
水曜日は、自分をいたわる日――誰にも教わらなかった、幸せ領域の探し方
人に親切にしなさい、人のことを考えなさい、人のためになることを考えなさい。
子供の頃から、いい聞かせられること。

誰も、自分をいたわりなさいとは言わなかった。
取り巻く周囲の全てが。学校でも、家でも・・・
自分を大切にしなさい、とは聞かれるようになったが、
それは生き方全体に向けられること。
自分という存在に、改めて意識を向ける。
スパに行き、似合う服を買う。
心を緩める素敵な入浴剤を見つける。
好きな音楽を聴いて、素敵なお茶を飲んで、癒される時間を持つ。
罪悪感なく。

ずっと、自分を後回しにすることが美徳だと思っていたから。
贅沢は、誰かと分かち合うものだと思い込んでいたから。
こんな小さなことたちが、こんなに癒してくれることを知らなかった。
誰かに癒されることを待っていたこともあるけれど、自分で自分をいたわることも素敵。
例えば、水曜日は自分をいたわる日。
素敵なスパに行って、ハーブの香りに包まれて整う。
素敵なカフェを探して、ひとつずつ通ってみる。
癒される時間と空間が見つかれば、それは自分の幸せ領域が見つかったということ。
みなさまにも、そんな嬉しい発見がありますように🍀
*
この作品は「日常の薄皮をなでる」シリーズの一篇です。
他の作品もよろしければ。