
トルコ旅行記13 ギョレメに向かう
昨日の歩き疲れもなんのその、朝早くから目が覚める。
外を見ると、最高の天気で涼しい気持ちのいい爽やかな空気に包まれている。
今日でイスタンブールとひとまずお別れし、カッパドキアの玄関口、ネヴシェヒルへむかう。
ネヴシェヒルに向かう飛行機に乗るため、イスタンブールの空港に行くのだが、飛行機は昼の便。子供はまだ爆睡している。
キラキラ輝く朝の光に誘われて、昨日見学もそこそこに出てきてしまったグランドバザールに、朝また1時間くらい行けるよね?とウキウキしながら旦那に聞く。
突如、キレる旦那。
「国内線とはいえ、イスタンブールの空港は超巨大なんだから、出発の2時間前には着いてなきゃだめでしょ!そして空港まで1時間かかるってのに、そんな悠長なこと言ってる場合かと!」
ムキになってキレ返すが、確かに計算してみると、そんなに早く出なくても良さそうな気はするが、さすがに街中を歩く時間はなさそうと気づく。
そういうところが、私はやばいくらいのんびりしている。
意見がまとまったところで荷物をまとめ、そそくさとホテルをチェックアウト。レセプションに急いでタクシーを呼んでもらう。
初日の事件で現金がないため、事情を話しカードで払わせてもらう。
現れたのはテンション低めのタクシー運転手。
事情を知っているらしく、1時間くらいの道程をかっ飛ばしてくれる。旦那がコミュニケーションを取ろうとするが、そもそも日本の存在を知らないようだ。
日本人は、外国人に日本出身だというと、オーアイラブジャパン!クールジャパン!とすべからく狂喜乱舞してくれるものだと思い込んでいる節があるが、そんなことがあるわけがない。このくらいの塩対応は普通だ。もちろんすごく喜んでくれる人もいるけれど。
タクシー運転手の高速テクニックのお陰で、空港には3時間前くらいに着いてしまった。ホッとしたところで朝ごはんを何も食べてないことに気がつき、目に入ったファストフード店でスィミットを食す。 めっちゃ柔らかくて美味しい。
しかし、ひとつ85リラとかないわ。

イスタンブール空港はほんと綺麗。そしてデカい。トルコの本懐見せたるでという心意気を感じる。
さすがに早く着きすぎたので、1階の広い庭で朝の爽やかな空気の中、高級スィミットをゆっくり味わいながら時間を潰す。
暇つぶしにオンラインチェックインをしようとしたのだが、うまくいかなかったのでカウンターへ。なんか保安上の理由で席がアサインされ直したみたい。
応対してくれたターキッシュエアラインズのカウンターのお姉さんが、双子を見て、チョックギュゼルといってくる。
トルコに来る前に、Duolingoでトルコ語に触れていたので、その単語だけは聞き取れた。
チョックギュゼルってvery cuteっていう意味だよね?と聞くと、
お姉さんは喜んで、そうそう!じゃあマーシャラーは分かる?
マーシャラー…知らないです。
マーシャラーもおんなじような意味だよ!と教えてくれた。
マーシャラー。この後双子がいろんな人に言われた言葉だ。Duolingを半年くらい使っていたおかげで、旅の間の簡単な単語は聞き取れた気がするし、たまに片言を喋ると相手は喜んでくれた。
半年経ったら、全部忘れたけど。
それでも唯一なぜか覚えている単語がマーシャラー。
一つの旅に、一言だけ、そういう言葉があればいい。
ネヴシェヒルに向かう飛行機は満席。
さすが超一級の観光地に向かう飛行機らしく、日本人が10人くらいは乗っていた。
離陸後、機上でいただいたランチのケバブはちょいとピリ辛で、スパイシー好き大人には最高だが、子供には辛かったようだ。

果てしなく広がるアナトリアの大地を眼下に見遣りながら、定刻通りネヴシェヒルに到着。
タラップを降りた瞬間、乾燥した空気、そして痛いくらいの日差しが肌を強く刺した。

ここからはレンタカードライブの旅。
見どころの点在するカッパドキアで、ゆったりと旅を続けたい。