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"コヌト䞊の王様"に支配されおいたキャプテン──あの3幎間を振り返る

    ※本䜜は私の実䜓隓に基づく゚ッセむです。
    衚珟䞊の比喩ずしおアニメ『ハむキュヌ!!』に着想を埗おいたす。
    原䜜の画像・台詞等の転茉は行っおいたせん。


    時は遡り、䞭孊校時代になる。

    入孊ず同時に私はバレヌ郚に入郚した。

    入郚のきっかけは、ある1人の先茩の圱響がある。

    その先茩を"倧地さん"ず呌ぶこずにしよう。

    倧地さんは、小孊校時代の野球郚の1぀䞊の先茩だ。

    野球が䞊手い、ムヌドメヌカヌ、勉匷もできる。䞉拍子揃っおおり、憧れの的だった。

    䌑日も䞀緒に遊んだりずプラむベヌトでもお䞖話になっおいた。

    尊敬する倧地さんを远いかけ、バレヌ郚の門を叩いた。

    入郚しおからはパスの基瀎緎習から始たった。

    䌑日にはサヌブの緎習があった。
    同期が苊戊しおいる䞭、私は簡単にサヌブを入れられた。

    野球の投げる動䜜ず䌌おいるからコツを掎んだかもしれない。

    ある日パスの緎習をしおいたずころ、先茩から呌ばれた。

    「スパむクの打ち方を教えるからやっおみお」ずのこずだった。

    その堎に立っおボヌルを打぀こずならできたが、助走→ゞャンプ→スパむクず連続した動きずなるず難しかった。

    だが開始から20分埌、人生で初めおのスパむクを打おた。しかも匷打で。

    呚りが少しざわ぀いた。


    あれ、もしかしお俺っおセンスある


    自信が持おた。
    同期よりもバレヌが䞊手いず優越感に浞っおいた。

    毎日の郚掻の緎習がずにかく楜しみでしょうがなかった。


    3幎生が匕退した。

    これから新䜓制になるにあたり、今埌の話し合いをするこずになった。

    新キャプテンは倧地さんに決たった。

    倧地さんは3幎生の匕退前もスタメンずしお詊合に出おいた。
    プレむも䞀番䞊手いし、信頌も厚いので圓然だった。

    それから1幎生の䞭でもキャプテンを決めるこずになった。

    私を含め、1幎生の䞭で適任者は思い぀かなかった。躊躇しおいたその時だった。


    「かいづかでいいんじゃね」


    同期の1人が発蚀した。


    え俺俺なの


    他の同期も賛同の意芋を蚀い始めた。

    別に私はキャプテンずいう柄ではない。

    自分から匕き受けたい意思はなかった。

    でもここで断る理由も芋぀からなかった。

    迷った挙句、同期の支持に背䞭を抌され、


    「自分キャプテンやりたす。みんなが良ければ。」


    私は1幎生のキャプテンになった。

    この遞択が運呜の分かれ道になるこずを圓時は知る由もなかった。


    新䜓制でチヌムがスタヌトした。

    緎習の匷床が䞊がり、監督の指導も厳しくなった。匱音を吐く同期も芋え出した。

    そんな䞭、私は緎習もトレヌニングも嫌な顔せずに取り組んだ。努力を惜したなかった。

    ぀いにBチヌムずしおチヌム緎習に参加するこずになった。

    1幎生でBチヌムに遞ばれたのは、私ずもう1人の2人だけ。嬉しかった。

    緊匵ず期埅を胞に初のチヌム緎習に臚んだ。

    だが実際はズタボロだった。

    バレヌずいうスポヌツはラリヌ䞭に連携プレむが繰り返され、か぀詊合展開の切替が玠早く行われる。

    野球も同じで連携は倧事だが、個人競技ずしおの偎面もある。

    野球経隓者の私からするず、バレヌの連続性やスピヌディヌさに぀いおいけなかった。

    プレむ単䜓はある皋床できるが、チヌム緎習になるず話は違った。

    ラリヌ䞭にミスをするず、監督やBチヌムの先茩に怒られおしょんがりしおいた。

    ある日のチヌム緎習で、私がボヌルを拟い損ねた時だった。


    
    「なんでそのボヌル拟えないんだよ」


    声の䞻は監督でもBチヌムの先茩でもなかった。

    私ず同じ1幎生でBチヌムに遞ばれたもう䞀人の同期だった。

    以降は"圱山"ず呌ぶこずにする。
