娘から聞いた話。
海外でホームステイをしていた。
ファザーとマザー。
ブラザーが三人、シスターが一人。みんな、年下だった。
週末、家族でスポーツクラブへ行く。
みんなはホッケー。
娘はテニスをしていた。
マザーとボールを打っていると、視線を感じる。
気づくと、兄弟たちがこちらを見ている。
やがて、隣のコートで、
見よう見まねでラケットを振り始める。
少しだけ教える。
帰り際、どうだった?と聞くと、
I like it!
と、笑った。
*
この作品は「日常の薄皮をなでる」シリーズの一篇です。
他の作品もよろしければ。
*
それでも、何かは残っていた。
「行くよ」