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「敬遠」は何とかならんのか⚾⚾⚾⚾🤔

    「敬遠」は、野球をつまらなくしている。

    強打者がチャンスの場面で打たせてもらえない。
    バットを一振りもせずに、一塁に歩かされる・・・。

    これが戦術だ、という見方もあろうが、
    ファンからすれば、これほど興醒めな戦術はない。

    「敬遠」は、『論語』の一節「鬼神を敬して之を遠ざく」に由来する。
    強打者を「敬い遠ざける」という意味で、一種のリスペクトではあるが、
    要は、恐れて勝負を避ける、ということだ。

    1992年、夏の甲子園2回戦、星稜高校と明徳義塾の試合、
    星稜の松井秀喜選手は、前代未聞の「5打席連続敬遠」だった。

    試合は、明徳が3対2で星稜を下したが、試合後、
    「高校野球の精神に反する!」
    「いや、勝つためには当然の戦術だ!」
    と、論争が巻き起こった。

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    メジャーリーグの歴史上、最も徹底的に敬遠されたのが、
    サンフランシスコ・ジャイアンツのバリー・ボンズ選手だ。

    1998年、アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦、
    9回裏、ジャイアンツが6対8の2点ビハインド、2死満塁、
    一打逆転サヨナラの場面で、ボンズ選手が打席に入った。

    ここでダイヤモンドバックスの監督が選択した作戦は、
    なんと「満塁での敬遠」だった。

    のち、2004年、ボンズ選手は、1シーズン323個の四球、
    うち敬遠が120個という空前絶後の記録を作った。

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    記憶に新しいのが、2025年のワールドシリーズ、
    ドジャース対ブルージェイズの第3戦、
    大谷翔平選手は「4打席連続敬遠」だった。

    二塁打2本、本塁打2本と大暴れだった大谷選手に対して、
    9回裏、そして延長に入って11回、13回、15回の裏、
    相手監督は、毎回指を4本立てて「申告敬遠」を告げた。
    18回裏も、敬遠ではなかったものの、ストレートの四球だった。

    大谷選手が歩くたびに、球場に詰めかけたファンからは、
    地鳴りのようなブーイングが湧き起こった。

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    故長嶋茂雄氏の有名な話、
    1968年5月11日、中日戦、2死二塁で相手ベンチが敬遠策をとった際、
    カウント2-0になると、長嶋氏はバットを持たずに打席に立った。

    のちに、長嶋氏曰く、
    「敬遠は嫌いでした。お客さんは敬遠を見に来ているんじゃない。バットを振るのを見に来ているんだ」

    さすがミスター!

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    敬遠撲滅!
    とは言わないが、少なくとも減らすにはどうしたら良いか?

    敬遠を禁止する必要はなく、
    敬遠が「割に合わない」戦術になるようなルールにすれば良い。

    具体的なルール改定案として、
    「敬遠は無条件で二塁まで進塁する」
    というのはどうだろうか。

    実は、これは、わたし個人の突飛な珍案ではなく、
    野球界の有識者やファンのSNS上ですでに議論されている。

    この「二塁進塁ルール」を導入すれば、
    敬遠によって一気に得点圏に走者を背負うことになり、
    リスクが大きすぎて敬遠を選択するのが難しくなる。

    「ランナー二塁・三塁」の場面であれば、
    敬遠すると自動的に得点を与えることになるので、
    よほどのことがない限り、敬遠は選択できなくなる。

    わざとボール球を4球投げてルールの適用を免れる手もある。
    ならば、「ストレートの四球」も敬遠扱いにすれば良い。

    近年のMLBは、下降気味の野球人気を回復させるため、
    「延長戦のタイブレーク」
    「ピッチクロック」
    「ABSチャレンジ」
    など、新しいルールを積極的に導入している。

    導入前は「野球の伝統を壊す!」と反対する意見も多かったが、
    今や、おおむね肯定的に受け止められている。

    野球をもっとエキサイティングなスポーツにするために、
    野球をつまらなくしている元凶に是非メスを入れて欲しい。

    と、あれこれ御託を並べてしまったが、正直なところ、
    「ドジャース17番のホームランをもっと見たい!」
    というだけの話である。

    贅言御免!

     
     
     
    隠居の徒然に、中国古典、中国語、北京、香港、比較文化、海外体験などあれこれ雑多な記事を綴っています。

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