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Photo bynon_file

毎日新聞の消滅

    先日、次のようなXのポストが私の眼にとまった。


    コンビニでは既に毎日新聞が買えない。産経が生き残るのかな。昔は長く毎日を読み、高校の時は配達したのだがなあ。悲しい。

    今日の産経新聞は、たいしたものだな。三面で性自認至上主義の日本におけるカルト性にかかわる記事があり、七面ではロシアの極端さを記事を、それぞれしっかり書いている。
    コンビニでは既に毎日新聞が買えない。産経が生き残るのかな。昔は長く毎日を読み、高校の時は配達したのだがなあ。悲しい。

    — 滝本太郎 (@takitaro2) December 5, 2023


    うちの近所のコンビニでも、しばらく前から毎日新聞が置かれていないことには気づいていた。

    地域的なことかと思っていたが、どうもコンビニで毎日が置いていないは、普通になったらしい。


    気になって、コンビニに行ったときに改めて見ると、以下のような具合だ。


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    読売、朝日、日経、産経。英字紙のJapan Timesすらあるのに、毎日新聞はない。

    これはファミリーマートだが、念のため近くのローソン、セブンイレブンにも行ってみた。

    ローソンにも毎日新聞はなかった。

    セブンイレブンにいたっては、新聞自体がなかった! 少々の雑誌のみだ。


    私の地域の市立図書館でも、毎日新聞は置いていない。

    朝日、読売、日経、神奈川新聞、日刊スポーツだけである。


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    毎日新聞を読みたいと思ったら、あるいは、読まなければならなくなったら、どうしたらいいのだろう。

    最寄りの柿生駅は、数年前に売店が廃止された。ここでも新聞は買えない。

    新聞販売店はどうか? 販売店まで行けば新聞を売ってくれるだろう。私の知る限り、毎日を配っている販売店は、下麻生にある。


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    朝日の販売店が、日経や東京新聞とともに毎日もあつかっている。

    しかし、うちからは2キロ近くあって、徒歩圏内とは言えない。

    それなら、柿生の一つ新宿寄りの、急行が止まる新百合ヶ丘駅のほうが近い。20分くらい歩いてそこまで行けば、たぶん駅の売店で毎日新聞も売っている。

    しかし、私の徒歩圏内、生活圏内では、もう毎日新聞の姿がなくなった。


    私の住むマンションや近隣で、毎日新聞をとっている世帯も見当たらない。

    私は新聞業界にいたので、なんとなく気になって、古紙回収のときなどに見ているが、朝日と読売だけだ。神奈川は朝日が多い。

    毎月のように新聞の勧誘チラシがポストに入っているが、数年来、毎日新聞の勧誘チラシが入ったことはない。

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    先月、私んちのポストに入っていた新聞勧誘チラシ


    そういうわけで、私は「毎日新聞」の姿を、たぶん半年以上は見ていない。

    まだ発行されているのか、と思うくらいだ。


    売られていない、とられていない、置かれていないのは、人びとが必要としていないからだ。

    毎日新聞は、もう社会から必要とされていない、ということだ。


    毎日新聞と産経新聞は、ずっと全国紙の「最下位」争いをしていたが、冒頭のポストが言うように、産経のほうが生き残るのかもしれない。

    産経のオピニオンには独自性がある。毎日は、「小朝日」で、朝日の下位互換みたいなイメージだ。左翼チックな人も、朝日や東京があれば、毎日は必要ない。

    朝日が先に潰れる、という番狂わせがない限り、毎日は消滅するしかないのだろう。


    だけど、変だ。

    引退して、もうABC部数を細かくチェックしていないが、毎日は、まだ産経より部数が多かったはずだ。

    たぶん、まだ100万部以上は刷っていた。

    毎日刷られているはずの、その新聞は、どこで配られているのだろう?


    その謎が解けたのは、おとといのことだった。

    新百合ヶ丘に用事があり、ついでに地域でいちばん大きなダイソーで買い物をした。

    会計を終えてレジを出た先に、毎日新聞の姿があった。


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    包装用紙として、ページごとに切られて・・。見ると、2か月ほど前のものだった。

    そうか、こんなところに、あったのか。

    毎日新聞も、まだ世の中の役に立っているようでよかった。

    でも、取材したり、記事を書いたりするのは自由だが、もう紙に刷らんでもいいのではないか、と思った。




    <参考>


     
     
     
    会社を定年退職し、神奈川県は柿生の里に隠棲する。新聞社、出版社に勤め、記者や編集者をやっていた。独身、孤独を愛する。老人であることを自覚し、記憶力もあやしくなりつつあるので、ここに書き残したいことを書き残しておく。世間から引退したので、社交は望みません。

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