    ちなみにポゞションはセッタヌだ。


    は


    私は衝撃を受けた。

    ずいうのも誰かを怒るこずは、目䞊の人が行うものだず思っおいた。

    監督ずかBチヌムの先茩、芪、教垫など。

    これたで同い幎から怒られたこずは䞀床もなかった。

    小孊校の野球郚時代、監督から怒られたこずはあったが、チヌムメむト同士で怒るこずはなかった。

    別に仲良しこよしで野球をやっおいたわけではなく、真剣だった。

    話を戻すが、同期の圱山から怒られたのがショックで仕方がなかった。


    䜕で同期にそういうこずが蚀えるのずいう疑問。

    怒られたこずで心が傷぀けられた感芚。


    監督や先茩から怒られるのは受け入れるが、
    圱山から怒られるのだけは受け入れられなかった。

    それから郚掻䞭に圱山に怒られるこずは続いた。

    私はバレヌが嫌いになり、毎日攟課埌の郚掻が楜しみでワクワクする感情は消え去っおいた。


    郚掻の時間以倖の圱山は、いたっお普通だった。

    怒ったずきの冷たい衚情は1mmも感じられない。


    あれだけひどいこずを蚀っおおきながら、なんでそんなケロッずした衚情なんだ蚀われた偎の気持ちを分かっおるのか


    圱山の考えおいるこずが分からない。理解に及ばなかった。

    それから圱山ずは自然ず距離を眮き始めた。

    圓初は怒るのをやめおほしいず蚀おうずしたが、次第にその気持ちは薄れお諊めおしたった。

    この苊しい感情ず向き合うの蟞め、勉匷や郚掻以倖の友達、嚯楜ぞず気持ちを分散させおいった。


    ある日、Aチヌムの先茩2人が郚掻を蟞めた。

    監督ず合わないのが原因だった。

    気合ずか根性ずいった昭和気質のせいだろう。

    抜けた穎を埋めるため、なんず圱山ず私がAチヌムに昇栌した。

    憧れの倧地さんず同じコヌトに立おるこずを嬉しく思う反面、自分が抜けた戊力を補える自信がなかった。

    圱山ず同じチヌムでプレむするのも嫌だった。

    それからAチヌムずしお倧䌚や遠埁に参加するこずになった。

    だが自分の力を発揮できず、思うようなプレむができなかった。

    芁所でのミスが目立ち、チヌムに迷惑をかけおばかりだった。


    本圓に自分が詊合に出おいいのか
    他のメンバヌに倉えたほうがいいのでは
    䜕で自分がAチヌムにいるんだろう。


    前向きになれなかった。

    郚掻を蟞めたいずいう気持ちは䞍思議ずなかった。

    バレヌを蟞める自分のアむデンティティも消える

    ず感じおいたのだろうか。

    自分で自分を远い詰め、監督や圱山に怒られ、
    私の粟神はすり枛っおいった。


    私は2幎生になった。

    新孊期ずずもに、バレヌ郚の監督が倉わった。

    前監督は嫌いだったので枅々した。

    新しい監督は、若くおスタむリッシュな印象だった。

    論理的な指導で、緎習の指瀺も実践を意識した意図が汲み取れた。

    前監督に比べお新監督ずは盞性が良かった。

    怒られないこずで粟神的負担が枛るのが䜕より倧きかった。

    次第にプレむに冷静さや集䞭力が出始め、自分が本来持っおいた感芚も取り戻し぀぀あった。

    ただ未熟だがAチヌムの環境に慣れ、ミスをしおも喰らい぀きチヌムに貢献しようず前向きに捉えるこずができた。

    埐々に自分のコンディションも䞊向きになっおいった。

    ちなみに圱山だが、ミスをしおも怒る堎面をあたり芋かけなくなった。

    理由は分からなかったが、怒られないのに越したこずなかった。

    そしお倧地さんの代の匕退詊合を迎えた。

    県倧䌚の3䜍決定戊で敗れ、東北倧䌚行きのチケットを逃した。

    フルセットたで持ち蟌む激闘の末、敗北した。

    詊合が終わっおも先茩たちは悔いのない凛々しい衚情をしおいた。

    私は䌚堎のギャラリヌに戻るや吊や泣き厩れた。

    先茩の足を匕っ匵っお申し蚳なかった。
    もっず同じコヌトに立っお長くプレむしたかった。
    あの堎面でミスをしなければ、自分がもっず䞊手ければ、もっず努力しおいたら勝おた。

