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「政治とカネ」はもういいよ

    なんか正月から、ガッカリしちゃってさ。

    立憲民主党の国対委員長、笠浩史が、新春メッセージで、こんなこと言っている。


    立憲民主党国会対策委員長の笠浩史です。今月下旬から、通常国会が始まりますが、野党第一党として、高市政権に対し、しっかりとチェック機能を発揮できるように、全力をあげてまいります。(中略)

    政治とカネの問題については、これ以上の先送りは許されません。企業・団体献金の制限、規制強化を、野党が揃って、しっかりと連携をして実現できるように、取り組んでまいります。

    「改革中道路線を結集し、国民に選択肢を」
    自民・維新連立による右派色の強い路線に対峙し、国民のための政治へ。

    立憲民主党はいらんだろって思う人!🙋‍♀️!
    pic.twitter.com/E9LfadzYwi

    — 🟠🇯🇵爆裂大和魂🇯🇵🟠 (@tanakaseiji15) January 5, 2026


    まだ「政治とカネ」をやるのかよ。

    「政治とカネ」はもういいよ。

    そう思ってるのは、俺だけじゃないと思うんですよ。


    笠浩史氏は、うちの地元(神奈川9区、川崎市多摩区・麻生区)の代議士でさ。

    花見の時とか、よく顔を見る。

    一昨年、国対委員長に出世して、よかったね、とは思ってたよ。

    がんばれ、とは思うが、こいつののっぺりした顔も、時々ウザくなる。


    でも、わかる。

    「政治とカネ」をやると、マスコミが乗ってくる。

    野党がまとまれる。

    ワイドショーでも野党を応援してくれる。

    野党もマスコミも、「政治とカネ」中毒なんだな。


    私は、あんまり文句言えないかもしれない。

    私も、マスコミ業界に入った40年前から、「政治とカネ」で商売していました。

    まあ、リクルート事件あたりから始まって。

    「政治とカネ」で記事を書き、「政治とカネ」問題の本を出しーー「政治とカネ」で儲けさせてもらいました。


    「政治とカネ」って、マスコミには飯のタネなんですよ。

    実際、タネが尽きないんだよ、このテーマは。

    カネの問題が起こって、細かい規則を作ると、また細かい違反が起こって、さらに細かい規則を作るーーみたいなことが、無限に繰り返される。

    いつでも、掘れば見つかる、そういう恒久的な鉱脈なわけ。


    でも、マスコミにいる時から思ってましたよ。

    これのどこが、そんなに大問題なのか、と。


    企業献金、団体献金、結構じゃないか。

    お前ら、立憲民主党も、笠浩史氏も、もらえるようにガンバレよ。


    権力を持ってるヤツにつけ届けするのは、人間のサガだ。

    卑弥呼の時代から、大国には贈り物をしてる。

    まあ、今は上司や取引先にお歳暮とか贈らないのだろうが、我々の時代は普通だったからねえ。

    人類史の中では、それが普通な時代のほうが、はるかに長い。


    意味合いは少し違うが、私なんぞがnoteで記事を書いても、時々おひねりを投げてくれる方がいる。

    「お前、ガンバレよ」という激励だと、ありがたく受け取ってますよ。


    カネをもらったからって、「私の思いどおりに書け」という指図だとは受け取らない。おひねりがあろうが、なかろうが、私は自分の好きに書いてるだけだし。

    献金だって、そういう意味合いのものもあるだろう。

    それによって、汚職が起こったなら、そん時につかまえればいい。


    裏金だってさあ、人間の社会には必要なんだよ。

    というか、マスコミも、裏金大好きじゃないか。

    私も、マスコミに入って、さんざん上司の指示で裏金づくりやりました。

    それについては、これまでも、ちょこちょこと書いてきた。

    小説「平成の亡霊」にも書きました。


    当時のマスコミ人は、年に1度くらいのどんちゃん騒ぎが好きでね。

    そのために、1年かけて裏金を貯めていく。

    いちばんやられていたのは、架空の口座を作り、そこに架空の原稿料とか校正料とかを振り込んでいくやり方。

    あと、闇バイトで別メディアに原稿を書いたり、出入り業者から「献金」をもらったりーー。


    今は、どんちゃん騒ぎそのものをやらないみたいだから、そんな習慣は廃れたかもしれないが。

    架空口座も、今は作れなくなってますね。

    でも、私の前の世代は、もっと盛大にやっていた。役所にも、つまり税金にもたかってました。


    当時のマスコミ人は、なぜ自分たちが「タダ」でどんちゃん騒ぎでき、飲み食いできるのか、疑問に思わなかったんですね。

    そいつらの中で、出世したのは、まだマスコミの役員とかに残ってますよ。

    そんなマスコミに、政治家のカネ周りを責める資格はないですよ。


    今だって、昨年川崎市長選に出た宮部龍彦氏が指摘してたけど、市庁舎の一部とかを、記者クラブが占有して使っている。

    税金にたかってるわけですよ。そういうのも一種の裏金だろ。

    そんで、その記者クラブで、各社の記者が不倫し放題というじゃないか。マスコミのラブホみたいになっている。うらやましい。

    多少、使用料を払ってるかもしれないけど、宮部氏によれば、川崎市も、記者クラブ側も、明細をあきらかにしない。

    そういうのを追及しろよ、政治家とマスコミ!


    というか、言いたいのは、「政治とカネ」の追及で浪費される時間とカネのほうが大きいということ。

    「政治とカネ」を、野党とマスコミがだらだらと追及することで、この国の最高議決機関の時間が空費される。

    そのために、どれだけの議員の歳費と、国会の経費と、国民の利益が吹き飛んでいくか。

    そっちの無駄のほうが絶対に大きい。これを「『政治とカネ』とカネ」問題、と呼びたいね。


    たとえばさあ、萩生田光一氏は「裏金」議員かもしれんが、熊本にTSMCを誘致して、何千何万という雇用と、数兆の経済効果を生んでいるというじゃないですか。

    「裏金ガー」で騒いでる野党議員より、そっちのほうが国民にとってよっぽど有能だろう。

    お前らも、「政治とカネ」で騒いでるひまがあったら、どっかから「国益」を引っ張ってこいよ。


    野党も、マスコミも、「権力のチェック機能」という言葉が好きだけど、そんな嫌味な風紀委員みたいな役割、国民は期待していないから。

    マスコミは、正確で公平な情報を早く届ければいい。

    そして野党は、与党よりも国益に利する政策をアピールしろよ。

    権力のチェックと言いながら、いらんことばかりして、国の足を引っ張ってるだけなんだよ。


    ーーということに国民は気づき始めていると思うので、笠浩史氏には、もう少し頭を使って、ガンバっていただきたい。


    <参考>


     
     
    会社を定年退職し、神奈川県は柿生の里に隠棲する。新聞社、出版社に勤め、記者や編集者をやっていた。独身、孤独を愛する。老人であることを自覚し、記憶力もあやしくなりつつあるので、ここに書き残したいことを書き残しておく。世間から引退したので、社交は望みません。

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