メインコンテンツへスキップ
見出し画像

【091】 ゼブーと水牛

    【このブログの目次はこちら】

    (*写真はインドコブウシ、現地名はゼブー)

    ヒンドゥー教における神の遣いは白くて背中に瘤のあるゼブー。ヒンドゥー教の最高神シヴァの乗り物「ナンディー」は牡ゼブー。ヒンドゥー教徒はゼブーは食べない。乳はOKだが、ゼブーの乳は乏しい。

    ゼブーと反対の立場は黒い水牛。水牛は悪魔の遣いで、インド神話にはマヒシャ(摩希刹)と呼ばれる水牛と人間の間あいの子この魔神がいる。水牛ならヒンドゥー教徒でも食べてOK、と言ってもそもそもベジタリアンが主流なので肉は食べない人が多いが。

    インドの人口は2025年現在で約14億人強。人口の約八割がヒンドゥー教徒だが、残り二割ですら3億人くらいいる。イスラム教徒はインド人口の約15%、キリスト教徒が約3%、シク教徒が2%、ざっくりこんな感じ。シク教徒もベジタリアンが多いが、イスラム教、キリスト教には牛肉禁止の概念はなく、一国で2億人超の牛肉需要がある。日本の倍くらいだ。

    ただし、である。この人口14億が真実ならば、という注釈がつく。実際はどうだか分からない。PRC と競るための盛り過ぎの数字という可能性もある。

    世界中から移民が押し寄せるアメリカですら約3.4億人。不法移民、無戸籍者を足しても多くて4億にも届かないだろう。それがインド、PRC では14億人にもなるのか? 

    PRC は2015年までの36年間、一人っ子政策を採ってきた。そして最貧国民ですら PRC を移民先には選ばない。目指す先は西側諸国である。さらにチャイナ人自身もどんどん西側へ移民しているではないか? ウイグルでは強制不妊などの民族浄化もしているのだろう? なぜ人口が増えるのか?

    今、我々が信じ込まされていることは、「全部嘘でした」となる日が近いのかも知れない。

    さて、インド水牛の肉は食用に、乳は乳製品に多用されている。なおモンゴル、チベット、インドには家畜の乳製品文化が古くからあるのに、チャイナ、日本にはほとんどなかった。この謎もいずれ解明したい。

    シク教は15世紀末にグル・ナーナクが興した一神教で、シク教徒の正装はターバン。シャカの逸話や説法を紹介する絵本などで、ターバンを巻いたインド人が出てくるが、あれはあり得ない。

    インド人=ターバンのイメージは、イギリス植民地時代にインドで被差別階級だったシク教徒が、後にイギリスに積極的に協力するようになり、欧米人に仕えるインド人=ターバンのシク教徒となった為に起きた幻想である。

    さてゼブーに次ぐ、ヒンドゥー教での聖なる動物はインドゾウ。シヴァ神とパールヴァティー神の息子ガネーシャは、頭象体人の神。そして神の遣いのサルはハヌマンラングール。

    ざっくりまとめると、それぞれ神聖な動物は、

    ヒンドゥー教:ゼブー・インドゾウ・ハヌマンラングール
    仏教:インドライオン・インドサイ・アクシスジカ
    道教:鶴と亀

    となる。

    道教と鶴と亀については、「【042】 亀頭とアーモンド」で説明済みなので興味ある方は一読されたし。

    次のブログはこちら。


     
     
     
    Amazon Kindle でトリに関する本や写真集を出版しています。 昭和後期のサブカルチャーの研究をライフワークにしています。

    あなたへのおすすめ