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スパイスと、24歳差の週末ごはん

    歳の差ごはん①
    土曜日の昼前、ベルが鳴った。

    手ぶらだった。まあいっか。冷蔵庫にあるもので考える。

    ポルチーニがまだ残っている。あの旅以来、どの国に行ってもスーパーの乾物コーナーは必ずチェックしている。

    デンマークで食べたミートボール。いわゆる家庭の味。わたしはそれをヒントに、ポルチーニと豆乳を使ったクリーム煮にした。生クリームを使わなくても、コクが出るのがわたし流。

    年齢差は24歳。まだまだ食べ盛りの彼は肉料理が大好き。食の好みが似ているからか、何を食べるかで揉めたことがない。食いしん坊なわたしには、それが一番大事だったりする。

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    残り少ない乾燥ポルチーニ


    【 Recipe 】デンマークがヒントのミートボール ポルチーニと豆乳の煮込み ライス添え

    ■ 材料(2人分)+翌日のお弁当分
    ・豚挽肉 300g
    ・玉ねぎ 1個
    ・乾燥キノコ(ポルチーニまたはお好みで) ひとつかみ
    ・マッシュルーム 1パック
    ・豆乳(無調整) 200ml
    ・塩・コショウ 適量
    ・ナツメグ 少々
    ・オールスパイス 少々
    ・オリーブオイル 大さじ1
    ・バター 適量
    ・米粉 適量
    ・白ワイン グラス1杯
    ・ライス 適量

    ■ 作り方
    1.乾燥キノコを少量のお湯で戻す。戻し汁は捨てずにとっておく。
    2.豚挽き肉に塩・コショウ・ナツメグ・オールスパイス、すりおろした玉ねぎ、米粉を加えてよく混ぜ、一口大に丸める。
    3.オリーブオイルを熱したフライパンでミートボールを転がしながら焼き、表面に焼き色をつける。
    4.バターを加え、薄切りにした玉ねぎを入れてしんなりするまで炒める。
    5.戻したキノコと戻し汁、白ワインを加えて弱火で5分ほど煮込む。
    6.豆乳を加え、沸騰させないように弱火でさらに5分。塩で味を整える。
    7.ライスを添えて完成。

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    デンマークがヒントのミートボール ポルチーニと豆乳の煮込み ライス添え


    歳の差ごはん②
    新大久保で見つけたスパイスで作る、冷めても美味しい炊き込みご飯

    観劇の帰り道だった。

    新大久保で、南アジア系のグローサリーショップが目に入った。迷わず入った。

    パッケージの写真でピンときたミックススパイスを3種購入。これもジャケ買いというのだろうか。何を作ろうか考える時間も楽しい。

    週末、サッカーの試合があった。

    さっそく買ったスパイスを使って炊き込みご飯を作った。ジャンバラヤ風に、スパイスを効かせて。炊飯器は使わず、鍋で炊く。火加減、水加減は適当。何度か蓋を開けて様子を見ながら調整する。なんとかなっちゃうのが、炊き込みごはんのいいところだ。

    試合が始まった。

    彼はゲームに釘付けで、ぜんぜん食べ進まない。わたしはバクバク食べた。冷めても美味しい炊き込みご飯にしておいて正解だった。彼の皿が空になったのは、試合終了のホイッスルと同時だったと思う。

    年齢差は24歳。食べるペースも、だいぶ違う。わたしの方がかなり速い。気がつくと、彼よりたくさん食べている時がある。

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    ビリヤニ用ミックススパイス


    【 Recipe 】新大久保スパイスの炊き込みご飯 

    ■ 材料(2〜3人分)+お弁当分
    ・米(インディカ米または普通の米) 2合
    ・鶏もも肉 200g
    ・玉ねぎ 1個
    ・にんにく 2かけ
    ・生姜 少々
    ・プチトマト 6個
    ・ピーマン 3個
    ・マッシュルーム 6個
    ・クミン 小さじ1
    ・コリアンダー 小さじ1
    ・ターメリック 小さじ1/2
    ・チリペッパー お好みで(またはミックススパイス・カレー用スパイス)
    ・はちみつ 小さじ1
    ・ヨーグルト 大さじ2
    ・塩 適量
    ・ココナッツオイル 大さじ1
    ・水 適量(鍋の場合は米と同量を目安に)

    ■ 作り方
    1.鶏もも肉を一口大に切り、楊枝などで小さな穴を開けて味が染みやすくする。
    2.塩・コショウ、クミン・コリアンダー、すりおろしたにんにく・生姜、はちみつ、ヨーグルトを袋に入れて鶏肉と混ぜ、30分以上冷蔵庫で寝かせる。(前日に仕込むとさらに良い)
    3.鍋にココナッツオイルを熱し、みじん切りにした生姜と玉ねぎを炒める。
    4.鶏肉を加えて表面を焼き、カットした野菜、塩、コショウを加えて混ぜる。
    5.洗った米を加え、水を入れる。野菜から水分が出るので水は少なめに。塩で味を整える。
    6.蓋をして中火で沸騰させたら弱火にし、様子を見ながら炊く。
    7.炊き上がったら全体を混ぜて完成。

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    新大久保スパイスの炊き込みご飯 ジャンバラヤ風


    歳の差ごはん③
    スパイス香るキャロットラペと、消えたドレッシングのはなし

    彼が来る前日、にんじんを千切りにする。

    キャロットラペは時間をおくほど味が馴染む。だから前日か、当日の早朝に仕込む。これがわたしの週末の始まりだ。先日買ったスパイス、オリーブオイル、レモン汁、そして自家製ドレッシング。フランスの定番をスパイスでアレンジした、ANNA SPICE流の一皿。

    キャロットラペ用とは別に、ドレッシングを小さめのガラス容器に用意する。

    冷蔵庫に入れて、彼を待つ。

    食事も終わりに近づく頃、彼はドレッシングに手を伸ばす。

    小さなスプーンでドレッシングを飲み出す。ワインのアテとして。

    そして最後は飲み干す。

    怒る気にはなれない。それだけ美味しいということだと思うことにしている。いつも多めに用意しているはずなのに、最後、器は空っぽになる。

    年齢差は24歳。食の好みが合うかどうか、それだけが問題だと思っていた。まさかドレッシングで証明されるとは思わなかったけれど。

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    フルーツやサラダにかけるミックススパイス


    【 Recipe 】スパイス入りキャロットラペ ANNA SPICE特製ドレッシング

    ■ 材料(2人分)
    ・にんじん 2本
    ・塩 小さじ1/2
    ・レーズン 大さじ2(お好みで)

    ANNA SPICE特製ドレッシング
    ・オリーブオイル 大さじ3
    ・レモン汁 大さじ1.5
    ・はちみつ 小さじ1
    ・クミンパウダー 小さじ1(もしくはサラダ用ミックススパイス)
    ・塩・コショウ 適量

    ■ 作り方
    1.にんじんを細切りにして塩をふり、10分おいて水気をよく絞る。
    2.ドレッシングの材料を全て混ぜ合わせる。
    3.にんじんにドレッシングとレーズンを加えて和える。
    4.冷蔵庫で1時間以上おいて味を馴染ませたら完成。

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    スパイス入りキャロットラペ ANNA SPICE特製ドレッシング









     
     
    旅先で出会った美味しいものを、自宅のキッチンで再現したり、アレンジしたりするのが好きです。 欠かせないのはスパイス。 旅先でローカルなグローサリーショップ巡りが好き。 24歳差のふたりで囲む週末ごはんを中心に、旅の記憶とスパイスから生まれるオリジナルレシピを綴っています。

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