
となりのトップランカー #24 | パパ活タナカ最終回(前編)〜はじめての3P①〜
再開した、タナカ様とのパパ活。
しかし、その関係は早い段階で
終わりを迎えることとなりました。
これは、タナカ様と最後になった日のお話です。
↓タナカ様のプロフィールはこちら

タナカ様の提案
「もしお姉さんがよかったら、なんだけどさ」
その日は、タナカ様のそんな一言から始まりました。
「今日はここに、もう1人女の子を呼びたい
と思ってるんだけど、どうかな?」
最初は意味を飲み込めず、
私は思わず聞き返しました。
つまり、タナカ様の提案は
以下のような舞台設定でした。
• 私たちは「普通のカップル」という設定で、
3Pを承諾している女の子をデリバリーで呼ぶ。
• 女の子の目星は付いているが、
私が選んでも構わない。
• 私はその女の子に対して何かをする必要はない。
でも、できれば
私がその女の子に攻められる姿を見たい。
その後は、タナカ様自身が攻められる姿を、
傍らで見ていてほしい。
私が所属するお店に3Pオプションはなく、
例えあったとしても、私はお受けしません。
他のキャストと同じ空間でプレイをすることは、
絶対に嫌です。
きっと彼女の良いところも悪いところも、
自分と比べて気になってしまうと思うのです。
私より彼女との方が
お客様が悦んでいる姿を見てしまったら。
……自信をなくしてしまうと思うのです。
私はいつだって、マイペースを貫いてきました。
他者を気にすればするほど、
心が狭くなってしまう。
自分が長く待機しているときに、
忙しく出て行く他のキャストを見ると、
どうしても焦りが生じます。
でも、生まれる感情を否定するのは苦しい。
一時の悪い感情に飲み込まれないように
気をつけて、あくまでも
「自分の目標とする数字」を達成するために、
私は日々努力を重ねてきました。
しかし一方で、
他のキャストがどのようなスタイルで接客し、
どんな風にしてお客様を楽しませているのかは、
ずっと気になっていました。
このお仕事と真剣に向き合っているからこそ、
向上心ゆえに。
仲の良いお客様には、
それとなく聞いてみることもありました。
洗体の仕方や、いただいた時間の配分など。
それを聞いて、参考になることは取り入れています。
逆に自分のスタイルに合わなさそうなことは、
「前の子はこうしてくれたよ」と言われても、
しません。
私がブレてはいけないから。
呼ぶ側の視点を知るために女性向け風俗の利用を
考えたこともありましたが、
費用対効果を考えると
実際に呼ぶ勇気までは持てませんでした。
自分なりに工夫して探り探りやってきましたが、
もっといい方法があるなら知りたい。
そういう意味で、
この提案は一つのチャンスに思えました。
「前戯のための女の子であり、
その子と一緒にプレイはしないこと」
そう約束を交わし、私はOKしました。
パネルマジック?
私が承諾すると、タナカ様は「この子どう?」と
候補の女の子の写真を見せてくれました。
手で口元は隠されていましたが、
目元はぱっちり。
……不自然なほどぱっちりとしています。
一目で加工だとわかるほどに。
「写真はこうだけど、実物はどうかな。
楽しみにしてて」
タナカ様は、そう笑いました。
お客様にとって、写真と実物に
どれだけ距離があるかは
一種の賭けなのだそうです。
お店によって加工具合はそれぞれのようですが、
私の写真はせいぜい
「調子のいいときの自分」を切り取った程度。
パネルマジックと言われるほどではない写真で
よかったと、内心で安堵しました。
タナカ様が予約の電話を入れ、1時間後に
その女の子がやってくることになりました。
それまでの時間は、
指先や舌で互いの熱を確かめ合うだけの、
静かな愉しみを共有しました。
そして、一時間後。
部屋に到着した女の子は、
確かに写真の印象とは全く違いました。
写真の、ぱっちりとした目元の
可愛らしい雰囲気とは裏腹に、
実際の彼女はキリッとした目と、
デニムを着こなすスポーティーな装い。
背も高く、スラリとした細身の女性です。
彼女が到着の報告を入れている間に、
私とタナカ様はこっそり顔を見合わせて、
頷き合いました。
私たちはすでにシャワーを済ませて
バスローブに身を包んでいましたので、
彼女にもまずはシャワーを浴びてきてもらいました。
はじめての3P、スタート
いよいよ始まった、3人の時間。
しかし、彼女もまたこういう場に
呼ばれたのは初めてのようで、
もちろん私もどうすればいいのかわかりません。
「とりあえず、裸になって寝て」
女性2人が固まっていると、
タナカ様が彼女に仰向けに寝るよう促しました。
言われた通りバスローブを脱ぎ、
別途に横たわる彼女。
情事の前というよりは、
まるで診察台に寝転ぶかのように
まっすぐな寝姿です。
陽に焼けた細い体は
女性特有の柔らかな曲線よりも、
浮き出た肋骨の方が目立ちます。
彼女は22歳。
私とは一回り以上も年が離れています。
これほど至近距離で同性の裸体を
眺めた経験のない私は、
無抵抗に横たわる彼女の姿に
どこか物哀しい感傷を抱いていました。
(この子はどうして、
このお仕事をしているんだろう……)
そんな疑問が、頭をよぎりました。
しかし、タナカ様はそんな私の感傷を他所に、
慣れた手つきで彼女の肌を触り始めました。
愛撫、という触れ方ではありません。
ただ、モノを触っているかのような
無遠慮な触れ方に、
私は胸がちくりと痛むのを感じました。
彼女は自分の顔を両手で覆い、
胸や秘部を触られても、声一つ立てず、
反応をほとんど示しません。
(私だったら、絶対に声出ちゃうのに!)
それは、私にとって新鮮な驚きでした。
気持ちいいかどうかはともかく、
触られたら反応するものだと思っていました。
その瞬間、私は初めて知ったのです。
私の身体は、なんと饒舌で、
なんと感じやすいものだったのかを。
タナカ様の指が二本、彼女の深奥を掻き立てても、
彼女は沈黙を守ったままです。
あまりにも静かなその様子に、
黙って痛みに耐えているのではないか
とさえ思いました。
しかし、引き抜かれたタナカ様の指が、
照明の下でてらてらと潤いを
反射しているのを見て、
身体の内側はちゃんと反応していたのだと、
少しだけ安心しました。
そして、今度はタナカ様が横になり、
彼女に促しました。
「次は、君が攻めて」
2026年6月3日
KANA
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観察:スレンダーな彼女
私はとにかく、2人の様子を観察していました。
もともとの目的が
「他の子がどんな風にプレイ時間を
演出しているのか」
という勉強のためだったからです。
その時点ですでに、
一般的な3Pとは違っていたでしょうね。
彼女は終始、お仕事をしに来ていました。
もちろん私もお仕事なのですが、
私と彼女とでは、「仕事の内容」
あるいは「仕事との向き合い方」が、
少し違うように思いました。
私はこのお仕事の本質を、
「お客様を喜ばせること」だと思っています。
対して彼女からは、
ただ「言われたことをこなしている」という
印象を受けました。
愛嬌もなく、淡々として、
私と目が合うことも一度もありませんでした。
おそらく、それが彼女なりの身を守る術だったのでしょう。
私は、やるからには成果を出すと決めています。
対して彼女には、
まだ心の中で割り切れない思いがあるようでした。
それでも、お部屋に入ってからは
お客様との時間です。
「お金のために我慢してやっている」
と感じさせては、いけないのです。