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若者パワーは最&高

    私が働いていた病棟は、神経難病・透析・がんなどの終末期や長期療養の方が多く、退院よりも“看取り”が多い現場でした。
    医療というよりは、どちらかというと介護寄り。
    毎日がバタバタで、空気もどんよりしがちです。

    そんな中で、意外と活躍するのが学生バイトさんたち。
    透析の送迎、配茶、食事セッティング、歯ブラシ消毒まで…もう、いろんなことやってもらってます。
    いつもありがとうございます(涙)

    ある日、介護福祉士の専門学校に通うピチピチの19歳男子がアルバイトにやってきました。

    これがまた、明るくて元気で、眩しい!そして若い!若いって、それだけで貴重!!

    「若い男性」ということもあり、女性だらけの職場に新鮮な空気が流れ込みました。
    いつも怖い顔のお局さんでさえ、どこか穏やかに見えるほどでした…

    すぐに職場の人気者となった彼ですが、ひとつだけ気になることが…。

    言葉が、若ぇ…(笑)

    「今日の昼メシ、量少なすぎっすよね!」
    「マジで今日寝坊して超焦りました!」
    「朝から風呂入れて最&高っすね!」

    …さい、あんど、こう……?(笑)

    意味はわかるけども!!
    車椅子を押しながらそんなテンションで話しかけて、80-90歳代のおばあちゃん達に伝わってるのかしら!?
    むしろ“孫がなんか元気にしゃべってくれてる”だけで癒されてるのかもしれません(笑)

    でも、彼の明るさや無邪気さが、病棟にちょっとした笑いとぬくもりを運んでくれたのは間違いありません。
    言葉遣いが多少崩壊していても、やっぱり若者パワーってすごい。場の空気が変わるんです。

    そして思いました。
    医療も介護も、知識や技術だけじゃなくて、“人柄”って本当に大事だな〜と。
    病棟で飛び交う「最&高!」に、ちょっと救われた日々でした(^^)

     
     
     
    どこにでもいる普通の看護師です。慢性期病棟、ホスピス・緩和ケア病棟を経験し、現在は訪問看護ステーションで働いています。 私生活では2人の男の子を育てるママです。 多忙な日々で経験した『看護エピソード』を綴ります *エピソードは実際の経験をもとにしたフィクションです

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