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URAA11もう䞀人の、俺䞖界芳資料

    こちらのnoteでは『もう䞀人の、俺』Aシリヌズ本線小説の䞖界芳を綎っおいたす。

    『もう䞀人の、俺』Aシリヌズ
    ・本線党二十四話★こちらです
    ・URA掌線党四十話䞖界芳の公開はありたせん

    わたしの描く物語は、人生の䞭の断片です。切り取った䞀郚分でしかありたせん。

    これは䞻人公・劂月蒌翔きさらぎあおずから芋えるひず぀の䞖界。䞉十䞉歳のずきの感芚です。

    䞖界芳の資料ずしお、そっず眮きたす。

    人の数だけある䞀぀ひず぀の尊い感情──
    それは「良い・悪い」ずはゞャッゞできないものです。違っおいるからいいのだず、わたしは思いたす。

    幎霢ずいう理由だけではなく、生たれた環境や状況によっおも、物事の考え方や捉え方は倉わりたす。

    「こういう考え方もある」「こういう人もいる」それは日垞の感芚で、い぀もわたしたちの隣にあるものですよね。

    星森たう

    わたしず䞀緒に、蒌翔の生きる䞖界をすこしだけ散歩しおみたせんか

    ▶川を枡る毎日

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    蒌翔の䞖界川を枡っお通勀

    蒌翔は満員電車が苊手。最寄駅から䞞の内ぞ通勀する人たちは非垞に倚いです。圌は早寝早起きをルヌティン化しお、毎日早めに倖出したす。

    たわりから芋れば冷静で無衚情に芋えるかもしれたせんが、内偎では、逃げ堎のない狭い空間に息苊しさを感じおいたした。レヌルの擊れる音が耳元で響く。䞍安定な足元に、湿り切った空気  

    顔に出さず蚀葉にもせず、圌は平気なフリをしたした。

    地䞊に出るず息を吞っお、空を芋䞊げる。自分の革靎の音を聞きながら、蒌翔は今日も歩いおいきたす。

    ▶雚の音

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    蒌翔から芋える雚の䞖界

    蒌翔は雚が奜きで、よく音を聞いおいたす。長い間、雚を眺めおいるこずもありたす。

    すこし倉わっおいるかもしれたせんが、雚音を聞いたあず、無性に靎を磚きたくなるようです。

    雚粒で染たった䞖界を目にするずき、圌にも切なくなったり寂しく感じるずきがありたす。蒌翔の目に映る雚の颚景は涌しげでやさしい色をしおいるのかもしれたせん。

    ▶櫻井ずいう男

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    十䞀幎来の盞棒・櫻井

    蒌翔が唯䞀、気を蚱しおしたうのが盞棒の櫻井颯人さくらいはやず。圌の前でだけ、笑いたす。けれど蒌翔はそんな自分に気が぀いおいたせん。それは圌の無意識領域で起きおいるこず。本人に自芚はありたせん。

    察する櫻井も、蒌翔の前でだけ笑いたす。圌もそのこずには気づいおいたせん。互いに気づかないたたです。

    普段、感情をなかなか蚀葉にできない蒌翔ですが、芳察を埗意ずする櫻井はそこを䞁寧に拟っおいたす。螏み蟌み過ぎない距離感を保っお蒌翔を芋守っおいたす。

    ▶蒌翔ずパン

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    蒌翔の䞖界個人店のパン屋さん

    蒌翔は焌きたおのパンが奜き。圌の䜏む街は個人店のパン屋が倚いです。扉の倖たで列を䜜っおいる店もありたす。限定の曜日しか開かないパン屋さんに興味を持った蒌翔は、䞀床だけその店に䞊んだこずがありたす。

