
デスクトップ整理は「完全降伏」が正解。アイコン非表示に行き着いた3つの段階
こんな方に読んでいただきたい記事です。
デスクトップがファイルで埋め尽くされていて、見るたびに少し疲れる
綺麗にしようと思うたびに挫折している
頑張らずにスッキリさせる方法が知りたい
第一弾〜第三弾のシリーズをさらに活かしたい
パソコンのデスクトップ画面、散らかっていませんか?
「綺麗なデスクトップは、仕事ができる人の証」なんて言葉を聞くたびに、少し耳が痛くなります。私もかつては、どうにかしてデスクトップを綺麗に保とうと試行錯誤していました。
でも、結論から言うと、私は整理整頓を完全に諦めました。
諦めて「完全降伏」した結果、皮肉なことに、今の私のデスクトップにはアイコンが一つもありません。探す時間も、画面の散らかりによるストレスもゼロになりました。
今回は、私がデスクトップの整理においてどのように足掻き、そしてどのように諦めたか——「3つの段階」をお話しします。
第1章:理想——新しいPCと、守られなくなるルール
パソコンが新しくなった時、誰もが一度はこう誓うはずです。「今度こそ、デスクトップを綺麗に使おう」と。
私も例に漏れず、最初に厳格なルールを決めました。デスクトップに置いていいのは、よくアクセスするサーバーへのショートカット、よく使うアプリ、そして一時ファイルを入れるtmpフォルダのみ。
最初はうまくいっていました。
でも、落とし穴は意外なところにありました。エクセルやブラウザで作業中に「名前を付けて保存」のウィンドウが出た時です。保存先を選ぶあの画面が出ると、私はつい、一番アクセスしやすい「デスクトップ」を選んでしまう。
「とりあえずデスクトップに置いて、あとでtmpに入れよう」
そう思っても、忙しくなるとやらなくなります。気づけばtmpフォルダは使われなくなり、デスクトップは再び、無数のファイルで埋め尽くされていきました。
人間、追い詰められると一番楽な選択をするものです。
第2章:足掻き——拡張デスクトップから、2画面構成へ
散らかったデスクトップをどうにかしようと、次に試みたのが「拡張デスクトップ(仮想デスクトップ)」でした。仕事Aの画面、仕事Bの画面と用途別に切り替えて使う、いかにも「デキる人」風の整理術です。
早速試してみたのですが、結果は見事に挫折。切り替えが自分には合わなかったのです。「あの画面、どこにいった?」と迷子になることが増え、スマートな整理術はかえって混乱を招くだけでした。
そこで気づいたことがあります。私は「複数のウィンドウを同時に見ながら仕事をする人間」だということです。切り替えるより、全部広げておく方が合っている。
そこでたどり着いたのが、2画面構成でした。
外付けモニターをノートパソコンに接続して、画面ごとの役割を決める。シンプルですが、これが非常に快適でした。
ノートPC画面:第一弾で紹介したエクセルのリンク集を常時表示。必要な時にフォルダを素早く開いたり、作業手順を確認したりするための「手元の地図」として使う。
外付けモニター:メールとブラウザを開いておく。その上にその時のメインの仕事のウィンドウを重ねる。
さらに画面を有効に使うために、Windowsキー+矢印キーで画面を左右半々に分割する機能も活用しています。2つの書類を並べて比較したり、元の資料を見ながら新しいものを作ったりするときに便利です。今はこの機能をマウスに割り当てて、さらにスムーズに使っています。
でも、一つだけ解決しない問題がありました。
デスクトップは、相変わらず散らかったままだったのです。
第3章:完全降伏——「隠す」という究極のハック
ルールを決めてもダメ。高度な機能を使ってもダメ。
ここで私は、整理することを完全に諦めました。完全降伏です。
そして、Windowsの標準機能を使って、ある「反則技」に出ました。デスクトップの何もないところを右クリックし、「表示」から「デスクトップ アイコンの表示」のチェックを外したのです。
ポチッ。
その瞬間、画面上のファイルがすべて視界から消え去り、まっさらな壁紙だけになりました。
正直、少し不安でした。「これで仕事に支障が出るかな」と。
でも、まったく困りませんでした。
それどころか、画面を開くたびに壁紙だけが広がっているのが、想像以上に気持ちいいのです。アイコンが散らかっていた頃、自分がどれだけ無意識にストレスを感じていたかを、消えた瞬間に初めて気づきました。視覚的なノイズが消えると、頭の中まで少し整理される気がします。
第4章:なぜ「見えなくても」仕事が回るのか?
アイコンをすべて消し去ったのに、なぜ仕事が回るのか。理由は2つあります。
理由①:タスクバーのショートカットがあるから
前回の第三弾でお伝えしたように、よく使うフォルダはタスクバーに登録しています。必要な場所にはタスクバーから一瞬で飛べるため、そもそもデスクトップにショートカットを置く必要がなかったのです。
理由②:ダウンロードフォルダの「地層」が優秀だから
Webからダウンロードしたファイルはダウンロードフォルダに溜まっていきます。中はめちゃくちゃに散らかっているのですが、エクスプローラーの機能で「今日」「昨日」「先週」と日付別にグループ化されて表示されます。散らかっていても最新のものが一瞬でわかる。
デスクトップが散らかっているとストレスになりますが、「見えない場所」が散らかっている分には、脳のノイズにはなりません。見えないものは、私にとって存在しないも同然なのです。
実はこの「目に入らないものは存在しない」という感覚、別の記事でも書いています。タスク管理の迷走を綴ったエッセイ「モニタライオン——付箋と私の、終わらない戦い」です。よければあわせて読んでみてください。 (※ここにリンクを貼る)
おわりに:頑張らないから、スッキリする。
この記事でお伝えしたことをまとめます。
デスクトップのルールを決めても、保存時の誘惑に負ける。
拡張デスクトップは、切り替えが合わない人には逆効果。
デスクトップのアイコンを「非表示」にするだけで、視覚的ノイズが消える。
タスクバーとダウンロードフォルダがあれば、アイコンがなくても困らない。
「デスクトップを整理する」という発想を捨てて、「見えなくする」こと。
これが、長い試行錯誤の末にたどり着いた答えです。
もし今、デスクトップがファイルで埋め尽くされていて、それを見るたびに少しだけ疲れてしまうなら——一度、右クリックして「非表示」の魔法を試してみてください。
その一瞬の「気持ちよさ」に、きっと驚くはずです。
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