メインコンテンツへスキップ

人生相談は午前二時まで~エッセイ【シロクマ文芸部】

    kao

    深夜二時、と聞くと思い出すエピソードがある。

    昔S社に勤めていた頃のこと。
    ある日、アルバイトさんたちがお互いの手帳に名前・住所・電話番号を書き合っていた。

    今ならLINEで自分のQRコードを表示して、すぐ連絡がとれるようになるのだけど、それはまだスマホがない時代。
    プロフィール交換は当然手書きだった。
    ちなみに電話は家の固定電話だから、家族と同居だったら誰が出るかわからない(^_^;)

    さて、その時にバイトの一人、Aくんが、自分の電話番号の横に
    (人生相談AM2:00まで)
    と書き添えていた。

    午前二時頃までなら家に電話していいよ、ということだ。
    カッコいい!おしゃれな言い方だなぁ~
    「電話は午前二時まで」とストレートに書かずに「人生相談」。
    しかも二十代の若い彼がその言葉を選ぶ。
    ちゃんと睡眠時間も確保してるし。
    私はそのフレーズがすごーく気に入ってしまった。

    午前二時まで起きていられない私が、そのフレーズを自分で使うことはなかったけど。

    令和の今だったら彼はどう書くのだろう。
    メールやLINEのトークは(人生相談24時間OK)かもしれない。
    が、やっぱり通話は午前二時までだろうか?


    =====
    #シロクマ文芸部 に参加しました。

    昔書いたブログの記事をリライトしました。
    だから「この話聞いたことある」と思った方は私のブログを読んだ方か、もしくは一緒にS社で働いていた方です!

    =====
    【今日の画像】みんなのフォトギャラリーから。
    「電話」で検索。
    そうそう、こういう電話の時代です。

     
     
     

    kao

     
     
    短い小説を書き、短歌も詠む足が遅いランナー。春から秋はガーデニングも。 還暦プラス4です。ZINEフェスに参加しています。 Kindle出版しました! https://amzn.asia/d/08GprLVX

    あなたへのおすすめ