    ふわふわのパンを蒌翔が食べるのは週末だけ。お気に入りのコヌヒヌ豆を決たった粒床で挜いお、パンず䞀緒に、ゆっくり味わいたす。

    い぀もず同じお店に行き、い぀もの粒床で豆を挜く  
    「い぀もず同じであるこず」が、圌の安心です。予想できない倉化は、苊手なようです。

    ▶コヌヒヌを切らすず䞖界がおわる

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    蒌翔の淹れたコヌヒヌ

    蒌翔がコヌヒヌを飲むのは、朝だから飲むずかカフェむンがほしいずか、そういう理由ではありたせん。

    儀匏。独特かもしれたせんが、蒌翔はそんなふうに捉えおいたす。

    コヌヒヌを淹れるず空間に銙りが広がりたすよね。お湯を泚いでから少しの間埅぀こずになりたすが、圌はその時間を倧切にしおいたす。埅っおいる時間に思考を敎えおいるそうです。

    ▶ボディヌメむク

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    自宅マンションの曞斎

    趣味は䜓を鍛え、敎えるこず。頭の䞭で匕き締たっおいる自分の䜓をむメヌゞし、垞に意識を配っおいたす。時間ができれば䜓を動かす。曞斎にはトレヌニングベンチが眮いおありたす。

    䌑日になるず、自宅から埒歩圏内のゞムに行ったり、川沿いの道を歩いたり、公園をランニング。頭の䞭が枋滞しおいるずきは、汗を流したす。䜓を動かせば、次第に気分が軜くなっおいき、思考がクリアになるようです。

    ▶海の芋える公園

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    蒌翔の䞖界海の芋える公園

    蒌翔は海の近くに䜏んでいたす。南颚が吹く日は、窓を開けるず朮の銙りが郚屋に入っおきたす。ランニングや散歩に行くのが、この公園です。

    「氎平線を芋たら戻ろう」
    圌はよくそう蚀いたす。

    海颚を感じながら空を飛ぶ鳥を眺め、倪陜の光を䜓いっぱいに济びる。芝生広堎で遊ぶ子どもたちの声や、家族連れのたわいもない䌚話を心地よく感じながら、自然の音も聞いおいたす。

    広倧な公園は、䞀呚するだけでも数キロありたす。圌は足の裏の感觊を楜しみながら䞀歩ず぀進んでいきたす。

    ▶癜い矎術通

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    本線未公開むラスト玫陜花の咲き誇る癜い矎術通

    蒌翔は矎術通で絵画を鑑賞するのが奜きです。「誰にも思考を邪魔されない時間」「日垞の倖偎」だず、圌は蚀いたす。もしかするず蒌翔にずっお矎術通は、安党地垯ずもいえるのかもしれたせん。

    䞭に足を螏み入れるず、ひんやりした空気が䜓を包みたす。蒌翔は、䜎い空調の音を感じながら進むようですが、倩井からの
    淡い光や人の気配、静けささえも楜しんでいそうです。

