メインコンテンツへスキップ
見出し画像

となりのトップランカー #22 | パパ活体験記③ 〜まさきさん〜


    出勤しないとその日の売上がわからないお店と、
    一日いくらが決まっているパパ活。
    どちらがいいのか確かめるために始めた
    パパ活の検証も、ついに3人目となりました。

    1人目のいっくんは、
    救いようのない自己中モンスター。

    2人目のかずさんは、
    気は合うものの交渉の難しさに阻まれ、
    結果的に効率の悪いお食事のみが続いたため
    お別れしました。

    さて、3人目のパパ
    まさきさんはいかがでしょうか。

    画像

    まさきさんは連絡をくださった中では
    最高齢の60代半ばでしたが、
    テニスが趣味ということもありスタイルも良く、
    年齢を感じさせない若々しい方でした。

    不動産業の経営者という立場もあり、
    清潔感に溢れた素敵な紳士に見えました。

    月に一度の出張の際にお会いし、
    計3度ご一緒しました。
    いつも有名ホテルのラウンジで
    お食事とワインを楽しみ、
    そのあとにお部屋へ向かうという流れです。

    ここまでは全く問題なかったのですが、
    お部屋に入ってすぐに、
    一つ目の問題が露見します。

    キスが気持ち悪い。

    私はキスとは「唇を触れ合わせるもの」
    と認識していますが、
    まさきさんにとっては「舌をねじ込むもの」
    であるようです。

    顔を近づけると同時に口を大きく開き、
    凄まじい勢いで口内を侵食してくるのです。
    そのおぞましい光景を見たくなくて
    目を閉じようとするのですが、
    あまりの速さに間に合ったことがありません。

    私はキスが好きです。
    キスでスイッチが入ります。
    キスが上手なお客様との時間は、
    こちらも心から楽しんで過ごすことができます。
    逆に、あまりキスを好まない方だと
    スタートダッシュが遅れ、
    ノリ切れないことも多いのです。

    もちろん感染症のリスク等もありますので
    無理強いはしませんが、できれば重ね合いたい。
    ですが、口臭がひどかったり、
    まさきさんのようにキスの概念が
    おかしかったりする方は、
    申し訳ありませんがお断りです。

    まさきさんは性欲が非常に強く、
    ベッドの上でも激しめな方でした。
    50代を超えると「元気がない」と
    お悩みの方も多いですが、
    60歳を超えても現役そのもの。

    ですが、キス同様に相性はいまいちでした。
    どうもこの年代の方は
    自分本位な進め方をする方が多いように思います。
    こちらの気持ちや心地よさを
    完全に置き去りにされるため、
    ともすれば心も体も冷え切ってしまう。
    完全に気持ちが引いてしまう前に、
    私が主導権を握って
    リードするしか ありませんでした。


    そして、2つ目の問題は事後にありました。

    事が終わり、
    息を整えている私の体を撫でながら、
    まさきさんはこう言ったのです。

    「じゃあ、もう一回しようか」

    嘘か本気かは分かりませんが、
    おそらく本気でしょう。
    疲れたフリをして断固として拒否したので
    真偽は不明ですが、
    あのエネルギーなら可能だったのだと思います。

    私としては、例え追加料金をいただけたとしても
    嫌だと思いました。


    そして、極めつけのもう一言。

    私が自ら腰を動かしていたことに触れ、
    こう続けます。

    「もう、えっちなんだから」

    この一言が、本っ当に嫌でした。

    お客様でもたまにいらっしゃいますが、
    こちらが少しでも積極的な姿勢を見せると、

    「女の子側も身体の関係を求めている」

    と誤解する方がいます。
    パパ活でもお店でもそうですが、
    これは、
    男性側と女性側のニーズの決定的な違いを
    認識できていない証拠です。


    パパ活・風俗におけるニーズの構造

    ・男性のニーズ:
    お金を払ってでも女性を抱きたい
    (本音:払わなくて済むなら払いたくない)

    ・女性のニーズ:
    身体を差し出してでもお金が欲しい
    (本音:しなくて済むならお金だけ欲しい)


