
#2 ジコはリスの子|ジコスイ404美術館
いつか、サンリオとコラボしたい
突然だけど、私にはそんな夢がある。
死ぬまでにやりたい100リストにも入れた。
ゆるっとかわいいキャラクターの中に、
私がいる。
私をモチーフにしたキャラクターがいる。
私が考えたキャラクターがいる。
絶対かわいいと思った。
いつか百均とか、39マートとか、
ゲームとのコラボとか。
そんな場所に並んでいたら嬉しいなと思う。
でも、そのためにはキャラクターが要る。
人ではなく、
動物みたいなキャラクターがよかった。
だけど、何がいいのか分からなかった。
何度か考えて、
何度か調べて、
そのたびに諦めた。
私に発想力があればなぁ、って。
ーー
実はそれ以前にも、
ジコスイには顔のような存在がいた。
自己表現推進委員会のロゴの横で、
いつも水色のハートを抱えていた黄色い子。
企画画像やプレゼン資料にも使っていたので、
見覚えがある人もいるかもしれない。
私はその子を気に入っていた。
でも、
キャラクターではなかった。
ーー
あの頃とは違う。
今度は、
発想豊かなふみちゃんがいた。
「かわいいジコスイのゆるキャラがほしい」
そんな話をしながら、
二人でキャラクターについて考え始めた。
誰が最初に言ったのかは覚えていない。
私だったかもしれないし、
ふみちゃんだったかもしれない。
リスという候補が上がった。
ーー
リスは、
活発で、目的に向かって飛び跳ねる。
入念に準備をしてから行動する。
警戒心が強い一方で、好奇心も旺盛。
調べてみると、
意外と私たちに似ていた。
最初は警戒するけれど、
仲良くなると親密。
人間関係を良くしたい。
自分らしく生きたい。
そんな目的のためなら頑張れる。
新しいことも好き。
学ぶことも好き。
ジコスイのメンバーにも、
どこか共通するものを感じた。
ーー
それに、
そもそも私は昔からキャラクターが好きだった。
会社にはイエティをモチーフにしたキャラクターがいて、私はその子が好きだった。
好きすぎて、クロスステッチで作ったくらい。
理屈ではなく、見た瞬間に好きになれる。
そんなキャラクターに憧れていた。
リスには、
その可能性があった。
単純にかわいい。
口いっぱいに木の実をほおばる姿とか。
食いしん坊なところとか。
チップとデールも好きだし。
いたずらっ子なところも、
なんだか人間らしくていい。
人生を楽しんでいそうだった。
ーー
好きな動物は?と聞かれたら、
今でもライオンや狼と答えると思う。
強くてかっこいいから。
そして、その強さが
正義感や愛から来ている気がするから。
でも、強すぎた。
ジコスイのイメージとは少し違った。
私たちが作りたかったのは、
誰かを引っ張る王様じゃない。
一緒に悩み、
一緒に成長する存在だった。
そうして、
リスでいこうということになった。
まだ名前はなかった。
まだ相棒もいなかった。
でも後に「ジコ」と呼ばれるその子は、
この日、
リスになった。

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