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みどりの日 綎じた手玙 ──文孊フリマ東京42 所感

    はじめに

    コツコツ努力を積み䞊げる、その蚀い方が奜きではなかった。
    たるで実力がないから努力するような蚀いぐさに、ひねくれた私は捉えおいた。
    本圓は逆だ。
    実力があるから努力を継続できる。そしおさらに実力を䜜る。

    人の䜜品もたさに積み重ねであるず感じる。

    その積み重ねた䜜品が集う文孊フリマ東京42が2026幎5月4日(月)みどりの日に、東京ビッグサむト南通にお開催された。

    私もそこのD90におブヌスを構えお出展し、今回の参加を無事に終えられたこずを感謝しおいたす。

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    お品曞き

    この蚘事は文孊フリマに察する思い出ず所感を詰めたものになりたす。

    䞻に
    文孊フリマぞの感想
    準備やブヌスのレむアりトに぀いお

    が䞭心です。
    ご興味あればご芧ください。

    文孊フリマ東京42

    倜行バスの䞭で  

    ゎヌルデンりィヌクは嵐が二回来るず聞いおいたので、私は倜行バスの運行ばかり気にしおいた。

    このタむミングで私はい぀も入っおいたバスの運行キャンセルに察する保険に入っおいなかったのである。

    前日ギリギリたで䞻な䜜品であるレタヌ匏ノベルの準備をしおいた私にずっお、今回の参加では初の詊みがあった。

    倜行バスでのずんが返りである。

    なんだそんなこずか、ず思った方がいればその人は䜓力が有り䜙る方らしい。

    私は遠埁に行くずきは䞀泊しお町の雰囲気を楜しんでいたものの、垞に宿泊代や食費の問題が付きたずった。

    バス代だけでも2䞇は飛ぶ。参加費甚は六千円。ああ、金持ちになりたいなあず嘆きながら節玄し、これはもう倜行バスで寝れるこずに感謝するしかなかった。

    顔を拭くシヌトず歯ブラシセットずアむコンタクトをポヌチに詰め、ばかでかいトランクをさらにでかいキャリヌケヌスにぶちこみ、私はなんばOCATのバス乗堎から搭乗した。

    䞉列シヌトの近鉄バスは最高である。

    ど真ん䞭の垭に座り、明るいのもそのたたで私はさっさず寝る準備に入った。

    道䞭のペットボトルの氎は600ml。その前にトむレ行っおなかったっけ ランプが眩しくお寝れない、リクラむニングシヌトを倒すバヌが芋あたらない。

    りゎりゎしながら私は眠りに぀いた。

    眠れず呜じたら寝れるのが私の長所である。

    東京の朝ず人ずのすれ違い

    りゎりゎしながらも私は圓日の朝5:40前には起きるこずができた。

    しかし、アむコンタクトも化粧もするきにならない。県鏡をかけお、私は雚の降る池袋に降り立った。バスの搭乗前に受け取った荷物匕換刞を枡し、東京ビッグサむトぞず電車に揺られたのだった。

    駅に座っおいるず、四列のうち右端だけが埋たっおいたので、私は䞀぀開けお座った。するず、目の前でやんちゃそうなカップルがもぞもぞしおいたので、私は垭を䞀぀ずらした。

    垭座りたすか

    座りたす、座りたす

    ありがず、ございたす

    若い男性に続いお、女性がおずおずず答えた。

    金髪で掟手な芋た目ではあったが、玠盎に口に出す蟺り玠盎そうな二人だず感じた。
    二人は目を擊り、互いに寄りかかるように眠り、私は圌らの姿を埌にしお電車に揺られた。

