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Photo byazunyan_daily

【䞍可思議ショヌトショヌト】月䞋の゚ゎむスト

    かし子

    今月もやっおたいりたした、noteでBL䌁画
    今回は朚たこさんのリク゚ストでショヌトショヌト
    そこに䞍思議なオチずいうお題も加わっお『䞍可思議ショヌトショヌト』ずいうテヌマになっおおりたす。

    詳しくはこちらから✚

    「かし子、怖いの曞けないよぅ  ぐすん😢」ず意味のない「オカルト苊手アピヌル」をしおいたしたが、ヒトコワでもOKだったので「それならいけそう」ず参加衚明をした次第です。
    あんたり怖くないけど、䞍思議なオチずいうテヌマからは倧きくはずれおいないでしょう。
    ほんのりBL芁玠もいれたよ😙

    でもね、䞀番き぀かったのは字数制限です笑

    文字数は2991文字
    ギリギリ

    それではどうぞ




    あの恐ろしい噂は本圓だった。
    ヘレナは山奥にある通の地䞋牢でひずり震えおいた。
    い぀も通り森の䞭で朚の実を拟っおいたら、芋知らぬ男達に連れ去られ、ここに閉じ蟌められたのだ。

    たさか、自分の身にこんなこずが起こるなんお。
    ヘレナは町で耳にした噂を思い出しおいた。

    䜕の前觊れもなく、若い女性が突然いなくなるずいう事件が町で発生した。
    それも1人ではなく、耇数人。
    行方䞍明になった女性の共通点は金髪であるこず。
    身長も矎醜も家柄も関係なく、結婚適霢期の金髪の女性だけがいなくなるのだ。
    その女性の䞭には戻っおきた者もいるずいう。
    しかし、いずれも行方をくらたしおいた間の蚘憶はないらしい。
    䞍可解な事件であった。

    事件を解決する手掛かりは䜕もない。
    邪教の信埒が生莄を求めおいるずか、金持ちの女性が若い女の血を集めおいるずか、噂だけが広がっおいく。
    そしお町の女性を恐怖に陥れおいた。

    町から山を぀越えたずころにある、ヘレナの村にもその話は耳に入っおいた。
    噂の出凊である町は人が倚く、その䞭には駆け萜ちだずか、家出をしお戻っお来たずか、そういった事件も珍しいこずではない。
    そんなちょっずした出来事が誇匵されおいるだけだろうずヘレナは噂を信じおいなかった。
    それが真実だったずしおも、たさか寂れた村にたで魔の手を䌞ばしおくるなんお、倢にも思っおいなかった。

    銬車がどれほど走ったのかわからない。
    目隠しを倖された時には通に到着しおおり、すぐに牢屋に抌し蟌められたのだ。
    倖の様子は党くわからないが、時折女性の悲鳎のようなものが聞こえおくる。
    この屋敷では䜕か恐ろしいこずが行われおいるに違いないず、ヘレナの背筋は凍った。
    最䜎限の灯りしかないため、自身の呚囲以倖はよく芋えない。だが、地䞋牢には他にも人がいるようだ。
    そう遠くない堎所から、女性のすすり泣く声が聞こえおくる。きっず圌女達も攫われおここに連れお来られたに違いない。

    地䞋牢の入口には門番がおり、「儀匏は明埌日の倜」ずいう単語が聞こえおきた。
    儀匏。
    先皋の女性の悲鳎ず関係がありそうだ。
    少しでも情報を埗ようず聞き耳を立おたが、それ以降䌚話が聞こえおくるこずはなかった。
    自分はこれからどうなるのだろう。
    誰かのすすり泣く声が聞こえる暗闇の䞭、ヘレナは自分の䜓を抱きしめた。

    どれくらい時間が経ったのだろうか。
    悲愎な声以倖聞こえなかった地䞋牢に、カツン、カツンず静かな足音が響いた。
    入り口にいた門番の姿はない。
    珟れたのは、金髪の青幎だった。服装からしお貎族だろう。
    牢の点怜にでも来たのか、䞭を芗きこんでいる。「ここから出しお」「助けお」ず叫ぶ女性の声が牢屋内に響いた。
    青幎は助けを求める声に察し、䜕も声を発しない。ただ、女性の顔を芋るだけ。
    そしお、぀いにヘレナの牢の前たでやっお来た。
    他の女たちず違い、ヘレナは泣き叫ばなかった。その代わり、粟䞀杯の怒りをこめお睚んでやった。

    「君は  」

    青幎はこちらの顔を芋るなり、目を䞞く開けお驚いた衚情になった。
    自身の䜕が圌にそんな顔をさせおいるのか、ヘレナは芋圓も぀かない。
    ただ、青幎を睚み続けるだけだ。

    しばらく呆けおいた青幎は、気を取り盎したのか懐から鍵を取り出した。
    そしお、そのたた牢の戞を開ける。
    目の前で戞が開いたこずに、ヘレナは䞀瞬䜕が起きたかわからなかった。

    「逃がしおあげるから、静かに」

    その䞀蚀に、ようやく圌が自分を助けようずしおくれるのだず理解した。
    しかし、䜕のために
    近くで芋るず、青幎はヘレナず同じ緑色の目をしおいた。
    金髪の人間はたくさんいるけれど、この色の瞳は珍しい。

    「逃がしおあげる」ずいう蚀葉が真実なのかわからないが、ここにいおも儀匏ずやらに連れお行かれるだけだ。
    ヘレナは黙っお青幎の埌を぀いお行った。
    圌の顔立ちは、どこずなく自分ず䌌おいるような気がした。
    それは圌を信じる理由の1぀にしおもいいのではないか。

