
森見登美彦 聖地巡礼
先日京都に行く機会があったので、
森見登美彦作品の聖地巡礼を敢行した。
私に森見登美彦作品を勧めてくれたのは、大学の先輩だった。
先輩は同じ大学に再入学したらしく、私と入学年度は同じなのに一回り近く歳上で、サークルの主のような存在だった。
容貌は熊さんのよう、中古のピザバイクで通学し、ドストエフスキーなど好きなものを語り出すと止まらない。
そんな本から飛び出してきたかのような先輩の愛読書なら面白いに違いない!と私は森見登美彦作品に飛びついて、まんまとその虜になった。特に仙人めいた樋口さんは、先輩と重なって見えた。
大学時代の思い出が少しずつ遠くなっていく中で、満を持しての聖地巡礼。
下鴨神社、進々堂京大北門前、三角デルタ、偽電気ブランが飲めるムーンウォーク四条木屋町店、吉田寮などを巡り、その一つ一つが高揚感をもたらしたけれど、中でも強烈な印象を残したのは吉田寮だった。
気さくな寮生が中をぐるっと案内してくれ、映画の中に入り込んだかのような世界に飲み込まれた。とにかく古くて広くて、芸術的なまでにとっ散らかっている。醸し出される異様な雰囲気は、113年もの歴史によるものかもしれない。生まれ変わったら京大生になって吉田寮に入りたいと切に願ってしまった。
しかし、寮生たちは3月末までの退去を求められているそうだ。吉田寮の未来のため、オンライン署名活動が行われているらしい。
寮はきっと存続できるから、また遊びに来てくださいと言ってくれた寮生の笑顔が忘れられない。
どうかどうか、素敵なあの場所が守られますように。
吉田寮リンク
https://linktr.ee/yoshidaryo
※ちなみに、先輩に聖地巡礼の写真を送りつけたら、大層喜んでくれた。

スカートで飛び石に挑んだ私は馬鹿だった…

同じものを頼んでいる人が、カウンターに二人もいた(どちらもソロ活)。
そっと横目で見たら、二人とも森見登美彦の本を読みながら偽電気ブランを飲んでいた。
話しかけたくなったけれど、すんでのところでチキン魂に火がついて断念…。