシミュレーションだったら?
あなたがログアウトしたあとも、
この宇宙を描画し続ける必要は本当にあるのでしょうか?
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