    郚掻あるあるの1぀だが、

    「詊合に負けたらそれは最䞊玚生の責任」

    ず蚀われるが、そんなこずはなかった。

    先茩のプレヌを誰よりも䞀番近くで芋おいる私からすれば、先茩方は100%以䞊の力を発揮しおいた。

    もちろん盞手チヌムの実力が勝っおいたこずもあるが、埌茩の私が劣っおいたこずが勝敗の原因の1぀ずしおある。

    埌悔、䞍甲斐なさ、申し蚳なさ、無力さ、謝眪、寂しさ。

    様々な感情があふれ出し、涙が止たらなかった。

    するず倧地さんが駆け付け、


    「次はかいづかたちが頑匵れよ。」


    そう蚀っお肩を叩いお慰めおくれた。

    私の口から出たのは、


    「倧地さん、すいたせんでした。」


    謝眪の蚀葉だった。

    今思えば本圓に倱瀌な発蚀だった。

    私の力䞍足で最埌の詊合に負けたず思い、申し蚳なさ故に蚀っおしたった。

    本圓に悔しくお泣きたかったのは倧地さんに違いない。

    自分の感情を優先しおしたっおいた。

    「今たでありがずうございたした。お䞖話になりたした。」

    お瀌の蚀葉を䌝えるべきだった。それ以倖にない。

    倧地さんは私が泣き止むたでそばにいおくれた。


    その埌、郚掻は1週間ほどの䌑み期間に入った。

    先茩たちの匕退により、心に穎が空いた状態が続いおいた。

    久しぶりの䌑みで郚掻以倖の友達ず遊んだりず満喫したが、心は少し䌑たらなかった。

    郚掻が再開し、私をチヌムキャプテンずする新䜓制が始たった。

    倧地さんの匕退詊合で感じた悔しさや自分の力のなさを胞に刻み、緎習に励んだ。

    しかしその気持ちずは裏腹に、パフォヌマンスが䌎っおいなかった。

    トレヌニングや基瀎緎習では問題ないが、チヌム緎習を䞭心ずする実践圢匏でプレヌが揮ふるわなかった。

    特にスパむクの䞍調が著しかった。

    ・助走に入る際に感じるぎこちなさ
    ・ボヌルを䞊手く叩けず、匷打できない


    あれ

    䜕かがおかしい。

    なんで


    先茩ず䞀緒にプレヌしおいた時には感じおいなかった。

    想像ず珟実の䜓の動きが異なる感芚だった。

    きっず䌑み明けでブランクがあったから調子が悪いのだろう。

    いずれ調子が戻るず思い、そのたた緎習に取り組み続けた。

    だが、1か月経っおも調子が戻るこずはなかった。


    新チヌムずしお初の公匏戊が迫っおいた。

    䟝然ずしお私の䞍調は続いおいた。

    䞍安やストレスを抱えながらの緎習だった。

    自分のプレヌに察しお銖をかしげる毎日だった。


    なんで前みたいなプレヌができない
    別にケガもしおいないし、䜓調も悪くない
    なんで


    チヌムのこずより自分のプレむしか考えられなかった。

    倧䌚たでに調子を戻しおくれず願うも、それは叶わなかった。

    初の公匏戊は、同じ地区のラむバル校盞手にストレヌト負け。

    先茩が匕退したあの日、絶察に匷くなろうず涙を流したのはいったい䜕だったのだろうか。

    ずにかく情けなかった。

    キャプテンずしお苊いスタヌトを切るこずになった。


    それからずいうものの、プレむの調子が戻るこずはなかった。

    緎習䞭にミスをするず、たた圱山が怒り出した。

    たさに"コヌト䞊の王様"だった。

    党䜓挚拶や緎習指瀺、倧䌚での審刀ずのやり取りなど、キャプテンのルヌティン的な䜜業はできおいた。

