
平和主義の皇室を守ります
申すまでもありませんが、
あの太平洋戦争で大日本帝国が完膚なきまでの大敗を喫し、
昭和天皇の御聖断によってポツダム宣言の受諾を決めたとの深刻な経緯があって、その後、
連合国による日本占領と敗戦国/戦争犯罪国としての断罪と、苦難の紆余曲折を経て、
辛うじて日本の皇統が維持され、日本国憲法が制定されて、日本国が新しい平和主義国として再出発したという、これら、揺るがすことのできない歴史的事実の積み重ねがあるからこそ、
日本の(世界で唯一の)皇室は、これまで、昭和天皇の御自らが終生体現され、遺訓となされた『二度と決して戦争の惨禍を起こすことなく平和主義を貫く精神=鋼鉄のご決意』を、頑なに守り通してこられたのです。
そして、私たち日本人は、その皇室のお姿とご姿勢、何よりそのご決意を拠り所とし、深く信頼して、皇室を支持して参りました。
大日本帝国は滅亡し、畏れながら、事と次第によっては処刑されてしまったかも知れない、昭和天皇の御命を担保といたし、平和主義を基本OSとする日本国が再設定されて成立し、以来、現在まで継続してこられたことに、私たち日本人は改めて思いを馳せ、再認識して、しっかりと学習し直す必要があると思います。
世論調査の結果を待つまでもなく、日本人は天皇陛下に対し、戦前のような「統治権の総攬者」ではなく『平和と安寧の祈り手』であることを求めています。
為政者が、皇室を国家主義の道具に貶めようとするとき、平和主義を求める多くの日本人は「それは本来の皇室のあり方ではない」と、必ずや気づくことになるでしょう。
現在、エックス上で展開されている「今後の皇族減少に伴う皇統継続議論」において、国家主義的な層は「男系男子の絶対維持=伝統の継承=国家のアイデンティティ」という論理を得意げに発信しています。
しかし、一般世論は『直系長子(愛子内親王殿下)の継承』や『女性・女系天皇』に対して8割以上が容認(賛成)の意向を示しています。
日本人の多くは、皇族の「性別」や「血統の形式」などよりも、昭和天皇以降、戦後現代の皇族方が体現なされている『平和主義の精神や国民への寄り添い』にこそ、正統性を感じているのです。
ゆえに『性別や形式(男系)を守るために、皇室の本質(平和主義)を歪めてはならない』という論理構成こそ、今後の日本人の世論形成において極めて重要かつ有効であることを、私は、心に深く刻んでおきたいと思います。
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上皇陛下の[お言葉](2018年・在位中最後の誕生日)
『平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています』
このお言葉は、制度としての平和主義ではなく、天皇陛下御自身の人生をかけた「能動的な決意」であったことを証明しています。
今上陛下の[お言葉](2019年・即位礼正殿の儀)
『日本国憲法を遵守し、世界の平和と人類の福祉の向上を切に希望いたします』
このように明確に述べられ、内外に向け、宣明されておられます。
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