    ああいう人は、どんな本を読んだりするんだろう。人は本を読む人はその本に觊れるが、掻字に積極的に觊れない限りは機䌚に恵たれないだろう。

    文孊フリマであっちこっち行くずきに楜しいのは、そういう人ずの觊れ合いがあるからだ。別に長話をしたいわけではない。

    この日この時にそこに私が行かなければ、袖が觊れるこずも蚀葉を亀わすこずもなかった人たちがいるのだ。

    良い幞先だな、ず私は到着したが、その日は朝から気持ちの悪い颚が呚囲を蔓延っおいたのだ。

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    なんか栌奜良かったので撮圱した駅の写真

    䞊蚘の曲はその日に初めお聎いお、東京にいる間ずっず聎いおいたものである。

    嵐の予感


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    颚の匷さがダシの朚で分かる

    嵐の雰囲気は肌を舐める空気で分かる。しかもその日の颚は匷く、台颚を思わせた。

    ガラガラずキャリヌケヌスを匕きずっおたどり着いたのは東京ビッグサむトのTULLY'S COFFEE前。

    私は文孊フリマの蚭営ボランティアには極力参加したい掟なのだ。

    なぜか。

    話は反れるが、私は文孊フリマで䞀぀も䜜品が売れなかったこずがある。䞀床だけではない。京郜、倧阪、東京。チラリず芋られお戻される、そんなこずはよくあるこずだが、圓時の私にはき぀かった。

    笑い話にはなるが、流通センタヌで開催しおいた頃、隣のブヌスの繁盛具合に気が滅入ったこずがある。別に盞手は悪くもなんずもないのだが、私は金を払っお新幹線でここたできお、なにもないたた垰る未来に眩暈がしおしたったのだ。

    そのずき䞀冊だけ売れた。ありがずうございたす。

    ずかく喋らない時間が長く、私には䞀緒にブヌスに䞊ぶ友人もいないので、少しでも参加した意矩が欲しくお蚭営ボランティアに参加するようになった。このむベントを深く知りたかったのだ。たた、参加するず早めに蚭営に入れるずいう旚味も欲しかった。そうすれば、もう少し凝ったブヌスも䜜れるかもずいう算段だ。(その時はブヌスを䜜るのもなんだか恥ずかしかった)

    このむベントも、最初から机ず怅子が䞊んでいる蚳ではない。スタッフの方が䞊べ、協力者が頒垃物を持っお宣䌝し支揎し、この日を迎えられる。

    その繋がりに感動したからこそ、私はどれだけ䜜品が売れなくおもこの堎には参加したいず思った。

    ずにかく、文孊フリマ東京42も蚭営ボランティアに参加したかったのである。

    午前時に開いたセブンむレブンに突入し、ロコモコハンバヌグおにぎりず味玉おにぎり、噛めば噛むほど矎味しいブロック生ハムを食べ、レゞ袋を䜕床も飛ばされながら埅機する。

    その日は別のむベントもあったのか人通りは倚かった。

    キャリヌケヌスに腰を䞋ろし、8時頃に集合堎所に向かった。

    この人前もいたなヌずキョロキョロしながら、スタッフの蚀われるたた䜜業にずりかかったのである。

    腕の入堎蚌を぀けられないでいるず、埌ろの人に぀けたしょうかず声をかけられ、雑談する。

    どこから来た、参加は䜕回目、今日は倩気が悪くお、そんな圓たり障りのない䌚話が参加者ず出来るようになるなんお、流通センタヌで瞮こたっおいた私からは想像も぀かなかったろう。

    蚭営ボランティアの良さ

    南通にはすでに机ず怅子が䞊べられ、ボランティアの䜜業は䌚堎に届いた搬入物ず協賛䌚瀟の配垃物を配るだけだった。

    荷台から荷物を䞋ろし、空のカヌトを䞀ヶ所に集め、䜜業がなくなるず指瀺をくれるスタッフの元に行く。

    さながら珟堎アルバむトだ。特に他人の䜜品を詰めた段ボヌルは重い。䜜業に気を付けないず腰をいわしおしたうし、汗が吹き出る。

    午前8時に集たっお䞀銭にもならないこずをする。

    私の知人でボランティア嫌いの人がいた。金が発生するなら働く、その人の蚀い分も私は分かる。

    チラシを配っお、スタッフの人に感謝される。別に感謝されたいわけではなかった。人が䜜品を展瀺しお、発衚する堎、取り分け文孊の発衚堎ずいうのは有難い。その堎所を䜜るのに必芁な手助けができるなら、蚭営の裏偎を芗けるならやっおみる䟡倀は私にはあった。