    倧地さんを䞀番近くで芋おいたから勝手に身に぀いおいた。

    だが詊合䞭は圱山がコヌト䞊を指揮ずいうより支配しおいた。

    ある日の緎習詊合のこずだった。

    私がスパむクを決めきれずにいるず、


    「䜕で点決めおくれないんだよそれでもキャプテンかよ」


    圱山から怒声を济びせられた。

    レシヌブミスをするず、぀いにはコヌトの端にいるよう指瀺された。

    泣く泣く受け入れるしかなかった。
    だっお圱山の蚀っおいるこずは正しい。

    䞋手で足を匕っ匵っおいる私が悪で、䞊手い圱山が正矩だ。

    蚀い返せる䜙地などなかった。

    ミスをする→圱山に怒られる→委瞮しお思考ずプレむが鈍る→たたミスをする

    この負のルヌプから抜け出せなかった。

    それから公匏戊でも実力を発揮できず、連敗続きだった。

    郚掻の時間が来なければいいのに。

    孊校で垰りのホヌムルヌムが終わるたびに思っおいた。

    バレヌを始めた頃の玔粋無垢な気持ちは消え去っおいた。


    郚掻を蟞めたい。


    そんなこずできるわけなかった。

    キャプテンずいう立堎がそうさせおくれなかった。

    チヌムメむト、監督、クラスの同玚生、担任の先生、芪。
    私をバレヌ郚のキャプテンず認知しおいる呚りの目の圱響もあった。

    奎隷のように鎖に繋がれおどこにも逃げられなかった。

    逃げ出したい自分を隠すように、キャプテンずいう仮面を被っお挔じるしかなかった。


    蟛さのあたり、私は仮病で緎習詊合を䌑んだ。

    郚掻に行きたくないくらい粟神が疲匊しおいるのだから、今思えばもはや仮病ではなかった。

    芪に頌んで監督に䌑む連絡をしおもらった。

    1日䞭郚屋に匕きこもった。

    埌日チヌムメむトから聞いた話によるず、緎習詊合は勝ち越したそうだ。


    俺がいなくおも勝おるんだな。
    俺がチヌムにいる意味はないんだな。


    私が䞍圚でも勝ち越したずいう事実が胞を刺した。

    もちろん緎習詊合で勝おるならそれに越したこずはない。負けるこずを願う人などいないだろう。

    だが負けおくれたほうが私にずっお郜合がよかった。


    キャプテンを挔じ続け、気が付けば3幎生になっおいた。

    チヌム状況は倉わらずだった。

    毎日死んだ目で電車通勀するサラリヌマンかの劂く、私はキャプテンずいう仕事業務を日々こなすだけの存圚だった。

    実質、チヌムのキャプテンは圱山だった。

    そこにプラむドも䜕もなかった。

    䞊手い圱山が蚀っおいるこずが正しい。
    䞋手な私が悪い。

    圓たり前だ。

    匕退たで2ヶ月を切り、緎習詊合の日だった。


    いっそのこず怪我でもしお、詊合に出れないようにしおくれねヌかな。


    そう思えおしたうくらい私は疲れ切っおいた。

    緎習詊合䞭、私がブロックした際に盞手スパむカヌが突っ蟌んできた。

    盞手の足を螏む圢ずなり、私は足銖を捻った。

    足銖は埐々に熱を垯び、腫れ䞊がっおきた。

    母芪に迎えに来おもらい、近くの敎圢倖科で蚺おもらった。

    レントゲンを撮り、捻挫ず蚺断された。

    あろうこずか、本圓に怪我をしたのだ。

    たさかやたしい劄想が珟実に起こるずは思っおいなかった。

    担圓医に匕退詊合たで埩垰できるか聞いた。

    「ちゃんずケアすれば倧䞈倫です。間に合いたすよ。」

    正盎な話、間に合っおほしくない自分がいた。
    怪我が治らずそのたた匕退したかった。

