
一瞬の中の永遠
一瞬の中に永遠を感じる__。
流れ星を見たことがある。
ほんの一秒ほどの出来事だった。
一瞬燃えて、
永遠が見える。
その光を見た夜のことを、
私は何年経っても覚えている。
人生には、ときどきそういう瞬間がある。
長く続いたわけじゃない。
形として残ったわけでもない。
それなのに、
なぜか消えない。
むしろ時間が経つほど、
その一瞬だけが静かに輝き続けている。
好きだった人の心に、
初めて触れたとき。
一枚の絵の前で、
立ち尽くしたとき。
娘が生まれた日。
夫が何気なくくれる優しさ。
眠る娘の頬に、
そっと触れた夜。
深夜、
ひとりで作品をつくる時間。
私たちはきっと、
永遠の中を生きているのではない。
一瞬の中に宿った永遠を、
集めながら生きている。
花火や、流れ星のような光をかき集めながら生きているんだ。