    私はこの堎がなかったらレタヌ匏ノベルを出すこずもなかっただろう。

    悔しい思いも虚しさも、それを越えた喜びもきっず味わうこずはなかった。

    そうしお私は解散埌に自分のブヌスに行った。時間は10時頃だったろうか。早めに蚭営しお、にハッシュタグを぀けお投皿するのだった。


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    #蚭営完了

    蚭営完了埌、入堎しおくる出展者の流れに逆らっおTULLY'S COFFEEぞず進んだ。

    この頃には䞍思議なこずに嵐は止んでいた。

    店員のおすすめするドリンクを泚文し、ノヌトに䞀日の流れを曞き、図曞通で借りた新曞を読んだ。

    第䞉次䞖界倧戊はもうはじたっおいる

    䜓育䌚系

    懐疑䞻矩

    この䞉冊の読砎ず文孊フリマの様子をスケッチしおこの日を過ごそうず決めた。

    気付いたこず 2点

    é–‹å Ž10分前にはもう隣のブヌスの人たちがいたので挚拶をする。


    よろしくお願いしたす

    簡単な挚拶だが、私はした方がいいず思っおいる。もう片方はただだった。

    そしお暫くしたら右隣のブヌスの方も珟れ、挚拶をし、開堎のアナりンスず共に拍手が起こった。

    いざ開堎し、そしお私はその過皋で重芁なこずに気が぀いた。

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    䞊蚘の写真は開始䞀時間経過の私のブヌスだが、声をかけおくれる人はおろか手にすら取られなかったのである。

    倧きなトランクの䞭に手玙が入っおおり、その宛名は来客者の誰かの手に枡る

    それがこのブヌスのコンセプトであり、この蚭眮にしおからずいうもの、興味接々で芋おくれる人は必ず䞀人以䞊はいた筈だ。

    私は前のブヌスの人をスケッチしながら焊った。

    あれ い぀もず違う

    文孊フリマの開堎ず共に雪厩れ蟌んでくる䞀般客の方は目圓おがある人が倚い。すぐに寄らなくおも途䞭で目を匕く筈なのに。

    私は配眮を少し倉えた。


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    乱雑に眮かれおいたレタヌ匏ノベルを立お掛けたのだ。普段私はそうしおいるが、無造䜜に入れおいた方が旅の手玙感があっおいいかなず思っお今回は倉えおいたのだ。

    元に戻すず、お客さんは足を止めおチラチラ芋おくれるようになった。

    こういう気づきは倧切だ。

    そしおもう䞀぀重芁なこずに気付いた。


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    今回のレタヌ匏ノベルは党郚通しで6000字数皋床ではなく、封蝋のパりダヌごずに色分けし、文字数が予め分かるようになっおいた。

    倀段はすべお均䞀で1000円である。

    私は単玔なのでお客さんもどうせなら文字数が倚いものを賌入するんだろうなず芋積もっおいた。

    最埌に残ったのは䞀番分量の倚いレタヌで、最初に売れたのは䞀番分量の少ないレタヌだったのである。

    これはいったいどういうこずなのだろうか

    来堎者の方は文字数ではなく、宛名やパッケヌゞの違いによっお䜜品を遞んでいるんだろうか。

    この䜜品は開封しお䞭身を芋るこずができない。賌入しおからのお楜しみである。

    それを聞いお、䞭身で勝負できないから商品の倖芋を取り繕っおるんだろうず蚀われたこずがある。たあ、反論はしない。未だに自信はないが、出すこずはできる。

    私はこの2点を発芋できたこずで、たた次のむベントで改良をすればいいのである。

    私は䞀人なので䜜品がすべお売れるたであたり動くこずはできず、そのたた文孊フリマ東京42は終了した。

    来堎者やブヌスの人ず話をするこずが出来お楜しかった。

    差し入れもありがずうございたす。


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    隣のブヌスの方も手玙匏の䜜品を出しおいたので、偶然ずは面癜いものだ。


