
2026千葉県公立高校入試 理科の出題予想 物理編
最近中3物理が出まくっているので優先順位が下がる可能性!?
2024年〜2025年にかけて中3物理が出題されまくっています。
2024年の本検査と追検査、2025年の本検査と追検査いずれも大問での出題がありました。2年連続で中3物理が本検査と追検査で出されたことがこれまでありません(前期・後期制の時代でも2年連続で前期と後期の両方で大問出題されたことはない)。
そういうわけで2026年入試で、大問での中3物理の出題確率は低くなると考えると、2026年入試の本検査では、中1と中2物理の確率が高いんじゃないでしょうか。特に中2物理は、2025年本検査で大問での出題はありませんでしたから、中2の物理を中心に学習し、その次に中1物理、最後に中3物理みたいな優先順位がよさそうです。
中2物理の学習比重を高くせよ!
オームの法則の利用問題、電力量の問題(直流・交流含む)に要注意
中2物理が出題されるときはかなりローテーション体制になってます。オームの法則、電流による発熱、電力量、コイルの磁界、フレミングの法則が主なローテーションになっていて、そこに電磁誘導、直流交流、クルックス管などが入ってくるイメージです。出題のバラエティが多いので連続で出しまくることが可能になるのもこの分野の特徴だと言えるでしょう。
最近の大問での出題では
2023年本検査:コイルのまわりにできる磁界
2024年本検査:フレミングブランコ実験(磁界)と誘導電流を出題
2025年追検査:電流による発熱
2026年の入試でローテーション的に出題確率が高いのは、オームの法則、電力量の出題でしょうか。
オームの法則の難しめの出題では自分で配線パターンを場合分けするようなブラックボックスタイプの出題も過去に出ていますから、問題演習は必須になります。
次に、電力量のところは2014前期→2017前期→2021追検査というタイミングで出題されています。2021は追検査で出題されたことはあまり知られていませんから、それをカウントしなければ、しばらく出題されていないとも見ることができますので要注意です。
電力量のところでは、家庭用の電源の話になりますので、直流・交流のところも一緒に出されることがあります。そこも教科書で確認しておくようにしてください(中2大日本図書の教科書だとP207〜P209)。
電磁誘導は応用問題をやっておこう
過去の出題頻度をみるとやや出題確率落ちますが、最近メインでは出されていない電磁誘導の応用問題でしょうか。斜面に棒磁石を滑らせる実験の問題が出題されたことがあります(2010と2016後期)。
あとは「静電気」のところも警戒しておきましょう。これまで出題がありませんが、教科書でも扱われています。こちらもノーマークにしない方がいいでしょう。「クルックス管の真空放電」もメインで出題されたこともある(2015後期メイン出題→2019前期小問→2021本検査サブ出題)ので確認しておきましょう。
電磁調理器(IH調理器)、ICカード、モーターなども警戒
最後に超大穴で、電磁調理器(IH調理器)、ICカードなどの生活でよく使われているところや、磁界のところの「モーターが回転する仕組み」とかもチェックしておきましょう。まだ出題されたことはないですが、2026年入試で中2物理は出題確率高いのでどこが出てもいいように準備しておきましょう。
過去問などでもあまりないと思うので、集めてみたので教科書をチェックしながらやってみてください。
このようなスマホのワイヤレス充電の問題も近年出題されています。

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中1物理
中3物理が連続で出まくっている状況の2026入試では、中2物理の次は中1物理に警戒したいタイミングです。
この中1物理は、光・音・力の3領域で構成されています。
とはいえ、中1物理の「力」のところは、非常に出しづらくなっているんです。というのは2021年の教科書改訂のときに「力」のところで扱っていた重要単元が別の学年へ移動になったからなんです。
具体的には、圧力が中2地学へ、水圧と浮力が中3物理へと移動になりました。これによって、「力」のところだけ出すというのがしづらくなりました。
「力」だけで出そうとすると、「ばね」のフックの法則のところなんですが、これだけ出そうとするとパターンとしてはあまり多くないんですね。それに2023年本検査で出題されて、そんなに時間が経っていません。バネの問題でバリエーションを増やそうとすると、中3の物理をメインで出題して、そのときにバネを使うみたいなサブ出題にどうしてもなりやすい。今回の中3物理が出まくっているのも、中1物理の「力」が出しづらくなったのとも関係している気がします。
教科書をみてみるとバネ以外で出されていないところだと、「重力と質量」のところでしょうか。月面上だと重力は6分の1だから質量600gの物体にはたらく重力は1Nになるのを利用した計算問題とかでしょうか。教科書では扱われていますが、まだ出題されたことはないところの問題になります。
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「力」は出しづらくなったので、中1物理で残されたのは「光」と「音」です。こちらの方が出題可能性としては高そうです。
光だと凸レンズが怪しい!
