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「シュルレアリスムと日本」 〜「シュルレアリスム宣言」から100年〜

 三重県立美術館を訪れ、「シュルレアリスムと日本」展を鑑賞してきました。

 シュルレアリスム(Surrealism)は、1920年代初頭にフランスで誕生した芸術運動で、アンドレ・ブルトンが1924年に「シュルレアリスム宣言」を発表して今年が100年目に当たります。

 シュルレアリスムは、現実を超えた夢や潜在意識の世界を表現することを目指し、現実と非現実の境界を曖昧にすることを重視しています。

 シュルレアリスムの画家としては、サルバドール・ダリ、マックス・エルンストらが有名ですが、今回の作品展は、日本人の代表作が展示されています。

 日本では、1920年代末から、福沢一郎らが、シュルレアリスムを導入し、30年代にはシュルレアリスムの絵画表現が盛り上がり、三岸好太郎、靉光、岡本太郎らが美術界の新しい勢力となりました。

 しかし、まもなく日本の軍国主義は、この運動を弾圧し、戦争で、多くの画家の命が奪われ、散逸、焼失した作品も少なくありませんでした。

 本展覧会では、昭和戦前期における日本のシュルレアリスム表現を、約90作家の作品、資料、総計200点が展示されていました。

 美術の世界に、戦争による影響がこんなに大きくのしかかっているのかと、改めて認識しました。

 当日は、人も少なく、ゆっくりと鑑賞できました。

・三重県立美術館 観覧料 1,000円(常設展等も含む)

「眼のある風景」(靉光)
「海と斜光」(三岸好太郎)


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