メインコンテンツへスキップ
見出し画像

玄関の山

    いらないものは、全部捨てなさい

    クローゼットを見る
    しぶしぶ、紺のジャケットを一枚出す

    玄関には、次々と物が積み上がる
    塵取りとほうき
    棚
    フライパン
    半透明のゴミ袋がいくつか

    僕はその中に隠れるように体育座りをする
    何人かが通り過ぎる
    誰も気付かない

    いつまでこうしていればいいだろうか

    *

    この作品は「日常の薄皮をなでる」シリーズの一篇です。
    ほかの作品も、よろしければ。

    →目次はこちら


     
     
    日常の薄皮をなでるように。 どう生きれば、自分の人生を生きたと言えるのか。 そんなことを考えています。

    あなたへのおすすめ