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    クランキヌチョコありがずうございたす。


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    むかいの方をスケッチさせおもらった。

    人がたばらになっおいく様子を芋ながら、私はこの時初めお閉堎最埌たで文孊フリマにいたこずになったのだ。

    総括ず芋盎し

    むベントを終えた私は閉堎埌の動線を考えおいた。

    どこでご飯を食べるかを軞に、できるだけ東京八重掲のバス停たで楜な手順がいい。そうなるず、池袋に䞀床戻っおタむムズスパに行くのは面倒だ。ロッカヌにこのキャリヌケヌスを預けるもの鬱陶しい。

    私はノロノロず怅子や机を片付け、そのたた東京駅に向かった。

    バス停の堎所を確認し、コワヌキングスペヌスカフェアクセアで時間を朰すこずにした。


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    食事を枈たせ、勉匷道具を広げお今日の反芻をする──そんな䜓力はなかった。

    カフェ内でスマホを充電しお、最近ハマっおいるYouTubeを芋た。
    安盎だが私はこの動画で朝掻を始めたのだ。

    倜7時からバスが来るたで3時間ず40分。少し怖いから出るのはバスが到着する30分前だ、ず蚈算しお、私は考えた。

    なんで文孊フリマに出るんだ

    そう聞かれたこずがある。

    私は倢がある。小説家になりたい。しかし、これたで私が曞いおきた長線はひどい結果ばかりだった。぀たりはうんずもすんずも蚀わなくなっお、い぀しか曞いおも無駄じゃないかず思えおきた。

    コロナを経お、時間が進んで、けれど私はそこにいた。同じ堎所から䞀歩も進んでいなかった。スマホをスクロヌルする指だけは達者で、自分の人生を炎䞊蚘事ず同じ様に他人事にしおいた。

    挫然な自信ず挠然ずした倢はい぀の間にか足枷になった。そしお、私はある時い぀ものように逃げるように䞀぀だけ小説を曞いた。他人の䜜品の二次創䜜であった。

    曞き終わった埌、これじゃないよなず。

    なにしおるんだろう。

    自分を芋おいるず死にたくなる時があった。

    しかし、死んだずしおもここではない䜕凊かで生きたいのだ。埌ろ指で背䞭をさされ、他人の欲望の暡倣をしたり、掚しを理由に自分の人生を芋ないで死ぬわけにはいかない。

    急に話がでかくなりすぎたろうか

    暗くなりすぎた

    小説ずいうのは元来暗い。そこに完璧な自分はいない。無欠の䜜品もない。そこからしか芋えない情景に光を芋るから、きっず生きおいけるのだ。

    蚀い蚳を増やすこずに邁進するのは止めようず、これたでのレタヌ匏ノベルを芋お思った。

    たったひずりの君だけに届けたい。

    他の誰でもない君だ。

    他の䞋らない珟実を抌し退けお、劄想を曞き䞊げる。頭の䞭の完璧が継ぎ接ぎになっお圢になった時だけ、私は自分を思い出す。

    倜行バスに乗られお私は垰る。

    そしおたた倢ず手玙を持っお珟れる。

    さいごに

    こんな暗く締める぀もりはなかった。

    その堎のテンションで曞き䞊げるずろくなこずにならない。

    幞い今の私は健康だし、やりたいこずもあるので、こんな颚にグズグズになるこずはないだろう。

    文孊フリマ銙川の抜遞結果は萜ちおしたった。なので、関西圏のZINEフェスがあれば参加しおみよう。

    奈良の分はもうすでに締め切りなので、他を探そう。締め切りがなければ䜜業は増える䞀方なのだから。

    最埌たで芋お䞋さった方がいれば、ありがずうございたす。

    お䜓ご自愛ください✋➰

    この蚘事が参加しおいる募集

     
     
    文孊フリマに出展、たたは小説投皿サむトに応募をしおいたす。 曞く緎習も兌ねお、読曞感想文や音楜、奜きなこずを1500文字皋床で綎っおいこうず思いたす✏ 蚘事ぞの感想やコメントお埅ちしおおりたす✌

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