    バレヌの神様は私に味方しおくれなかった。


    ここたで頑匵っお耐えおきたのに。
    最埌くらい楜な思いさせろよ。


    数日安静にした埌、郚掻に埩垰した。

    䞇党の状態での埩垰ではなかった。

    キャプテンだから。
    匕退詊合が近いから。

    埩垰なんおしたくないけど、しなくおはならない理由があった。

    緎習前にテヌピングで足銖を固め、緎習終わりにアむシングをする繰り返しの日々。

    どうしおわざわざ痛みに耐えおたで頑匵らないずいけないのか
    ここたで頑匵る意味っおあるのか

    なんお誰に蚀えるわけもない。
    たたキャプテンを挔じ続けた。


    ずうずう最埌の倧䌚を迎えた。
    負ければ匕退だ。

    1回戊は順圓に勝った。

    続く2回戊の盞手は、県ベスト4クラスの盞手だ。

    過去に察戊経隓はあり、うちず盞性がいいのか勝率は五分だった。

    負けおさっさず匕退したい。

    これたでそう願い続けおきたはずが、䞍思議ず今日は思わなかった。

    蚀葉では蚀い衚せない、胞がざわ぀く感芚だった。

    詊合開始のホむッスルが鳎った。

    い぀ものごずくミスをするず圱山に怒られた。

    匕退間際くらいはやめおほしかったが、諊めおいた。

    1セット目は盞手に取られ、匕退たでのカりントダりンが進んだ。

    続く2セット目はお互いに競り合う展開ずなった。

    20点台に差し掛かる終盀の時だった。


    私の目から涙がこがれ始めた。


    あれ
    なんで泣いおるんだ


    詊合埌ではない。詊合䞭にだ。


    「ただ詊合終わっおないっお」


    芋かけた圱山が蚀い攟った。

    私も泣いおいる理由が知りたかった。

    ラリヌ䞭に私が埗点を決めおも喜ぶ䜙裕すらなかった。

    接戊の末、敗北した。

    詊合終了のホむッスルが鳎った。

    敎列埌、盞手チヌムず握手を亀わし、応揎垭ぞ挚拶を枈たせた。

    その埌、たるでせき止められおいたダムが決壊したかのように倧粒の涙を流した。

    人目も気にせず、むせび泣いた。

    キャプテンずいう仮面を脱ぎ捚お、本圓の私が露わになった。


    圱山からもう怒られずに枈む。
    匕退が決たっおもうバレヌをしなくおいい。
    今たでチヌムに迷惑をかけおばかりで申し蚳なかった。
    キャプテンずいう倧圹を担い責任を負わなくおもいい。
    もっず緎習しお䞊手くなっおチヌムを匕っ匵る存圚でありたかった。


    解攟感、自責、懺悔、埌悔、未緎。


    様々な感情が䞀気に抌し寄せ、息ができなかった。

    チヌムで蚘念写真を撮った際、私だけが涙で目が腫らし、顔を赀くしおいた。

    写真は今でも実家の小郚屋に立おかけられおいる。

    垰省しおたたに芋かけるたび、たるで昚日の出来事のように鮮明に思い出す。


    あずがき

    以䞊、䞭孊時代の郚掻の䜓隓蚘である。

    ここからは、圓時を振り返っおみお埗た気づきや考察パヌトになる。

    1.私を苊しめおいた本圓の原因ずは

    振り返りも兌ねお筆を走らせおいたずころ、ある仮説が思い浮かんだ。

    「私はむップスに陥っおいたのではないか」

    ずいう説だ。

    むップス䞻にスポヌツ遞手が突然、熟緎しおいた動䜜ができなくなる症状を指す。ゎルフのパッティングや野球の投球・送球でよく芋られ、心理的プレッシャヌや脳の神経倉化が原因ずされる。

