
何もできない赤ちゃんが、家族をいちばん動かしている【子育てエッセイ】
こんばんは。子育てしながら在宅で働くライターで、先月3児の母になったちあきです。
第三子が生まれてから、不思議だなぁと思うことがある。それは、何もできない赤ちゃんが、家族をいちばん動かしているということ。
生まれたばかりの赤ちゃんって、自分では何もできない。
ご飯も食べられない。
歩けない。
話せない。
寝返りだってまだできない。
できることといえば、おっぱいやミルクを飲んで、泣いて、眠ることくらい。
でも、そんな何もできない存在が、家族の中ではいちばんたくさんの人を動かしているなと思った。
たとえば、
私が授乳をする。
すると、夫は上の子たちのお世話をしてくれる。
実家では授乳マシーンと化してる私の代わりに母がご飯を作ってくれる。家事をしてくれる。
私のシャワータイムは父が赤ちゃんを見ていてくれる。
子どもたちだって、赤ちゃんに動かされている。
第一子ちゃんは「おむつ持ってくるね!」「ばあばにミルクをお願いしてくる」とお世話のために家中を走ってくれる。
第二子くんは赤ちゃんが泣くと「よしよししようか〜」と頭をなでてくれる。
赤ちゃん本人は、誰かに「お願い」と言ったわけじゃない。でも、その存在があるだけで、家族みんなが自然と役割を見つけて動き始める。
なんだか、すごいことだなと思う。
私は今まで、家族を支える人は、家事をする人や働く人なんだと思っていた。
でも、支えるという意味はきっともっと広くて深くて。
何もできない小さな赤ちゃんも、ちゃんと家族を支えている。いや、支えているというより、家族をひとつのチームにしてくれているのかもしれない。
毎日は慌ただしい。
寝不足だし、授乳は忙しいし、思いどおりにならないことばかり。
それでも、赤ちゃんが家族の真ん中で眠っている姿を見ると、「この子が来てくれたから見られた景色なんだな」と思う瞬間が、ある。
第一子ちゃんがお姉ちゃんになっていく姿。
第二子くんがお兄ちゃんとして優しく声をかける姿。
夫が上の子たちと一緒に少しずつ家事スキルを磨いている姿。
そして、私自身も3児の母として新しい毎日を過ごしている。
全部、この小さな赤ちゃんが連れてきてくれた景色。家族をいちばん動かしているのは、この子なのかもしれない。
そんなことを思いながら、今日も小さな寝顔を眺めている。
明日もいい1日になりますように。