メインコンテンツへスキップ
見出し画像
Photo byjunko120

病室で

    じゅんこ3

    灰色の病室は

    失望や涙や哀しみでいっぱい

    上手くいかないなにかと

    必死で戦っている


    泣き疲れた身体で

    窓の外を見上げると

    なんて青い空 

    画像


    雨が降った後は

    綺麗な虹がかかり

    決して開かない窓の向こうに見える夕日は

    鮮やかなオレンジ色で

    やがて街のネオンが賑わいを知らせる


    晴れた日には

    鳥たちが自由に空を飛び

    青空に向かって楽しそうに歌う


    それなのに 私は

    この灰色の病室で

    たった一人泣いている

    助けて、と泣いている



    この詩は、今から9年前、東日本大震災があって持病の精神病が悪化して、閉鎖病棟に入院した時に書いた詩です。

    精神病院をなんとか退院し、私は今の夫と出会い、一冊のノートに書いたこの詩を見せました。

    彼は、この詩をとても気に入ってくれて、当時の私はとても嬉しかったのです。

    私と結婚したのは、この詩があったからだとも言ってくれました。

      


    震災からもうすぐ、10年が経ちます。

    震災で、津波で、ほんとうに色んな人や物をなくしました。

    でも、私たちはなくしたのと同時に、宗教や国境や人種を越えて来てくれたボランティアの方々の優しさ、思いやりの気持ち、助け合うことの大切さ、そして、ほんとうの人間の強さを学びました。


    どんな辛い日があっても、必ず朝がくる。

    幸せになろう。



    私が住んでいるところでは、最後の仮設住宅がなくなろうとしています。
























     
     
     
    ほのぼのイラストレーター。Kindle作家。 普通の人間になる予定だったが「じゅんこ3は変な人」と褒められてしまう。 置きポエム賞・ハッピーマネーストーリー賞受賞。 Kindle本 https://www.amazon.co.jp/stores/author/B09635QW7N

    あなたへのおすすめ