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【コメディ小説】悪魔レナの不条理な日記①

    〇月X日
    季節は春、アタシがゆいと出会う前の話。
    髪型も今と違って長めのミディアムヘアだった。

    時間は早朝4時。
    外は若干うす明るいが、日はまだ登ってない。
    バイトが終わり、帰宅する途中
    コンビニに寄って缶コーヒーを手に取る。

    レジで会計を済ませ、店の外に設置してある
    喫煙所へ向かう。

    喫煙所にはストロング缶片手に
    タバコを吸ってるおっさんが一人。

    ヨレヨレのTシャツに短パンと
    便所サンダルといった出立ち。

    ハゲ散らかした頭に、無精髭
    だらしなくたるんだ腹。

    見た目がドブに住んでる
    ガマガエルみたいなオッサンだわ。
    ってか、店の前でスト缶開けて飲むなよ。

    アタシはあんな汚らしい
    オヤジの側でタバコ吸いたくないし
    一人で過ごしたかったので
    灰皿から少し離れた場所で一服した。


    缶コーヒーをあおり、タバコを吸う。
    プハーっ!仕事終わった後の一本って
    たまんないんだよね!

    アタシはささやかな幸せに浸っている時
    ガマガエルのオッサンが話しかけてきた。

    「おい!」

    「あ?」
    振り向くアタシ。

    「灰皿から離れて吸ってんじゃねえよ!」
    ガマガエルは急にアタシに
    喧嘩口調で注意してきた。

    「あっ?別にいいでしょ?
    近くに誰もいないし、
    灰皿からちょっと離れただけじゃん?」

    ここはトラブルになるのも面倒なので
    柔らかめの口調で反論する。

    「やかましい!黙って灰皿でタバコ吸えや!」

    コンビニの店員でもないクセに
    いきなりキレ気味で意味不明の
    自分ルールを押し付けるガマガエル。

    夜勤明けの疲れもあったせいか
    ムカついてきた。

    「あ"っ!?だったら何だっつうんだよコラっ!!」

    アタシはこのガマガエルにキレ返し
    鋭い眼光で睨みつけ詰め寄った。

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    「何だコラッ!?女の分際で
    生意気ぬかすんじゃねえ!!」

    ガマガエルは少し怯んだけど
    ナメられるのが嫌なのかキレ返す。

    「ツバ飛ばして汚ねえんだよ!
    デブでハゲ散らかして、息ドブくせーんだよ!」

    アタシもボクシングで
    ストレートを打つかの如くやり返す。

    こんな汚らしい上に急にケンカ腰で
    物を言うアタオカなオッサン
    マジで嫌いなんだよね。

    「ああ!?なっ、何だコラ言ってみろ!」

    「それしか言えねえのかよ!
    この脳みそスカスカスポンジが!」

    「なっ、何だコラ言ってみろ!」

    このガマガエル、アタシの凄みに
    少しビビってきたみたいだね。

    「言ってやる!お前のスカスカスポンジにも
    分かるように言ってやるよ!」

    その瞬間何かが覚醒したのか
    アタシはこのガマガエルに向かって
    ラップで罵った。


    「チビ!ハゲ!デブ!

    三拍子そろったポンコツスペック!

    その歳こいて威張るだけ?

    中身スッカスカ、人生ハリボテ!

    女にモテねぇ!

    仕事もできねぇ!

    酒とタバコで脳ミソ溶けてるぜ!

    若い女にしかイキれねぇなら

    そのプライドまとめて灰皿へ!」

    アタシの中にエ〇ネムが乗り移ったのか
    いきなりのフリースタイルラップで
    ガマガエルに容赦なく攻撃、

    アタシの怒鳴り声からの
    一方的なフリースタイルラップで
    ガマガエルは硬直しだす。

    「悔しいか!?悔しかったら
    反論してみろオラッ!」
    アタシは更に容赦なく煽る。

    「う、ううっ……。
    何もそこまで言わなくてもいいじゃねえかよ...。」

    するとガマガエルは怒り狂うかと思いきや
    涙目になって足早に去っていった。
    意味わかんね。


    アタシみたいな若い女にボロクソ言われて
    完全に心折れたかも。
    ざまぁ(笑)!


    「女だからってナメてんじゃねえぞ!
    このスト缶貧乏人がコラッ!!」


    アタシは中指を立てて
    そそくさと去るガマガエルに向かって
    大声で叫んだ。

    「あ、あの~……お客さん、
    揉め事は困りますんで勘弁してください(汗)。」


    外の様子が気になったのか
    コンビニの店員がアタシの方に来て
    注意してきた。

    「あっ、さーせん!ご迷惑おかけしやしたー(汗)。」

    アタシも店員に平謝りして事なきを得た。

    ちなみにアタシはラップなんてやった事がない。
    そこら辺にいるか弱き乙女だ。

    でも、ああいう女とか弱い立場の相手にしか
    イキがる事ができないヤツって
    見るだけでヘドが出るタイプなんだよね。

    ああいうヤツに限って
    ちょっと言い返すと弱気になるの情けないよね。

    ケンカできねえなら
    最初からイキがるんじゃねえよ!


    タバコを吸い終え、缶コーヒーを飲みきった
    アタシはその場で帰宅。

    あー、化粧落としてシャワー浴びてぇ……。

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    ……続く...かもしれない。


     
     
    AIイラストと創作小説を中心に、 少しスパイシーな青春と日常コメディを発信中。 パンクな悪魔、清楚系女子、 サブカルメガネっ娘達の どこか懐かしい夏の日々を描いています。

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