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「描きたいもの」は、一生見つからなくてもいいんだよ

    きのした | 抽象画


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    ある日のドローイング


    「描きたいものが見つからない」と、学生時代の私は悩みました。

    でも今なら言えます。描きたい「もの」は、なくてもいい。

    今、私にあるのは、描きたい、という「気持ち」です。

    これがあれば、いま心に浮かんだもの、なんでも作品にできます。失敗しても、何度でも描き直すことができます。

    描きたい、という気持ちがあるかどうか。もしそれが枯れていたら、描き続けるためにはそこをケアすることが大切です。

    そして、「描きたい気持ち」を取り戻すためには、描かない時間を作る、ということしかないかもしれません。

    描けない状況を作る。
    学生さんだったら、バイトや他の活動に勤しんだり、就職して全然違う職種についてみたり。
    大人であれば、しばらく画材に触るのはやめて、出かけてみたり。

    私は20年、商業デザイナーとして自分の描きたいものを封印してきた結果、自分の表現への渇望が溢れ、もう一度描き始めることができました。

    描きたくなるのに、20年かかりました!

    描けない状況を作ってみても、全く描きたい気持ちにならないのであれば、実は別の道に幸せがあるかもしれず、それもまた、価値のある気づきです。

    または、私のように色々な経験を経て、運命的なタイミングで気持ちが戻ってくるかもしれません。

    ちなみに、いま私は、描きたい気持ちを枯らさないための「具体的な儀式」として、絵に偶然をとり入れてコントロールを少し手放し、できたものに即興的に反応して描く、というやり方をとっています。
    このやり方だと今のところ全く飽きません。

    (その方法については「自由に描く」というシリーズにまとめてあります。)

    もしいつか飽きたら、全然別のことを始めるかもしれませんが、それも今の私であれば肯定できます。

    20年かかって、自由に制作できるようになりました。

    もし、昔の私のように悩んでいる方がいたら、とりあえず次の休日は絵を描くのをやめて、ちょっと遠くに散歩に出るのをオススメします!


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    今日もここまで読んでいただきありがとうございます。

    自由に描くシリーズはこちらにまとめています↓


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    抽象画家。描きながら、立ち止まったり迷ったり進んだりすることを言葉にしていきます。 元CGデザイナー20年。 偶然と即興を遊び道具に。 ※サイトマップはプロフィールにあります

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