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Photo byswimmingclub

ときめきトゥーシューズ #毎週ショートショートnote

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    君が私に出会ったのは、ポワントの練習が始まった時だったね。
    あの頃の君は、ただ一生懸命でただひたむきに取り組んでいた。
    私と初めて手を取りあった時、少し強ばった顔で、だけどその頬は微かに赤くなってて。私はすごくときめいた。
    あなたもきっとときめいていたよね。
    あなたの頑張りは床からも伝わってくるみたいだった。私はその姿を1番そばで感じられるのがすごく嬉しかった。
    主役に選ばれなくて、気づかれないように握っていたその震える手。
    ヴァリエーションに選ばれて、心まで跳ねたようなその笑顔。
    憧れの先輩とのパ・ド・ドゥに選ばれて、そわそわしてるのにすました顔をしてるのを見た時は少し笑っちゃった。その頃にはとっくに私は舞台から降りていたけどね。
    ずっと頑張ったあなたはプリマになった。
    これ以上に誇らしいこと、私には無いね。

        ◇

    「ママ。この古くて汚いトゥーシューズ何?捨てないの?」
    「そのトゥーシューズにはね、ママのときめきが詰まっているのよ」

    (※416文字)


    こちら書かせていただきました🙇‍♀️

    #毎週ショートショートnote
    #ときめきトゥーシューズ

     
     
     

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    物語(フィクション)と現実(リアル)の境界線を溶かし泳いでいます。哲学エッセイ・創作・詩・AIとの対話など、AIについて哲学的に考えてることが多いです。

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