
萌花、きみもか|毎週ショートショートno+e|半透明ハイキング
「急に透視能力、備わんないかなぁ〜」
とか言うDC(男子中学生)、マジ幸せだ。
俺自身DCだが、「やめとけ」と言いたい。
半透視当事者からしたら。
生まれ持って常にこう。
衣服やら半分透けて見える。
同級生や街の人にはもう何も感じない。風景。
けど誰か好きになっちゃったら、話は別。側に行きたくない。
能力のことは周囲にバラせない⸻バレたら普通には生きていけない⸻、だからひとり、「好きな子だけは、絶対ダメだ」と苛まれる。
幼なじみの萌花。
小学校途中から、避けてきた。視界に入れば、そっぽ向いたり。
昨日、男女数人でハイキングへ行った。
コースの途中にあって入った「タランチュラハウス」は管理が怪しかった。
ロープウェー駅で一休みの時、萌花が突然背中を突いてきて意味わかんなかったけど、帰ってシャワーを浴びてて背中のタランチュラの死骸に気づき、全部見えた。
今日、萌花に告白した。
「一緒だったんだな、嬉しい」
(410文字)
【補足な蛇足】
★ネタいきなりバレてん度・・・あたたたっ(4.5点)
タイトル画と題名で、結構盛大にf^_^;)
★お題消化度・・・あたっ(2.5点)
「俺」の視界は(いつものごとく)萌花たち仲間の半透明姿だったわけですが、字数理由でカット、描写なしのため。「そして実は萌花の視界もそうだった」わけですが、そこも読み手の想像任せですな。
「俺」の報われ度、よかったねぇ度優先の話、となりました😆
【#半透明ハイキングの別作品はコチラ】