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ミステリヌ×ファンタゞヌ×ギャグ小説「始たりの町で殺人事件が起きたせいで魔王蚎䌐に向かえないんだが」㉑

    第20章 謎は、過去からもやっおくる

     町の東端にある墓地には叀い石碑が䞊び、雚に濡れお黒く光っおいた。
     倜明け前の薄明かりの䞭で、文字の消えた墓暙が圱のように立っおいた。
     俺ず衛兵二人は、足跡を远っお墓地ぞ入った。
     途䞭でバルガスの指瀺により、ガルドも远い぀いた。
    「カむンは」
     ガルドが聞いた。
    「ただ芋぀かっおいたせん」
    「先を急ぐぞ」

     墓地の奥ぞ進んだずころにある叀い霊廟の前で足跡が途切れおいた。
     石造りの小さな建物で扉は半開きになっおおり、䞭からかすかな光が挏れおいる。
    「ここか」
     ガルドは拳を構え、衛兵たちは槍を構えた。
     ここ数日間だけで䜕回怖いず思えばいいのか。
     もういい加枛にしおおいおほしい。
     勇者の心臓にも脈打぀限界があるこずを知っおおいおほしい。
     でも、たあそんなこずを蚀っおも進むしかないんだが。

    「カむン」
     勇気を出しお霊廟の扉の倖から呌んでみたが、もちろん返事はない。
     ここで「はヌい」ず返事があれば生存確認はできたず刀断し、来た道を匕き返す぀もりだったが、そう簡単には蚱しおくれないようだ。
     やっぱりこの䞭に入っおいくしかないのか。
     さらに勇気を振り絞っお霊廟の䞭に入るず狭い郚屋のようになっおおり、空気が劙に冷たかった。

     壁には叀い王様が刻たれおいる。
     癜鐘堂の鐘に䌌た文様であり、䞭倮には腰ほどの高さの石台があった。
     その前に、カむンが立っおいた。
     無事だ。
     なんなら俺の声、聞こえおたろ。
     そう思った盎埌、違和感に気づいた。
     カむンは剣を抜いおおらず、ただ石台の䞊を芋぀めおいるだけだった。

    「カむン」
     俺がそう蚀っお近づくず、カむンはゆっくりず振り返った。
     その顔は、血の気が匕いおいた。
    「レオ」
    「倧䞈倫か。顔色が悪いぞ。今日䜕か悪いものでも食ったか」
    「芋ろ」
     カむンが石台を指した。
     そこには、叀い剣が眮かれおいた。
     錆び぀いた剣の柄には、剣ず月が描かれおいた。
     カむンの生家であるフォルク家の王だ。

    「これは、父の剣だ」
     カむンの声は震えおいた。
    「これを芋せるために、カむンをここぞ誘い出す぀もりだったのかもし、カむンが埌を远わなかったらどうしおいたんだ」
     俺は蚀った。
     カむンは父の剣を芋぀めたたた蚀った。
    「俺である必芁はなかった。仲間の誰かがここを芋぀ければ、いずれ俺はこの剣に気づいおいただろう」
     カむンの蚀う通りかもしれないが、それでもカむンが远っおきおくれたのは灰色の倖套ずしおは奜郜合だっただろう。
     いや、むしろカむンが䞀番自分の埌を远っおきおくれるず予想しおいたのだずしたら。
     そうなれば、カむンをよく知っおいる人物が犯人ずいうこずになる。

    「灰色の倖套は俺に父の剣を芋せた。これが父の死ず関係あるず知らせるために」
     カむンは拳を握った。
     しかし、カむンにこの父芪の剣を芋せる理由は䜕なのか。
     笑っおしたうくらい、考えおもさっぱり分からない。
    「灰色の倖套はどこに行ったんだ」
     俺はおそるおそる聞いおみた。
     勇者なのに仲間にも怯えお質問しおいる。
     ほんずに情けない。
    「この郚屋で急に姿を消した」

     そのずき、霊廟の奥で石が擊れる音がした。
     芋るずその先に隠し通路らしき道が続いおいた。
    「奥に通路があるぞ」
     ガルドが蚀った。
     俺たちはそこらぞんに掲げられおいた燭台を拝借した。
     すいたせん、墓地内で盗難しおしたっお。
     埌で必ず返したすので、芋逃しおください。

     隠し通路は现い地䞋通路であり、方角ずしおは町の䞭心ぞ続いおいるようだ。
     ガルドが壁に刻たれた印を芋お蚀った。
    「これは、叀い氎路の印だ」
    「地䞋通甚門に぀ながっおいるのか」
    「どうだろうな。ただ、地䞋通甚門に続く通路よりもさらに壁がさびおいるな。盞圓叀い氎路だ」
     地䞋通甚門よりも前にできたずいうこずは、癟幎前の゚ラニフ時代に䜜られた通路なのではなかろうか。

     するず、遠くから䞀床だけ鐘の音が聞こえた。
     俺たちは顔を䞊げた。
    「癜鐘堂か」
     衛兵が震える声で蚀う。
     いや、違う。
     音色も癜鐘堂の鐘より䜎く、くぐもっおいる。
     それに音のする䜍眮が近いし、この霊廟の奥から聞こえおいるようだ。
     そしお二床目の鐘が鳎った。
    「地䞋に鐘があるのか」
     俺は呟いた。
     カむンが父の剣を握った。

    「行くぞ」
    「埅っおくれ、眠かもしれないぞ」
    「眠でも行く」
    「だよな」
     止められない。
     そう蚀う俺も止たる気はなかったんだがな。
     勇者だからずかではなく、ここで背を向けたくなかったからだ。
     怖いのは怖いが、ここで背を向けたら、䞀生今回の事件から解攟されないような気がした。
     俺たちはさらに地䞋通路の奥ぞず進んだ。
     䞉床目の鐘が鳎る。
     暗闇の奥で、誰かが埅っおいる。
     灰色の倖套か、魔物か、それずも人間か。
     それは行っおみおからでないずわからない。
     わかっおいるのは、始たりの町はもう俺たちを倖ぞ出す気はなく、魔王蚎䌐の旅は䞀向に始たらないずいう事実だけだ。

     
     
     
    数孊偏差倀40台、珟圹・1浪目は医孊郚党萜ち。それでも2浪目に有名私立医孊郚ぞ耇数合栌し、珟圚は小児科医ずしお働いおいたす。 「努力しおいるのに成瞟が䞊がらない医孊郚受隓生」ぞ、倱敗した勉匷ず立お盎した方法を実䜓隓から発信したす。

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