秋、どこ行った?
今回はこちらの企画に参加します🍁
ネロ王子とorivieさんのコラボ企画、
「秋読コレクション」
テーマは、
「あなたの秋を、読ませてください」
食べ物でも、本でも、思い出でも。
ジャンルは自由。
ということで。
私の秋ってなんだ?
改めて考えてみることにした。
まずは、ネロ王子の企画記事はこちら。
そして今回、王子と一緒に企画を開催されている
orivieさんの記事はこちら。
さて。
私の秋を探してみよう😆✨
最近、秋が短いように感じる。
というか、
「秋、どこ行った?」
そんなことを考えていた。
「ねぇ、僕くん」
👓「なに?」
「最近、秋って短くない?」
👓「秋?」
「そう。暑いじゃん?」
👓「うん」
「まだ暑いじゃん?」
👓「うん」
「いつまで暑いんだって思ってるじゃん?」
👓「うん」
「で、ある日突然、寒っ!ってなる」
👓「なるね」
「冬じゃねーかってなるし、この時期風邪ひくんだよなぁ😭」
👓「うん。今も風邪ひいてるしねKANU。」
「咳だけねー。治すよ気合いで。で秋は?」
👓「知らないよ😅」
知らないらしい。
でも毎年そんな感じなのだ。
暑い。
まだ暑い。
いつまで暑いんだ。
そう思いながら過ごしていたはずなのに、
ある日突然、
寒っ。
冬じゃねーか。
となる。
そして思う。
「秋は?」
👓「だから僕に聞かれても知らないって」
「私が気づかなかっただけ?」
👓「たぶん」
「いつ来た?」
👓「知らない」
「いつ帰った?」
👓「知らない」
「ちゃんと挨拶した?」
👓「秋に聞いて」
冷たい。
しかし、ふと思った。
「そもそも私、昔は何で秋を感じてたんだろう」
👓「秋っぽいもの?」
「そう」
考えてみる。
「あ。保育士してた頃は、今より季節を感じてたかも」
👓「なんで?」
「季節の歌を歌うから」
秋になれば、
「真っ赤な秋」
「とんぼのめがね」
「赤とんぼ」
そんな季節の歌を、
朝の会などで子どもたちと歌っていた。
👓「KANUが歌うの?」
「ピアノ弾きながらね」
👓「へぇ〜。KANUピアノ弾けたんだねー。」
「下手だったから練習必須だった。
今はもう弾けないなぁ😭」
秋の歌を歌えば、
あぁ、秋だな。
……と思っていたかどうかは、
正直覚えていない。
「仕事だから普通に弾いてただけかもしれん」
👓「台無しじゃん」
でも今振り返ると、
季節を感じるものが日常の中にちゃんとあった。
「あとは芋掘り」
👓「芋掘り?」
「勤めてた園で、さつまいも育ててたの」
秋になると芋掘りをする。
子どもたちと畑へ行って、
育ったさつまいもを収穫する。
👓「秋っぽいね」
「でしょ?」
実に秋らしい。
「ただ、私には芋掘りとセットでもうひとつ思い出すものがある」
👓「さつまいもじゃなくて?」
「トンボ」
👓「トンボ?」
「大量の😭」
畑に行くと、
大量のトンボが飛んでいた。
大量。
本当に大量。
「トンボが飛んでいました」
なんて可愛らしいものではない。
👓「どのくらい?」
「空一面」
👓「そんなに?」
「そう表現してもいいくらい」
しかも低空飛行。
そして、
でかい。
「怖いんよ」
「秋の風物詩じゃん」
「風物詩とか言ってられん。低空飛行のでかいトンボが大量に飛んでるんだぞ😱」

怖い。
子どもたちにとっては、
秋の自然との触れ合いだったかもしれない。
私にとっては、
恐怖である。
👓「『とんぼのめがね』弾き語りしてた人なのに」
「歌なら平気なんだよ」
👓「実物は?」
「話が違う」
そんな記憶があるからか、
私の中では今でもトンボ=秋のイメージが強い。
👓「じゃあ今は?」
「今?」
👓「KANUは今、何で秋を感じてるの?」
「…………」
考えてみた。
そして、ひとつ思い当たった。
「銀杏」
👓「銀杏?」
「職場まで歩く道にイチョウの木があるの」
秋になると、
その下に銀杏がたくさん落ちている。
「銀杏って潰すと臭いじゃん?」
👓「うん」
「だから私、毎年絶対に踏まないように歩いてる」
👓「秋の楽しみ方、それでいいの?」
いいのかは知らない。
ただ私は毎年、
絶対に銀杏を踏まないマンになる。

地面を見る。
銀杏がいる。
避ける。
またいる。
避ける。
こっちにもいる。
避ける。
👓「紅葉とか見ないの?」
「地面見てる」
👓「イチョウの木なのに?」
「銀杏踏みたくないから」
秋の風情より、
足元の安全確認である。
「ちなみに私、茶碗蒸しに入ってる銀杏も食べられない」
👓「急に何の話?」
「銀杏の話」
落ちている銀杏は踏みたくない。
食べる銀杏も食べたくない。
どうやら私は、
銀杏とどの形態でも仲良くなれないらしい。
👓「……ねぇKANU」
「なに?」
👓「さっきから秋の話してるけど」
「うん」
👓「トンボから逃げて、銀杏避けてるだけじゃない?」
「…………」
言われて気づいた。
「私、秋の風物詩から逃げてない?」
👓「逃げてるね」
何かないのか。
私にも秋を楽しんでいるものが。
考える。
「……あ!」
👓「なに?」
「焼き芋!」
👓「お」
焼き芋は好きだ。
ホクホクした焼き芋。
寒くなってきた頃に食べる焼き芋。
うまい。
👓「あるじゃん。ちゃんと秋っぽいやつ」
「でしょ?」
ようやく私にも、
ちゃんとした秋があった。
……と思ったのだが。
「でもさ」
👓「うん」
「最近、焼き芋って一年中食べられない?」
👓「…………」
「スーパーとか一年中あるよね?」
👓「あるね」
「じゃあダメじゃん」
私の秋の判断材料としては、
どうやら使えない。
こうして僕くんと自分の「秋」を探してみると、
秋は別に、
どこかへ行ってしまったわけではないのかもしれない。
昔は秋の歌を歌って、
芋掘りをして、
大量のトンボに怯えていた。
今は銀杏を踏まないように歩いて、
焼き芋を食べている。
この時期だけ引っ張り出される、レンジで石焼き芋が作れるやつ😆
ちゃんと皮パリふっくら出来る。
おすすめ‼️
ちゃんと毎年、
私の周りにも秋は来ている。
職場では秋の味覚のプロモーションを立ち上げたり、ショッピングモール全体がAutumnに変わる。
ただ私が、
「秋だなぁ」
としみじみ空を見上げる事がないだけだった。
今年こそは、
冬になってから
「秋、どこ行った?」
と言わないように、
少しくらい秋を探してみようと思う。
👓「じゃあ今年はイチョウでも見上げてみたら?」
「銀杏踏むかもしれんじゃん」
👓「…………」
とりあえず今年も、
銀杏は踏まない。
絶対銀杏は踏まないマンは健在である🤣
