
【詩】死にかけの蝶
休憩中見た、蝶がトコトコ歩いてる
日陰に向かって歩いてる
羽が縮んで、よれているありゃ死にかけだな
気を遣って日陰まで運んでやろうと手をかけると
「あ、大丈夫ですーお構いなく」
死にかけてるのにハキハキしてた
「あのー、その代わりといってはなんですが」
「そこの、新芽の葉ぐるみに、私の小さな娘がおります、育ててくれとは言いません、見て見ぬフリをしてやってはくれませんか」
うーん
余命わずか母の頼み、断れるはずもなく
しかし、まいった青虫は害虫だぞ
ふと蝶を見やると、羽はすでに閉じ切っていた
まあいいか、元気に育てよ箱入り娘