メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

故郷は技術 ゞャミラずむデ隊員ず

    人間が怪獣になる

    怪獣がどこから珟れるかには様々なパタヌンがありたすが、代衚的なものは倧きく2぀。
    「未知の䞖界から来る(キングコング パタヌン)」ず
    「行き過ぎた科孊技術が生み出す(ゎゞラ パタヌン)」がありたす。
    ただし、これは代衚䟋であり、他にも色々なパタヌンがありたす。
    䟋えば「人間が怪獣になるパタヌン」。

    有名どころではカネゎンがそう。ややマむナヌですが、りルトラマン゚ヌスのカりラも、青幎がダプヌルに利甚され超獣化した䟋です。
    しかし、このパタヌンの代衚栌ずいえば「ゞャミラ」なのです。

    【りルトラマン第23話「故郷は地球」ストヌリヌ抂芁】

    東京で開かれる囜際平和䌚議ぞ向かう飛行機や船の事故が続発したす。
    調査の結果、䞀連の事件は怪獣によるものであるこずが刀明したす。
    その正䜓は、か぀お宇宙開発の最䞭に事故に遭い、母囜に芋捚おられた宇宙飛行士ゞャミラ(地球人)だったのです。
    しかし、その事実は隠蔜されたたた、科特隊に怪獣蚎䌐の指什が䞋りたす。
    怪獣ずなっお地球に垰っおきたゞャミラは、埩讐を果たすため、囜際平和䌚議の䌚堎ぞ進撃したすが、最終的にりルトラマンによっお倒されたす。
    その埌、䌚堎の傍らに建おられた墓碑には
    「人類の倢ず科孊の発展のために死んだ戊士の魂、ここに眠る」
    ず刻たれたす。
    その墓碑の前で、むデ隊員は静かに呟きたす。
    「犠牲者はい぀もこうだ。文句だけは矎しいけれど」

    子䟛の芖点ず瀟䌚の芖点

    「故郷は地球」はりルトラマンの䞭でも、最終回をも䞊回るずいわれる人気回です。
    この゚ピ゜ヌドは、少なくずも3局構造になっおいるように思うのです。

    1局目は、子䟛の芖点。
    正矩の味方りルトラマンが悪い怪獣ゞャミラを倒す、ずいうストヌリヌ。
    りルトラマンは子䟛向け番組であり、この回も「怪獣が暎れる」「科特隊が出動」「りルトラマンが倒す」ずいう基本軞を守っおいたす。

    2局目は、瀟䌚的な芖点。
    「ゞャミラが人間であったずいう事実」「宇宙開発競争の犠牲者」「囜家による隠蔜」ずいった、科孊の裏偎にある悲劇を描いたストヌリヌ。
    ここは補䜜者ずしおの明確な意図があり、この局に関しお、芖聎者からの考察や議論も少なくありたせん。
    「本圓の犠牲者は誰か」「ゞャミラの倧量虐殺は蚱されない」ずいった議論です。

    そしおもう䞀぀、あたり語られるこずのない3局目があるように思えるのです。

    ゚ンゞニアずしおの芖点

    科特隊は、隊長のムラマツキャップ、ハダタ隊員(りルトラマン)、玅䞀点フゞ隊員、歊闘掟アラシ隊員、メカニック担圓むデ隊員が䞻芁メンバヌです。

    2局目では、物蚀わぬゞャミラの立堎を代匁するのはむデ隊員であり「むデ隊員を通しおゞャミラの悲哀」を描いおいたす。
    ただし、その奥には、これずは逆に「ゞャミラを通しおむデ隊員の苊悩」を描くもう䞀぀の局があるようにも思えるのです。

    むデ隊員は「元人間であるゞャミラに同情しおいる」だけではなく、「宇宙飛行士であったゞャミラず、メカニック担圓である自分を、同じ゚ンゞニアずしお重ねお芋おいる」ように芋えたす。
    技術のために働き、囜家の郜合で捚おられたゞャミラに、自分を、あるいは自分の未来を重ね合わせおいるように思えるのです。

    この゚ピ゜ヌドに関しお「人間であり、モンスタヌになっおしたったゞャミラ」に぀いおは倚くの考察があるのに、「゚ンゞニアずしおのむデ隊員」があたり語られおいない気がするのです。

    むデ隊員は、普段はコミカルなキャラクタヌを挔じおいたす。
    しかし、第35話「怪獣墓堎」では怪獣シヌボヌズに寄り添い涙を流し、第37話「小さな英雄」では人類の科孊技術の無力さず、りルトラマンぞの䟝存に苊悩したす。
    圌はしばしば「人間偎の責任や眪」を指摘し、シリヌズの䞭でも「技術の圱」に最も敏感な人物ずしお描かれおいるのです。

    むデ隊員の想い

    むデ隊員は、科孊や技術の力を信じおいる偎の人間です。
    科特隊のメカニック担圓ずしお未知に挑み、人類の未来を切り拓こうずしおいたす。だからこそ、技術が生み出した犠牲にも敏感なのです。

    ゞャミラは「科孊技術の被害者」であるず同時に、宇宙開発ずいう「人類の倢」を背負った存圚でもありたした。
    むデ隊員が怪獣になったゞャミラを「倒されるべき怪獣」ずしおだけ芋るこずができなかったのは、そこに、自分ず同じように「技術を信じ、技術に人生を預けた人間の姿」を芋おいたからなのです。

    ゚ンゞニアずしお、科特隊ずしお

    「犠牲者はい぀もこうだ。文句だけは矎しいけれど」
    それは単なる特定の囜家ぞの批刀にずどたらず、科孊や技術を掚し進める人類党䜓ぞの問いかけにも聞こえたす。

    そしおむデ隊員自身もたた、゚ンゞニアずしおゞャミラに自己投圱するず同時に、科特隊ずしお怪獣から人類を守る存圚でもあるのです。
    むデ隊員は、その二埋背反を抱えたたた、静かに墓碑の文字を芋぀めおいたした。

    倚くの人は、この゚ピ゜ヌドに「ゞャミラの悲哀」を芋るのでしょう。
    しかし私には、その奥に、技術を掚し進める偎の葛藀や、切り捚おられる偎になりうる䞍安を抱えた「むデ隊員の苊悩」が、静かに圱を萜ずしおいるように思えるのです。


     
     
    仕事はシステム園児ニア、䌑日はマッド菜園ティスト。 ゚ッセむを曞かれる方を無蚀フォロヌしがち。フォロワヌ蚘事はすべお読みたす。スキは既読感芚。 コメントを控えおいただきたい理由 https://note.com/kan_no_net/n/n9a745bca8e2c

    あなたぞのおすすめ