
語句目録③ 第三夜篇 平成の御代 三酔人経綸問答
記事に登場します「四字熟語」などの説明です。
「春の章」
「第三夜 卯月 水曜の事」から
「痰飲の兆し」(たんいんのきざし)
:体内の水分代謝が滞り、余分な水分が溜まって 生じる病理的な状態(痰飲)の予兆のこと。 めまい、動悸、咳、身体の重だるさなどの
症状として現れるとされる。
【出典:張仲景「金匱要略」痰飲咳嗽病篇】
「春秋の筆法」(しゅんじゅうのひっぽう)
:客観的な事実を記述する際に、言葉の選び方
一つで、 暗に賞賛や批判の評価を下すような
厳しい記述スタイルのこと。
また、大義名分を明らかにし、正邪を厳格に
区別する 態度の例え。
【出典:「史記」 孔子世家】
「銘肌鏤骨」(めいきるこつ)
:肌に刻み込み、骨に彫りつけること。
転じて、受けた恩恵や恨みなどを、
心に深く 刻みつけて、決して忘れ
ないことのたとえ。
【出典:葛洪 「抱朴子」】
「僦馬之党」(しゅうばのとう)
:平安時代中期に、関東地方で活動した、
馬による物資運搬業者(僦馬)を中心
とした武装集団のこと。
優れた騎馬技術を持ち、しばしば受領
(国司)に抵抗した。
【出典:「日本三代実録」など】
「用和為貴」(ようわいき)
:人々が互いに仲良くし、争わないことが
最も大切であるということ。
また、単に妥協するのではなく、道理に
かなった形で調和を図るべきであると
いう教え。
【出典:「論語」学而編、「十七条憲法」】
「坑儒焚書」(こうじゅふんしょ)
:思想や言論を厳しく弾圧すること。
秦の始皇帝が、実用書以外の書物を焼き
捨て、儒学者を生き埋めにして殺害した
という故事から。
「焚書坑儒」とも。
【出典:「史記」 秦始皇本紀】
「陳勝呉広」(ちんしょうごこう)
:中国の秦末期に陳勝と呉広が起こした
史上初の農民反乱のこと。
転じて、反乱や暴動の先駆けとなる
ことのたとえ。
【出典:「史記」 陳渉世家】