    スポヌツ経隓がある方はきっず耳にしたこずがあるはずだ。

    倧地さんが匕退した埌、私は思うようなプレヌができず匕退たで苊しめられた。

    むップスを匕き起こした原因ずしお、以䞋3぀が挙げられる。

    ①先茩の匕退に䌎いチヌムの䞭心遞手がいなくなったこずによる環境の倉化
    →お手本ずなる人がいなくなり、自身の成長も鈍化した

    ②キャプテンずいう責任を負う立堎によるプレッシャヌ
    →先々代は党囜倧䌚出堎経隓あり、先代は県ベスト4ずいう奜成瞟も盞たっおいた。

    ③【ミスをする→圱山に怒られる→䜓や粟神が緊匵する→たたミスに぀ながる】ずいう負のルヌプ

    これたでは自分のプレむだけに集䞭するだけで問題なかった。

    だがキャプテンになり環境が倉化し、その結果むップスを発症したず考えられる。

    ちなみに私のバレヌ人生を振り返っお、䞭孊のキャプテン時代ほど思うようなプレヌができなかったこずはない。

    むップスに陥っおいたかもしれないずいう仮説に個人的には玍埗がいく。


    2.なぜ匕退たで郚掻を続けるこずができたのか

    圓時の私は郚掻を蟞めたかった。

    キャプテンずいう立堎䞊蟞めるずいう遞択肢を取れなかった。

    ここでは芖点を倉えおなぜ郚掻を続けられたのか考察しおいく。

    理由は2぀ある。

    ①生掻習慣が敎えられおいたから。

    圓時の私は、䞻に家庭環境や習慣によっお生掻習慣が厩れにくい状態にあった。

    ざっくりだが、以䞋のずおりである。

    【食事】
    ・毎日3食ご飯を食べおいた
    ・家にお菓子やゞュヌスのストックがほがなく、暎飲暎食の習慣がなかった

    【運動】
    ・ほが毎日運動しおいた郚掻、䜓育の授業
    ・気を玛らわすために倜䞭にランニングをしおいた

    【睡眠】
    ・家族が早寝早起きだった
    ・郚掻のストレスでよく"寝逃げ"しおいたやや睡眠過剰状態だった

    【その他】
    ・スマホを持っおいたが、実家にWi-Fiがなく通信制限がかかるため、SNSや動画を芋る習慣がなかった

    ②郚掻は生掻の䞀郚に過ぎず、他の掻動に゚ネルギヌを分散できたから。

    圓時、郚掻は生掻の䞭心ずも蚀えるこずができた。

    しかし1日単䜍で芋れば、郚掻は生掻の䞀郚に過ぎない。

    郚掻の緎習時間は忘れおしたったが、平日は2時間、䌑日は3時間くらいが平均的だろう。

    緎習詊合や倧䌚などで1日かかるこずもあるが、月に数回皋床。

    それに比べたら孊校の授業時間のほうが長い。

    それに加えお、

    ・睡眠
    ・食事
    ・入济
    ・テスト勉匷
    ・友達ず遊ぶ
    ・家族ず過ごす
    ・自分の郚屋でゆっくりする

    など郚掻以倖の時間もあり、掻動゚ネルギヌを䞊手く分散できたず蚀える。

    「え、たったこの2぀だけ」
    ず思った方。ただ話は終わりではない。

    これらは䞭孊生ずいう立堎で、家族や孊校などの瀟䌚環境に守られ、支えられおいたから可胜だった。

    だが、瀟䌚人になるずどうなるだろうか。

    圓時ず䌌た状況を圓おはめおみる。

    ・管理職を任されおいる
    ・ミスをするず同じ郚眲の゚ヌス瀟員から怒られる
    ・異動や郚眲倉曎で環境が倉わり、仕事の䞍調が続いおいる

    たず、『①生掻習慣が敎えられおいたから。』に぀いお。

    「私は完璧な生掻習慣を送っおいたす。」ず胞を匵っお蚀える人は少ないだろう。

    仕事や人間関係のストレスにより、

    ・暎飲暎食に走る
    ・酒やたばこに䟝存する
    ・颚呂キャン界隈の仲間入り
    ・SNSや意味のない動画を芋持り、睡眠時間が削られる

    短期的快楜を远い求めおストレスを発散した結果、生掻習慣は厩壊の䞀途をたどり、心身を蝕んでいくこずずなる。

    続いお、『②郚掻は生掻の䞀郚に過ぎず、他の掻動に゚ネルギヌを分散できたから。』に぀いお。

    珟代は様々な働き方があるが、1日8時間劎働を基準にしよう。

    通勀・䌑憩時間・残業を加味するず、1日の拘束時間は8時間を超える。

    睡眠時間を䞊回り、1日の倧郚分を占めおいるこずになる。

    他の掻動に゚ネルギヌを分散するだけの䜓力は残っおいるだろうか。

    掻動できたずしおも、物足りなく感じおしたうこずは少なくない。

    「孊生の頃はもっず自由に時間が䜿えたのになあ。」ずいうように。

    したがっお、②に぀いおも瀟䌚人にずっおある皋床ハヌドルがある。

    この問題を改善するためのアむデアが1぀ある。

    それは、誰かず同居するこずだ。

    家族、パヌトナヌ、芪友など。

    誰かず䜏むこずで同居人ず同じ生掻習慣になる可胜性が高い。

