
RiTa_01|世話
「佐山さん!...さーやーまーさん!...おじいちゃん!」
「...あ?」
「晩御飯のお時間ですよー」
「...あう」
リタは、データに基づいて、淡々と食事を供給した。
画面に映るバイタルデータも、正常値だ。
なにも問題ない。
次の患者のところに、向かおうとしたときだった。
「・・・」
「佐山さん、どうしたかなー?」
「・・・」
「う、う」
〈尿の自動処理が完了しました〉
「オシッコできたねー、よかったねー」
「・・・」
「じゃあ、行くねー、またあとでねー」
「・・・」
「ん?なに?」
「...アリ…ガトウ」
END
Rita|未来に置いてみる
未来に問いを置く思考実験。
D4G Works
▼ わからなくても、会話は続く。
▼ 関係は、作業完了にならない。
▼ 正解のあとに、誰が残るのか。