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となりのトップランカー #52 | おしゃべりなあなた【ご新規様 60分コース】


    今回から、お客様をいくつかのタイプに分け、
    私が実際に行っているプレイのアプローチや、
    プレイ中に考えていることについて
    綴っていきたいと思います。

    お客様は特定のだれか、というわけではなく、

    「こういうタイプのお客様のとき、
    私はこんなことに気をつけ、
    こんなプレイを組み立てている」

    という一つのセオリーとして
    お読みいただければ幸いです。


    ケース1  おしゃべりなあなた


    初めてお会いする新規のお客様とは、
    私もお客様も少なからず緊張しているものです。

    どんなお客様なのか、
    どのようなプレイを好まれるのか。
    出会う直前、ホテルの部屋の前では
    そんなことを考えながらノックする手を伸ばします。

    そうは言っても、お客様の緊張を早くほぐすことが
    私の最初の役目ですので、
    こちらが緊張している素振りは見せられません。

    扉を開いてお客様と顔を合わせたら、
    まずは全力の笑顔です。

    「こんにちは!」

    このとき、視線を合わせて
    挨拶を返してくださる方の場合、
    コミュニケーション能力が高く、
    おしゃべり好きである可能性が高いです。

    おしゃべりが好きか苦手かによっても、
    プレイ内容が大きく変わってきます。

    今回は「おしゃべりなお客様」から、
    【ご新規様 60分コース】をお取りいただいた例で
    お話しましょう。


    隠れた緊張をほぐす「間」


    おしゃべりな方はご自身から進んで
    話してくださることが多いため、
    会話に困ることはありません。
    私は聞き役に徹することもありますし、
    気になったことを聞き返して
    会話を広げることもあります。

    しかし、おしゃべりな方に対して、
    更に重ねておしゃべりで対抗することは
    いたしません。

    ふとした「間」というものを、
    私はとても大切にしています。

    なぜなら、饒舌にお話しされていても、
    ふと手が触れた瞬間に
    とても冷たかったりすることがあるから
    です。

    おしゃべりすることで、
    ご自身の緊張を紛らわせている方も
    いらっしゃるのです。

    ですから、私はあえて
    空白の時間を作ります。

    カバンを置く際の、一息。
    「インコールの連絡をしますね」
    そう言って、一息。

    もちろん、その間もお話ししていただいて
    構いませんし、
    無理に会話を繋がなくても構いません。
    肩肘張らずに、
    ただリラックスしていただきたいのです。


    60分のタイムマネジメント


    インコールを済ませると、
    タイムリミットへのカウントダウンが始まります。

    例えば60分コースの場合、
    実質のプレイ時間は約45分。

    この限られた時間の中で
    最高の満足をご提供しなければならないため、
    正直に申し上げますと、
    あまり長くおしゃべりをしている余裕はありません。

    とはいえ、少しお話しすることで
    お客様の緊張がほぐれるのであれば、
    その時間は必要です。

    しかし、お部屋に入ってからのおしゃべりが
    10分を超えてくると、私の心の中では
    じりじりと焦りが生じてきます。

    おしゃべりがあまり得意でないお客様は、
    早いタイミングで自然と「シャワーに行こうか」
    という流れになるのですが、
    おしゃべりがお好きな方はそうはいきません。

    私は、しゃべりたいお客様を遮って
    シャワーにお連れすることが得意ではありません。
    無理に話の腰を折ると、
    せっかくのムードを壊してしまうのではないかと
    大変心苦しく感じます。

    そのため、ここでも私は必死に
    会話の「間」を探します。

    ソファーでお隣に座っている場合は、
    次第に距離を縮めて膝に触れたり、
    そっと手を繋いだり。

    ぬくもりを感じていただくことで
    私に気づいてもらい、
    静かにその先の熱を促すのです。


    短い時間での触れ合い


    以前の記事(#50)でもお話しした通り、
    私はシャワールームでの触れ合いも
    大切なサービスの一部と考えています。
    しかし、おしゃべりに時間を取られてしまうと、
    その後のすべての行程が
    残念ながら「短縮モード」になってしまいます。

