
才能は開花させるもの、センスは磨くもの13
「忠告だ、及川。もう道を間違えるな。お前は、道を間違った。もっと力を発揮できる場所があったのに、取るに足らないプライドの為に、お前はそれを選ばなかった。」
「それは、青城じゃなく、白鳥沢に入るべきだったって事でOK?成功が約束されたチームなんか、無いだろ。」
「少なくとも、今ここでは、俺の居る場所(チーム)が、最強の場所(チーム)だろうが?」
「ハッ!!!相変わらず、面白くないくらいの自信だな!」
「‥‥取るに足らないプライド‥確かにね。」
「聞けよ、牛島。俺は、自分の選択が間違いだと思った事は一度も無いし、俺のバレーは何一つ終わっていない。取るに足らないこのプライド、絶対に覚えておけよ。」
「‥?」

『ハイキュー』若利君と及川徹の会話です。
♦いかなる攻撃を受けても、炎と共に再生する
どのような人でも、必ず、逆境に遭遇します。
大切なのは、逆境を避ける事ではなく、逆境に遭遇しても、回復する事が出来る心の状態を獲得する事です。
それは、世界一人気があり、世界一お金が動くヨーロッパのフットボールの舞台においても、変わりありません。
18/19シーズン:ベスト16敗退
19/20シーズン:決勝敗退
20/21シーズン:準決勝敗退
21/22シーズン:ベスト16敗退
22/23シーズン:ベスト16敗退
23/24シーズン:準決勝敗退
今シーズン悲願のチャンピオンズリーグ優勝を果たしたパリ・サンジェルマンのチャンピンズ過去6年間の成績です。
私は、13/14シーズンからパリの試合を、最も観てきました。
その為、11年間チームが敗北する姿を、誰よりも観てきたという自負があります。
個人的なベストチームは、18/19シーズンのパリです。
…ズラタン、ディ・マリア、ブッフォン、ダニアウベス、ネイマール、エムバぺ、メッシ、ラモス…
他のクラブで、各国のリーグを制し、チャンピオンズも制し、チームを背負い、代表で、ワールドカップを制し、EUROを制し、国を背負った数々の伝説達をもってしても、届かなかったチャンピオンズ優勝。

伝説の選手を次々に獲得したパリの物語は、迷走だったのでしょうか?
私は、その物語があったからこそ、今シーズンのチャンピオンズ初優勝が、叶ったと考えています。
「今、空からちっちゃい隕石が降ってきて、それが頭に当たった奴居たら、そいつの事は可哀想がって、それ以外は要らない。敢えて可哀想という言葉を使うなら、可哀想と思われる事がカワイソウだ。」
「井闥山負けた。負けた。これで全国三大エース全員敗退だ…」
「あぁ~残念ですね。佐久早…。」
「うん。もっと見たかったねぇ。…ここに居る選手達の中に、誰一人として負けを経験しない者など居ない。たとえ、この大会の結果が優勝であったとしても、強者ほどより上の強者に打ちのめされる。挑む者だけに、勝敗という導と、その莫大な経験値を得る権利がある。」
「今日敗者の君たちよ。明日は何者になる?」

『ハイキュー』佐久早の言葉と観客席からの声、そして、後の雲雀田の言葉です。