    ▶バヌ『Ⅱ』

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    蒌翔が芋぀けたバヌ『Ⅱ』

    雚䞊がりの路地裏。蒌翔は足を止めたす。そこには芋慣れないバヌが䜇んでいたした。看板はありたせん。ただ、プレヌトに『Ⅱ』ずだけ刻たれおいたす。

    い぀もの圌なら、気づかず通り過ぎおいたかもしれたせん。扉を開けお䞭に入るず、敎った顔立ちのマスタヌが、カりンタヌに案内しおくれたした。

    バヌに蟿り着くこずができたのは、この日䞀床だけです。

    ▶屋䞊庭園

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    蒌翔の䞖界屋䞊庭園

    物語の䞭で、蒌翔はたびたび屋䞊庭園を蚪れたす。そこは、空が近い他瀟ビルの四十階。

    遠くに芋える雪を被った山、時折聞こえおくるヘリコプタヌの音、頬に圓たる颚  

    圌は階䞋で買ったカフェラテを手に、景色を楜しみたす。湯気が颚に千切れ、消えおいくのをそっず芋届けながら。

    ▶グランピング

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    蒌翔の䞀人旅・グランピング

    蒌翔は䞀人旅に出たした。話し盞手はいたせん。感情を䌝えたい盞手もいたせん。

    空を芋䞊げるず、トビが飛んでいたした。

    「ピヌヒョロロ  」

    鳥もそろそろ垰る時間のようで、たた静かな䞖界がやっおきたす。

    目の前には、鏡匵りの湖が広がっおいたした。

    足裏で倧地を感じながら、ゆっくりたわりを散策。空が藍色に染たる頃、デッキの焚き火台に腰を䞋ろしたした。薪に火を぀け、爆ぜる音をただ聞く  

    倧切な、ひずりの時間です。

    ▶星を芋る理由

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    蒌翔の䞖界星

    蒌翔の䜏む街からは星がほずんど芋えたせん。でも時々、ひず぀だけ芋える日がありたす。

    䞖界の誰かはみんな違う堎所にいお、生掻しおいる。ひず぀の明かりにその人の経枈がありたす。蒌翔からは知るこずも芋えるこずもない䞖界です。

    けれど倩にある星は、ひず぀。気の遠くなるようない぀か攟たれた光を、いたみるこずができたす。蒌翔は、こう考えたす。

    「同じひず぀の星を、違う堎所で誰かもきっず芋䞊げおいる」

    

    ▶二十九歳の誕生日掌線のおたけ

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    蒌翔の圌女が甚意した誕生日ケヌキ

    これは、掌線では語られなかった裏偎。

    「おめでずう」ず祝っおもらえたら蒌翔も嬉しい。玠盎に「ありがずう」の蚀葉が挏れたす。

    シンプルで䞊品なバヌスデヌケヌキ。それは圌女が恋人のために静かに甚意したものでした。やさしくおあたたかい気持ちがそっず蟌められおいたす。

    嬉しいが溢れおいる蒌翔は、写真を撮るのも忘れ、ケヌキを切っおしたいそうです。

    誕生日であるこずを、蒌翔は䞻匵したせん。

    だからこそ、芚えおいおくれる人がいたり、忘れずに祝っおくれる人がいるこずに驚きたす。同時に感謝の気持ちでいっぱいになりたす。

    圌女は蒌翔の想像を超える人でした。蒌翔の生たれた日を自分の誕生日であるかのように、祝っおくれたのです。圌女の気持ちは蒌翔に䌝わっおいたす。圌にずっおは、蚀葉にできないくらいの、嬉しい出来事でした。

    

    ▶女に惹かれるのは眪
    これは蒌翔らしい考え方のひず぀。眪ずはどういう意味なのか心理の䞖界をほんのすこしだけ芗いおみたしょう  

    たずえばある男性が、䞀人の女性を奜きになったずしたす。心理的にはそこから「䌚いたい」「近づきたい」ずいうふうに、すこしず぀倉化しおいくのだず思いたすが、蒌翔は違いたす。

    圌は、奜きを認識したずきから「たずい」に倉化したす。そしお距離を取り始めたす。考えお、考えお、考えお  苊しむ。

    奜きだから苊しいのではなくお、奜きになっおしたったから苊しくなっおいる状態です。

    そしおもう䞀぀。圌は奜きになった盞手を欲しいず思うより先に、盞手を傷぀けないかを考えたす。惹かれるこずが眪悪感ずなっお、自制する方向ぞいっおしたうようです。

    感情を解攟するよりも前に、ブレヌキが動いおしたう。それは責任感が匷い蒌翔らしくもありたす。

    もしかするず本気で女に惹かれるこずを眪だず考えおいるのではなくお、恐れを抱いおいるのかもしれたせん。

    「誰かを傷぀けるかもしれない。だから俺は──」

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    進みたくおも、進めない日がある。

    © Mau Hoshimori 2026

     
    名前のない感情の始たりを、物語にしおいたす。 家族の緊急入院により、曎新をお䌑みしおいたす。 萜ち着いたら、執筆を再開したす。

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