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自称「おばちゃん」からの卒業

    オゼキカナコ


    今日何気なくお店のバックヤードで「おばちゃん、もう疲れて体痛いわぁ。」って独り言いってたら、スタッフが「自分で自分のことおばちゃんなんて言っちゃダメ!」と鬼の形相で言ってきた。
    普段温和なスタッフが。
    鬼の形相で。

    小さいお子様に対して「おばちゃんにもこれ見せて」なんて言って、お客様と一緒にそのお子様と会話をすることは多々ある。
    子供のいない自分にとって、自分のことを自分で「おばちゃん」というのは、初めはいささか違和感があった。

    でも、よくよく考えたら実際その子のお母さんと同じような歳の自分を、「おばちゃん」と言わずしてなんと言おう?
    今ではわりと、自然に口に出せるようになった。

    と、思っていたら冒頭のスタッフの一言だ。

    「おばちゃんなんて言う、その心がおばちゃんへの第一歩や!カナコさんはそんなんじゃない。おばちゃんではなく、カナコという個人を出してけばいいやん。もうおばちゃんなんて言わないで!」
    (鬼の形相)

    それを聞いて、はっとした。

    「おばちゃん」と言う言葉は自分の中でもそんなにポジティブで美しい言葉ではない。
    ただただ、今までは便宜上使っていた、致し方なく。

    「おばちゃん」が悪いわけではない。
    なんで私は「おばちゃん」って言うようになったんだろ。

    改めて考えるとわかる。
    自分で自分のことを「おばちゃん」って言うとき、少しの「保険」をかけているのかもしれない。
    それを見透かされたような気がした。

    「おばちゃん」だから、SNSがうまく使えない。
    「おばちゃん」だから、若者の話題についていけない。
    「おばちゃん」だから、疲れが取れない。


    偏見かもしれないけど「おばちゃんだから仕方ない。許して。」みたいな免罪符として無意識に使ってることが少なからずある。
    「おばちゃん」はただの言い訳だ。

    スタッフはただ単に「カナコさんはおばちゃんキャラじゃないし、凛としてみんなの憧れでいて。」みたいな意味で言ったのかもしれない。
    でも私にとっては、「おばちゃん」ということで自分に保険をかけるのをやめようという気持ちになった。

    なかなか、不思議な体験だった。
    自称「おばちゃん」からの卒業。

    せっかく(?)板についてきたと思ったけど、卒業する努力をする。
    自称「おばちゃん」の言い訳をやめて、いつまでもキラキラと輝けるように。


     
     
     
    フリーランスのショップアドバイザー・コーチング | 一社かかみがはら暮らし委員会・初代委員長 | お仕事としてオーナーさんの相談を受けたり、人の人生に寄り添ったり、趣味でコミュニティ運営をしたりしています。思考の整理整頓が得意なのに、書類の整理が苦手。名刺すぐなくす。

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