    わざわざタイマーを見るような
    野暮なことはいたしませんが、
    シャワーを終えた段階で
    残りプレイ時間が20分を切っていると、
    心の中は非常に焦っています。

    当然、ベッドでのプレイも短縮モードになり、
    じっくりと時間をかけ
    「触れ合いを楽しむ」ということができません。

    短いコース時間だと、
    どうしても忙しなくなってしまうのが
    歯がゆいところです。

    不思議なことに、おしゃべりな方は、
    いざベッドに入ってプレイが始まると
    受け身の姿勢になる方が多いように感じます。

    私がシャワーから上がると、
    すでにベッドに仰向けになって準備を整え、
    「さあ、どうぞ」と待っていてくださる。
    時間が押している状況では、
    こちらでペース配分をコントロールできるため、
    このお任せスタイルは大変助かります。

    本当は、ねっとりとしたキスも交わしたいですし、
    全身をくまなく這うように慈しんで差し上げたい。
    指を絡ませ、焦らしながら、
    触れるか触れないかの際どい感覚を
    楽しんでいただきたい。

    しかし、短縮モードでは
    そうした贅沢なプロセスは省かざるを得ません。

    行き急ぐような無粋な真似はいたしませんが、
    首筋から胸元、そしてお腹からその先へと
    次第に熱を帯びていくプロセスも、
    どうしても急ぎ足になります。
    時間があれば、すべてを忘れるほどに
    丹念に愛でたい場所も、深淵までは潜れず
    ライトな触れ合いにとどまってしまうのです。

    残り時間があとわずかとなれば、
    何とか本来の目的を果たせるよう、
    持てる技術を集中させます。

    それで無事に果たすことができれば良いのですが、
    お体の反応はお客様それぞれですので、
    絶対とは言い切れません。

    もしプレイ終了のタイマーが鳴っても
    その状態に至っていなければ、ご希望の方法を伺い、
    残り数分の間で全力を尽くします。
    それでも届かなければ、大変心苦しいのですが、
    そこでお時間は終了となります。

    精一杯尽くした上での結果であれば、
    申し訳ないと悔やむより、
    仕方ないと割り切るようにしています。
    大抵のお客様は「気にしないで」と優しく
    声をかけてくださいますが、
    その言葉の裏にある本当のお気持ちは、
    私にはわかりません。

    それでも二度、三度と足を運んでくださる方も
    いらっしゃいますし、
    次の女の子を探す方もいらっしゃるでしょう。


    もう一度「選ばれる」ために


    また来てくれるという確実な約束は、
    ありません。

    だからこそ、私を選んで来てくださった
    そのひとつひとつの時間を、
    心から大切にしたいのです。

    そうは言いつつも、
    タイムマネジメントを見誤ることもありますし、
    人と人との触れ合いは
    いつも予定通りというわけにはいきません。

    何百回とお仕事をやり遂げていても、
    反省の絶えない日々です。

    また次も選んでいただくことの、
    難しさと有り難さ。

    それを日々感じながら、限られた時間の中で
    目の前のお客様と真摯に向き合い続けていたのです。

    2026年9月9日
    KANA


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    コース時間は、
    お客様からいただく最初のプレゼントです。

    そこにはそれぞれの事情や思いが込められており、
    時間の長さだけで価値を決められるものでは
    ありません。

    お金はもちろんのこと、時間的な都合や、
    「最初の一回はお試しで、短いコースから」
    と決めている方もいらっしゃいます。

    気に入っていただければ延長をしてくださったり、
    またすぐに足を運んでくださる方もいます。

    一度の出会いは貴重だからこそ、
    決して手を抜くことはできません。
    それでもあえて申し上げるなら、
    私は短時間コースが得意ではありませんでした。

     
     
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