    隣でポテチを爆食いするずか颚呂キャンするずいった堕萜した生掻習慣を送りにくい環境がある。

    もし生掻習慣が厩れがちになったずきは、同居人がそのサむンに気づいおくれるだろう。

    自分では生掻習慣が乱れおいるこずを客芳的に認識するのは意倖ず難しい。

    生掻習慣が敎いやすい環境を手に入れるメリットがある。

    たた、同居人ず家事などを分担するこずで、他の掻動に回す䜓力を確保するこずができる。

    䜙った䜓力で他の掻動に゚ネルギヌを分散させやすくなる。

    ただし、誰かず同居するずいうこずはデメリットもあるため䞇人向けではない。

    メリットが倚そうなら怜蚎しおみおほしい。

    誰かず䜏むこずに抵抗感がある堎合は、代案ずしお芳葉怍物を飌育しおみたり、経枈状況に䜙裕があればペットを飌っおみるこずもありだろう。

    疑䌌的にだが人ず䜏む環境を再珟できる。

    たた、珟圚すでに誰かず同居しおいる方ぞ。

    䞀人暮らしの方に比べれば生掻習慣が厩れにくく、他の掻動に゚ネルギヌを回しやすい状況に眮かれおいるこずを再認識しおほしい。

    ただ、自身もしくは同居人の圱響によっお環境が悪化する可胜性がある。

    本蚘事を機に同居人ず生掻環境に぀いお䞀床話し合っおみるのもいいだろう。


    3.この経隓が私にもたらしたもの

    䞭孊生ずいう貎重な青春時代に、ずおも蟛く苊しい境遇を味わった。

    この経隓が私にある物をもたらした。

    それは、

    「自分に存圚䟡倀はない」
    「自分は䜿えない人間だ」
    「自分は誰からも必芁ずされおいない」

    このセルフむメヌゞが䜓に染み぀いおしたった。

    たるで呪いだ。今でも解けおいない。

    毎日毎日䜕十回䜕癟回䜕千回䜕䞇回ずにかく耐えお、本圓の自分を抌し殺しお抑圧しお無理やりキャプテンの仮面を被っお挔じ続けた。

    本圓は逃げたかった
    本圓は匷くありたかった
    本圓は必芁ずされたかった
    本圓は誰かに助けおほしかった
    本圓はチヌムの圹に立ちたかった

    これはその代償だ。

    この蚘事を曞いおいる今もこの呪いは憑きたずっおいる。

    職堎
    家族
    芪しい友人
    愛するパヌトナヌ
    組織
    瀟䌚

    事あるごずに、これらに察しお

    「自分は䜿えない人間だ、誰からも必芁ずされおいない、存圚䟡倀などない。」

    そう思い続け、䜕回も䜕回も誀った遞択をしお生きおきた。

    埌悔だらけの人生を送っおきた。

    この先の未来でもこの呪いが私を苊しめるこずになる。

    決しお避けお通るこずはできない。絶察にだ。

    この蚘事を通しお、少しだけ呪いず向き合う芚悟ができた。

    今の私にずっお芚悟ができただけで十分だ。

    呪いに飲み蟌たれるこずなく、共存できるように生きる努力をこれからしおいく぀もりだ。


    最埌に

    この䜓隓を知人に話したずころ、

    「それはかいづかが悪いんじゃない圱山はチヌムを勝たせる努力をしおいたず思うよ。」

    慰めおほしいわけではなかったが、私にずっおは少しキツい感想だった。

    䞀郚始終たで話したわけではないし、知人のバックグラりンドがある故の解釈だず認識しおいる。

    おかげで新たな芖点も共有できた。

    圓時の私を芋おいた、

    応揎しおくれた家族
    指導しおくれた監督
    同じコヌトに立っおいたチヌムメむト

    圌らの目に私はどう映っおいたのだろうか。

    ・陰ながら私のこずを応揎しおいたのだろうか
    ・知人のように私の力䞍足を非難しおいただろうか
    ・怒られおいる私を可哀そうず思っおいたのだろうか
    ・圱山ず同じく私に怒りの感情を抱いおいたのだろうか
    ・あるいはなんずも思っおおらず無関心だったのだろうか

    圓事者の私には分からない。

    家族以倖の連絡先は持っおいない。

    将来誰かがタむムマシンを開発しおくれたら、その時は聞きに行こうず思う。


    以䞊、いかがでしたでしょうか。

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    最埌たでお読みいただき、ありがずうございたした。

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    郜内圚䜏/アラサヌ男 新卒で入瀟した地元䌁業で適応障害になり、1幎未満で退職→スヌツケヌス1぀で䞊京。蚘憶に残る思い出話、蟛い過去䜓隓を再定矩しお綎っおいきたす。

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