メインコンテンツへスキップ
見出し画像

信長✖光秀【ダブルエンジン】全80話(第16話)~『子育てママも是非』


    第16話 織田信長 × 比叡山
    革命はなぜ宗教を壊すのか


    比叡山延暦寺。

    京の北にある巨大な宗教勢力です。


    ただの寺ではありません。

    僧兵と呼ばれる武装集団を持ち、
    政治にも深く関わる存在でした。


    信長にとっても、
    無視できない相手でした。


    比叡山は浅井や朝倉と通じ、
    信長に敵対する動きを見せていました。


    戦の背後で、
    宗教が力を持っていたのです。


    ある日、信長は家臣に言いました。


    比叡山を討つ。


    その言葉に、
    家臣たちは息を飲みました。


    寺を攻める。


    それは戦であると同時に、
    信仰への挑戦でした。


    しかし信長は迷いません。


    戦に関わる者は、
    もはや寺ではない。

    敵だ。


    そして軍が動きます。


    比叡山を包囲し、
    一斉に攻め込みました。


    やがて、火が放たれます。


    乾いた木が燃え上がり、
    炎は一気に広がりました。


    山のあちこちで火の手が上がります。


    その中で、
    人の声が響きました。


    逃げろ~。

    助けてくれ~。


    僧たちだけではありません。


    山には多くの人が住んでいました。

    女や子供もいました。


    泣き声が重なり、
    叫び声が山に反響します。


    火は容赦なく広がりました。


    建物は次々と崩れ、
    炎の中に飲み込まれていきます。


    逃げ場を失った人々は、
    煙の中で倒れていきました。


    それはまさに、
    地獄のような光景でした。


    兵たちも、
    その光景に言葉を失ったと言われて
    います。


    しかし信長は、
    その場を動きませんでした。

    静かに見ていたと言われています。

    多くの人は思いました。


    やりすぎだ。

    残酷だ。

    そう言う声が広がります。


    しかし光秀は、
    少し違う視点で見ていました。

    信長は、
    宗教を壊したのではない。


    権力を壊したのです。


    比叡山は、
    信仰だけの存在ではありませんでした。

    武力を持ち、
    政治に影響を与える勢力でした。


    つまりそれは、
    一つの国家に近い存在です。


    信長はそれを
    許さなかった。

    一つの天下を目指す以上、
    複数の権力は不要です。


    その判断でした。


    私はその炎を見ながら、
    ある違和感を覚えます。


    この男は、
    すべてを一つにまとめようとしている。

    武士も、

    宗教も、

    権威も。

    すべてを。


    だがそれは、
    あまりにも強い力です。


    強すぎる力は、
    必ずどこかで歪みを生みます。


    もしその中心が崩れたとき、
    すべてが一気に崩れる。

    その光景が、
    一瞬だけ頭をよぎりました。


    私はまだ、
    その未来を見ていません。

    しかしこの炎は、
    ただの戦ではない。


    時代の形が変わる音です。

    そして同時に、
    何かが壊れすぎた音にも聞こえました。


    光秀の今日のつぶやき

    壊す力が強いほど、
    その反動もまた大きくなる。


    次回

    織田信長 × 僧兵
    信仰はなぜ武力になるのか



    💚ここまでです。



    #創作大賞2026 #コミックエッセイ部門
    #明智光秀 #織田信長 #戦国時代 #本能寺の変
    #歴史から学ぶ #リーダーシップ #人間関係
    #矢田和也 #ノート #note