村上春樹 『TVピープル』 を読んで
かがです。
村上春樹の1990年の短篇集。
3度目の読了でした。
前々から、本作の特異性というのか、捉えどころのない雰囲気に魅了されていて、いつか理解したいと再読の機会を狙っていました。
今回もまだまだ理解には程遠いですが、やっぱり春樹ワールドにいつの間にか引き込まれていってしまいます。
今回も拙いながら感想を。
『TVピープル』 の感想
3度目の読了。
やはり『TVピープル』は他の短篇集とはひと味違うと感じられる。
春樹作品の中でもダークよりの雰囲気が満載というか、救われない。
他方で「ゾンビ」や「加納クレタ」なんかはエンタメ色も強い。(加納クレタは『ねじまき鳥』関連作)
3回読んできたがなかなか本作の根幹的な部分を掴み取るに至らず。
けれどその一方で何度読んでも噛みごたえがある。特に「眠り」は別格。小さな違和感や不条理や不快感が読者に直に伝わってくる。
海外でも「眠り」は支持が厚いようだ。国を越えて春樹は読者を揺さぶっている。
チャオ。