ただ2025年の本検査では「光」が出題されています。光の屈折のところです。連続で出題されるのかということで過去の出題を振り返りましたが、光が連続で出題されることもありました(2006→2007、2011前期→2012後期→2013前期)。光には「光の反射」「光の屈折」「凸レンズ」と3つあるのですが、出題者はこれらは別物の考えているようで、連続で出したことにはならないとみているようなんです。
最近の出題をみても、見事に分けて出題されています。
2025本検査 光の屈折
2024追検査 光の反射
2022追検査 凸レンズ
2021追検査 光の屈折
2018前期 光の反射と光の屈折
2015前期 凸レンズ
こうしてみると、順番的には凸レンズが来そうですね。
中1物理の「音」も警戒せよ!
中1物理で残る単元は「音」です。中3物理が出まくってて「中2物理」と「中1物理」のセットになりそうな2026年は、「中1物理」も広くやっておきましょう。
音が出るときは「弦を弾く実験」が頻出で、「音の速さ」の問題がたまに出されるという感じになってます。
【音の出題】
2023追検査 弦を弾く実験
2020後期 音の伝わる速さ
2017後期 弦を弾く実験
2014後期 弦を弾く実験
2009 弦を弾く実験
1997 音の伝わる速さ
今年は久しぶりに中3物理が大問で出されない可能性もあるので、両方やっておきましょう。その他の音の問題では、ペットボトルや試験管に水を入れて音を出すようなタイプの問題も他県では出題されています。
中3物理
斜面を下る台車の実験、仕事の原理、エネルギー変換効率について準備せよ
前述のように中3物理は最近出まくっています。
2025本検査:エネルギー
>振り子、傾いたレールに小球を転がして木片にぶつける実験
2025追検査:力の合成と分解
2024本検査:水圧と浮力
2024追検査:水平台車につないだおもりを落下させる実験
2023追検査:仕事
とはいえ、3年連続もなくはないので、中3物理も検証しておきます。
注目したいのは、斜面を下る台車の実験。最近はメインで出題されていないのでそろそろ出題されるタイミングかと思います。
【斜面を下る台車実験が出されたタイミング】
2000→2006→2012前期→2020後期→??
斜面を下る台車の実験

中3物理では「仕事」も警戒しておいた方がいいかもしれません。2023年の出題は追検査なので、過去問には非掲載ですし、このときは基本的な問題だけでした。複数の滑車を使った問題、斜面に滑車をつなぐ問題、モーターを使った問題などの出題も過去にはあったので、練習しておいた方がいいでしょう。
【仕事が大問で出されたときの内容】
2023追検査 動滑車と斜面(仕事が全体的に出題)
2020前期 斜面(仕事サブ程度の出題)
2014後期 動滑車と斜面の応用
2010 滑車とモーター
小問で警戒したいのがエネルギーの保存と効率ところです。2025本検査でエネルギーのところが大問で出されているので小問だとちょうどいいバランスかもしれません。2025年の新しい教科書では、以前は1ページ程度の扱いだったのが、増えています。例えば、啓林館だと実験が大きく扱われて4ページほどの扱いになっています。
あまり過去問などにもないところだと思うので、全国の過去問から集めてみましたので、教科書と一緒にチェックしてみてください。
【演習問題ダウンロード】
【ファイナルチェック】