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一瞬の中の永遠

    一瞬の中に永遠を感じる__。

    流れ星を見たことがある。

    ほんの一秒ほどの出来事だった。

    一瞬燃えて、
    永遠が見える。

    その光を見た夜のことを、
    私は何年経っても覚えている。

    人生には、ときどきそういう瞬間がある。

    長く続いたわけじゃない。

    形として残ったわけでもない。

    それなのに、
    なぜか消えない。

    むしろ時間が経つほど、
    その一瞬だけが静かに輝き続けている。

    好きだった人の心に、
    初めて触れたとき。

    一枚の絵の前で、
    立ち尽くしたとき。

    娘が生まれた日。

    夫が何気なくくれる優しさ。

    眠る娘の頬に、
    そっと触れた夜。

    深夜、
    ひとりで作品をつくる時間。

    私たちはきっと、
    永遠の中を生きているのではない。

    一瞬の中に宿った永遠を、
    集めながら生きている。

    花火や、流れ星のような光をかき集めながら生きているんだ。

     
     

    jutty

     
     
    宗教、家族、恋愛。 そのなかで揺れた記憶や感情を、私小説として綴っています。 離教した宗教二世。 現在は『宙の臨界』を執筆・改稿中。 日々の暮らしと、制作と、言葉のあいだを行き来しています。 東京藝術大学大学院修了 一児の母

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