
出口戦略で終わらない。そのずっと先、未来へのバトン。
還暦を過ぎて、
見えてきたものがある。
資産運用は、
出口戦略では終わらない。
貯めるばかり、
増やすばかりが目的ではない。
コツコツと積み上げたものを
画面越しに覗く。
それは、私の成果。
やりたいことにもお金を使う。
数年後は、年金をもらいながら。
足りない分は、
取り崩しながらの運用。
不測の事態があったとしても、大丈夫。
そう思えるぐらいの、分散もしてる。
だが、気がかりなことは、
まだ残ってる。
出口戦略。
その先の未来。
私の、だけではない。
◇
永遠の命はない。
私たちの代は終わる。
個別株も、
子供達が管理することになるだろう。
少しずつでも、
伝えなければいけないのは、
金融リテラシー。
とにかく貯金。
とにかく節約。
念仏のように
伝えていた日本人らしい伝統は、
時代の波の中
過去のものになるだろう。
子供の頃からお金のことを
タブーにするのもおかしな話。
何も知らないまま
社会に放り出すのは
どうかと思う。
ギャンブルではない。
きちんと世の中を見極める力。
どこに置くか考える能力。
リスク許容度を測る知恵。
決して一攫千金ではない、
地道な道のり。
みんなで学べばいいじゃない。
学校でも教えても、おかしくないと思う。
知らないことで
選べない未来もあるから。
がめつくお金だけを
追い求めるのではなく、
生き方の選択肢を広げるため。
やり過ぎも、
無関心もダメだと思う。
程よく付き合う。
若ければ若いほどリスクは分散できる。
時間が味方する。
複利の効果は絶大だったと
今なら思う。
だからこそ、
早いうちに知って欲しい。
お金が無駄な争いの元にならないように。
本人がしっかりと運用を、
続けられるように。
拾い集めた私の知識が、
無駄にならないように。
ただ、それは、
営みを豊かにするためであって欲しい。
心に余裕を持つためであって欲しい。
他の誰かにも、
手を伸ばすためのものであって欲しい。
◇
やり残した分は、
後の世代にバトンタッチして、
思い残すことなく去りたい。
時間がお金を育てる力を
私は身をもって知った。
だからこそ思う。
残したいのは、
お金そのものだけではない。
お金との付き合い方だ。
増やし方も、
守り方も、
使い方も。
人生を豊かにするための知恵として。
やり残した分は、
次の世代へ。
私には、バトンを渡す
義務がある。