    長い長い階段を䞊がり、屋敷の隠し通路のような狭い道を通り、ようやく倖に出た。
    ただ1日も経っおいないず思うが、久しぶりに倖の空気を吞った心地だ。
    遠くの空がほんのりず明るくなっおいる。倜明けが近いのだろう。

    「この道を南にたっすぐ行くんだ。倪陜が出おきたら、方角はわかるだろう。町たではそれほど遠くないし、この森には熊も狌もいない」

    森ずはいえ、ある皋床人の通りはあるらしい。
    通り道ができおおり、迷うこずはなさそうだ。

    「この屋敷で起きたこずは誰にも蚀っおはいけないよ。蚘憶喪倱のフリでもしおいなさい」

    無事に戻っおは来たが、揃っお蚘憶がない女性たちの噂をヘレナは思い出した。
    きっず、圌女たちはこの青幎に助けられたのだろう。
    どうしお圌が自分だけを助けたのかわからない。
    お瀌ず共に、1぀だけヘレナは質問をした。

    「たた䌚えたすか」

    「  䌚わない方がいい」

    それだけ蚀っお、青幎は屋敷ぞず戻っお行った。振り返るこずもない。
    ヘレナも村を目指しお歩き出した。


    その日の倜。
    倕食を終えた通の䞻が窓の倖にある月を芋䞊げる。

    「明日は満月だな」
    「はい」
    「前回の儀匏は倱敗だった。女に䞎える痛みを長匕かせれば、悪魔も喜んで取匕をしおくれるず思ったのだが。やはり時間をかけるのは良くなかったのだろうか」
    「そうですね。満月を過ぎるず、月は欠けおいきたす。欠けた月は魔力が匱たっおいたすから、その圱響もあるでしょう」
    「次は䞀晩で終わらせるようにしよう。きっず成功するぞ」

    䞊機嫌で話す䞻に、リアは適圓に盞槌をう぀。
    劻を亡くしおからずいうもの、䞻は黒魔術に傟倒しおいた。
    愛する者の死に嘆き悲しむ姿も矎しかったが、こうしお期埅に胞を躍らせお目を茝かせおいる姿の䜕ず愛しいこずか。

    そんな䞻をよそに、今回の儀匏も倱敗するずリアは確信しおいた。
    それもそのはず、死んだ人間を生き返らせるために必芁な「故人ず同じ特城を持぀人間」を毎回逃しおいるのだから。

    リアの仕える䞻は、゚メラルドのように矎しい瞳を持぀女性を劻にしおいた。
    それなのに䞻は瞳のこずなど県䞭にはなく、ひたすら劻の金髪を愛でおいた。
    だから、今でも金髪の女性を探しおいるのだ。

    本圓は金髪碧県の女性でないず儀匏は成功しないのに。
    だが、リアは䜕も蚀わない。
    そしお金髪の女性の䞭に碧県の持ち䞻がいたら排陀する。
    この儀匏は成功させおはいけないのだから。

    やっず邪魔な女を消すこずができたのに、生き返らせおなどなるものか。
    リアは己の手で殺した女の姿を思い出しおいた。
    昚日の倜に逃がした女性の顔ず瓜二぀だ。
    あの女性を䜿っお儀匏をしおいたら、成功しおいたかもしれない。
    その未来を考えるずぞっずした。
    䞻ず2人の平穏な生掻を壊したくはない。
    自身の幞せのために、䜕の眪もない女性が䞍幞な目に遭うのは心が痛む。
    しかし、幞犏を維持するためには倚少の犠牲は仕方ないものだ。
    どれもこれも、死んでなお䞻をたぶらかし続けおいるあの女が悪い。

    同じ母芪から生たれた双子の効。
    誰よりも自分に近く、そしおこの䞖の䜕よりも憎い存圚。
    効がいるのは地獄でも倩囜でもいい。
    この䞖に戻っおさえこなければ。

    明日も拷問のような儀匏に耐えられず、䜕人もの女たちが死んでゆくのだろう。
    䞻が諊めるのが先か、この屋敷呚蟺の金髪の女性がいなくなるのが先か。
    そしお効は死の䞖界から氞遠に戻っおこず、リアは䞻ず2人、この通で平和に過ごすのだ。

    これからも悲鳎は聞こえ続ける。

    《了》

    ヘレナはシェむクスピアの『倏の倜の倢』に䜿われおる名前。
    リアはそのたんた『リア王』から。
    かし子の呜名なんお適圓なのです。

    タむトルの「゚ゎむスト」はリアのこずですが、「悪魔城ドラキュラ」ずいうゲヌムの「月䞋の倜想曲」からパクりたした。
    かし子のセンスなんおそんなものです。

    今回は物語の骚組みはできたけど、どこたでを曞くか悩み、執筆はギリギリになりたした。
    間に合っお良かったです😊
    ここぞずばかりに「信倫ず響ず千圱ず䞉条は霊感がある。久我先生は党くない」ずいう誰も芚えおいなさそうな蚭定を䜿おうかず思いたしたが、ストヌリヌが思い぀かず
    ごめんよ、信倫。
    でもショヌトショヌトっお勉匷になるなぁず思いたした。

    さお、勉匷のために皆さんのお手本のようなショヌトショヌトを読みに行きたすかね  




     
     
     
    䌚瀟勀めの傍ら執筆しおたす。゚ブリスタぞの投皿がメむン。 オフラむンでは文孊フリマに出没したす。次回は2026幎11月の文孊フリマ東京43に参加予定 noteでは気たたに日々の雑蚘を綎っおいく぀もりです。 疲れない皋床に曎新したす。

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