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【036】 能あるホークはネイルを隠す

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    (*写真はタカ目タカ科クマタカ属クマタカ)

    2007年発売の『ルー語でかるた』。私は買ったのだが引っ越しの際に捨ててしまった。まだ買えるようだが、買い直すほどでもないので覚えているものだけ紹介する。

    藪からスティック
    ちりも積もればマウンテン
    仏のフェイスもスリータイムズ

    デビルに金棒
    寝耳にウォーター
    二階からアイドラッグ

    一応許容範囲内だが、最後はダメ。アイドラッグなる薬はない。目薬は Eye drops である。

    そして本題の、能あるホークはネイルを隠す。

    Nail は人間の爪のみ。猛禽類の爪は Talon(タロン)である。人間と猛禽類以外の生物の爪はすべて Claw(クロウ)。偶蹄目、奇蹄目の蹄ひづめは Hoof(フーフ)だ。

    カニもワニもカブトムシも、サルもイヌもアシカもペンギンも、みんなクロウ。

    クロウはカギ爪である必要はない。ゾウの爪もクロウである。当然クマはベアクロウ。指の間に箸を挟んで、ウォーズマンの真似をしたのが懐かしい。

    陸上に上がらない海獣で唯一、爪があるのがマナティ。マナ、マニはラテン語の「手」関連語で、実例はマニュアルやマニキュア。マナティも爪が注目されてこの名前になっている。

    ついでに、陸に上がる海獣の分類を紹介しよう。総称は Seal(シール)で、これは Sea Lion の短縮形。理由は吠えるから。ではアザラシ、アシカ、オットセイの違いは何か? 英語で覚えれば簡単である。

    アザラシ:Seal
    アシカ:Eared seal(耳アザラシ)
    オットセイ:Fur seal(毛アザラシ)

    耳介ないのがアザラシ、あるのがアシカ、毛深いアシカがオットセイ。

    また Sealion を Seadog と呼ぶ英語ネイティブも割といる。確かにライオンよりイヌに似ている。

    私の子が二歳くらいの頃、水族館の大型水槽の側面からアシカを見たときのコメントが、子供らしく正直だった。遠目で泳いでいるときは「トット!トット!(魚の意)」と興奮していたのだが、ドアップで近づいたときに、「え? ワンワン?」と言ったのだ。

    再びタカを見ていこう。

    新幹線はくたか。これも重大な誤りを含んでいるのだ。

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    Amazon Kindle でトリに関する本や写真集を出版しています。 昭和後期のサブカルチャーの研究をライフワークにしています。

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