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2026/05/21 雨と緑

    夜に雨音で目を覚まし、また眠る。
    朝。まだ雨は降っていて、久しぶりに湿度を含んだ空気を感じながら駅へ向かう。

    道すがら見かけた蕾の紫陽花に水滴が滴っている。
    葉の驚くほど濃い緑は、生命力そのものだ。

    二十四節気ではちょうどこの頃が「小満」。
    気温が上がり始め、草木が茂る候。
    万物が成長し、天地に満ち始める時期。

    午後の仕事が一段落した後に、オフィスをちょっと抜け出して近くのカフェへ。
    抹茶シェイクを頼んで屋外のテラス席に腰を下ろす。

    小雨を含んだ風が木の梢を揺らしている。黒く濡れた幹と、ざわめく若葉のコントラストが美しい。甘ったるいシェイクをちびちび飲みながら、限界までこの休息時間を引き延ばそうと試みる。

    雨は世界を等しく濡らすから、いつもより街が優しくなる気がする。
    日ごと濃くなる緑を感じながら、しばし微睡む。




     
     

    層

     
     
    生きることの意味は、結果ではなく過程にあるのだと思う。いつか、この場所を遠く離れて振り返る。その時に「あれはあれで良かった」と思えたなら、それだけで、もう、十分じゃないか。

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