    この裏側にある本音を
    いかに見せないようにするかが、
    お互いにとっての駆け引きなのでしょうね。

    しかし、風俗の世界はリピート
    つまり本指名を頂いてこそ。
    だからこそ、
    女の子にとってはここが鬼門となります。

    私はお店でのお仕事を手を抜いたことは
    一度もありません。
    お客様の「会えただけで満足」という言葉は、
    すべて嘘だと思っています。

    本当におしゃべりだけで終わってしまえば、
    また来たいとは思わなくなるはずです。
    だからこそ、いただいた時間は
    しっかりと全力でサービスします。

    そうして積極的にベッドへ促すと、
    「趣味で働いているの?」
    と、聞かれることがあります。
    私が余程、
    その行為を好きなように見えたのでしょう。

    ですが、はっきり申し上げます。

    趣味でこのお仕事をしている
    女の子(パパ活女子も含む)は、
    この世に一人も存在しません。


    お金に困っていないのであれば、
    わざわざリスクを冒して
    飛び込む世界ではないのです。


    愛されたいという気持ちは誰にでもあります。
    年齢を重ねても若い女性から
    求められたい気持ちはわからなくはありませんが、
    それを「俺の方が付き合ってやった」という
    傲慢な態度に変換されるのは、
    デリカシーに欠けると言わざるを得ません。


    「じゃあ、もう一回しようか」
    「もう、えっちなんだから」

    この二言がどうしても聞き流せず、
    私はまさきさんとお会いするのもやめました。

    お店に出るより肉体的な負担は少なく、
    ただお金を稼ぐという点では
    効率がよかったのですが、
    精神的な摩耗が激しすぎました。

    お仕事をする上で、
    私が最も大切にしているのは精神面です。

    ここが崩れたらすべてが終わりだと
    思っているので、
    無理な出勤やプレイは絶対にしません。

    どうしても気分が乗らない時や、
    今日はもういいサービスができないと思ったら
    受付を早めに終了していただきますし、
    思い切ってお休みにします。

    それくらい、心のケアは大切だからです。


    パパ活体験記 〜結論〜

    3名との検証を通して、
    「私はパパ活に向いていない」
    という結論に達しました。

    • お相手探しが煩雑であること
    • 契約内容の交渉(おねだり)が苦手であること
    • 拘束時間が不透明で、予定が立てにくいこと
    • お客様なら流せる言動も、
     パパ相手には許せなくなること


    私にとっては、明確なルールがあるお店の方が
    圧倒的に効率的でした。

    つらいこともありましたが
    こうしてパパ活を経験したからこそ、
    私はもう迷うことなく
    お店でのお仕事に注力できています。

    2026年5月27日
    KANA



    ◁ 1人目パパ:いっくんの記事はこちら


    ◁2人目パパ:かずさんの記事はこちら


    📖 オートフィクションエッセイ
    『となりのトップランカー』目次にもどる



    ↓以下は、有料の執筆後記です。
    表の本編では語れないリアルや、心のさらに内側を公開しています。
    表と裏、ふたつが合わさって初めてこの物語は完成します。

    ※月に4記事以上お読みになる方は、過去分も含めすべて読み放題となるメンバーシップ(月額1,000円〜)へのご加入がお得です。

    画像


    「風俗とか、そういうのは
    虚しくなるから好きじゃないんだ」


    以前、ある知人の男性に
    そう言われたことがあります。
    もちろん私が働いていることは隠して、です。

    その方は既婚者でお子様もいらっしゃいますが、

    「家庭の外で恋がしたい。
    お店では相手をしてもらうだけで
    恋ができないから嫌だ」

    と言うのです。

    要は私とプライベートで
    恋がしたかったようですが、
    それはお金を払って相手をしてもらうことよりも、
    余程難しいことだと思います。
    何の代償も払わずに、
    どうして一人の女性の心を
    手にいれられると思うのでしょうか。

    虚しいのは、無いものねだりをする
    あなたの心ではないでしょうか。

     
     
     
    36歳未経験から、副業として2年半で総売上1,000万円を達成した元トップランカー👑 「最高のサービスタイムはキャストお客様、二人で創り上げるもの」 信念と成長、再生を綴るオートフィクション✍️ 【全100話連載 毎週水・日曜日21時更新】 (有料記事 累計230回超購入/感謝)

    あなたへのおすすめ